2007年2月16日(金)



本日もいいお天気
夜明けもだいぶ早くなった。

夕べはチョー早く寝たので
朝はけっこう早く目が覚めて
なんとか授業の準備と
テストを作った。

今日は車で通勤
いろいろ仕事が目白押しになってきて
だいぶ年度末らしくなってきた。

お昼から農大に行って
2時間講義をして
最後の1時間で試験をした。

なんかうれしかったのは
テストにみなけっこう
ちゃんと向かい合って
書いてくれていたこと。

早くできた順に
帰ってもいいようにしたが
みな、なかなか持ってこず
頑張ってやってくれていた。

ベルがなってもまだ1/3近く残っていて
さらに10分後のベルがなっても
まだ数人取り組んでいた。
最後の一人が終わったのはさらに30分後だった。

今回はまたやっぱり
こちらの方がいい勉強をさせてもらった。

ほんとにいろんなタイプの人がいる。

わたしは、学生の頃は、だいたい何でも
平均点野郎だったので、何をやっても
先生の顔色を見て、ま、この辺を
適当にやっつけとけば、なんとかなるだろ!
程度の姿勢だった。

そういう似たような平均点野郎も
もちろんいる。

本気になったのは講座に移行してテーマを
もらって、自分のやっていることの
位置づけというか意味を、先生にうま〜く
教えてもらって、誉めてもらったりしてから
ちょっとだけ、何か集中してやるというのが
わかったような気がした。

おもしろい。

10年前にここの教官だった時は
そういう思いで、なんとか
気づきというか、やる気になってもらえるには!
みたいなことばっかり考えていた。

10年経って
自分で、あ〜ちょと変わったな!
と感じたのは、

人にやる気になってもらえるには!
とか考えたり悩んだりするよりも
ストレートに、自分自身が納得できる授業を
やりきる方がいい!というような感じか

おこがましいことを考えていると
ついつい、その裏というか、真相には
こたえというか見返りというか
自分がよかれと思ってやったのに・・・
みたいな感情が必ずついてしまう。

100人いれば100のタイプがあって
100の反応がある。
ところが自分が想定して
自分が期待している反応というのはは
せいぜい2,3しかないわけで
それは結局は自分自身の枠でしかない。

早くシャカシャカ答案を書けて
しかも、授業をしてこちらが狙ったこたえを
うま〜く書いてくる力を持っている人もいるが、
そういう人は、枠からみれば、OKなのだが


実際、社会に出ると、いくら能力があっても
結局何をやっても平均点までで、そのままでは
結局、能力が開花しないまま意外と伸びないかもしれないし、

そういう人が、もっともっと本気になって
向かってくる提案ができたら、
また全然ばけるかもしれないし
そんなのはまったくわからない。


書いては消し書いては消し
しかも残した答えは、全然教えようとした内容とは
違っている・・・
けど、本人は、どう見ても真剣に答案用紙に向かっている。
農大はそういう学生さんもけっこう多い。


答えが一つしかない算数とか理科とかいう話では
そういう人は成績としてはあまり良くなかったのかもしれないが
これから社会に出て、モノづくりに徹したり、こだわったりとか
あるいは組織の中で歯車とか滑車とか潤滑油とかに
なっていくとかいう部分でいうと
平均点とかNo1とかじゃなくて
オンリー1の色を持った人がいっぱいいる!
と感じた。

ということで
そういう面では、いろいろ気づきをもらって
わたしはよかったのだが、
実際の講義の内容の伝わりがどうだったか
という点でいうと、講義としては今一つ失敗!
けっこう準備したつもりだったが、
もっと工夫しなければいけない。



たかが、通りすがりの9時間のみの
講義をする方と、聴く方の関係にすぎなかったわけだが

就農する人、農業関係の仕事につく人は、
そのうちいつかまたどっかでお仕事などで
再会をしようじゃないか!


職場に帰って、またいっぱいの
机の上をちょっとだけかたずけ
家に帰った。



マコが腹痛で塾をお休み。
チョコの食べ過ぎじゃ!
今日は参観日で
修学旅行の話もあったらしい。
いいなあ。


モリをつかまえてまた将棋をした。
飛車角は飛車角
金銀は金銀
桂香は桂香
歩は歩
それぞれ働きが違って
王玉を守る。

歩は相手陣で金に化けるし、
相手の看板飛車角の道を防いで
いぶし銀の働きもできる。

スーパーな飛車角であっても
道がふさがっていればゼロだし、
仮にお互いに道をふさいだりするならば
ゼロ以下の場合もある。

オンリーワンの役割が連携しあって
盤を進める。
相手の作戦を読んで、はずされ、また練り直し
いろんな手をうちながら
少しずつ詰めていく。
どんでん返しもあれば逆もあり
攻めきりもあれば、守りきって勝ちもある

なるほどなるほど
世の中も将棋もおもしろいじゃないか。


もう、歩と金だけでは
モリにかなわなくなってきた。
ちょっと駒を足してくれ〜。
いや次の作戦に変えるか!










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