2007年6月13日(水)



本日からとうとう梅雨入りか
というような感じで曇り

今日は車で通勤
職場でちょこっとようだいをいってから
バンチョーと空港へA山先生をお迎えに行った。
ちょうど3ヶ月ぶりか
飛行機は15分遅れ
あいかわらず東京便は
羽田の混雑のために遅れ気味のようだ。


なんとかお天気は
曇りのまんまで
そのままレイホクまで行った。

普及所でご挨拶してから
M氏にKウチさんちまで
連れて行ってもらった。


ハウスは中も外も
とてもきれいに管理されていて


いつだれがみても
ほれぼれするお世話ぶり

お昼を回ったが
40分近く
いろいろ取材が続いて
わたしらもK内さんのこたえっぷりに
ニヤニヤしっぱなしだった。

それから
道の駅で大盛りきつねソバを食べた
ホントに大盛りでおいしかった。
JAの去年までの米ナス指導員のO石くんが
来てくれ、またいろいろ
いい話をしてくれた。

それから2時から出荷場に行って
目慣らし会へ参加した。


もう転勤して13年にもなるが
旧知の農家の方も、何人もいて覚えていて
くれてそれはとてもうれしい。



もちろんきちんと全員参加で
検査員の説明にも
きちんと話が聞かれていた。


それから指導員のS氏が
サラッと履歴のことで
薬剤散布をしたら、翌日の
出荷時に出荷伝票に、薬剤名と倍率を
書いて出せば、あとはJAでシステムに入れる
ようにするという話をつないだ。

実はこれ
ほんとにすらっと説明して
誰も何も言わなかったが
県内初の取り組みとなり
秋田のふるさとさんや長崎など
去年視察に行った先進JAが
どこもやろうと試行していたやり方
何ヶ月も毎日収穫が続く果菜類での
究極の方法
JAこうちのF氏らも検討中のやり方で
結局、記帳する方にとっても
回収してチェックする方にとっても
ちゃんとやるなら、一見たいへんなように見えるが
一番楽な方法となる。

最終は、作が終わった時に
きちんとデータと共に反省と改善案が
お返しできたらいいものになっていく。
農家は、自分のカレンダーの
作業記録とそれを照らし合わせて
いろいろじっくり自分で作戦をまた練ればいい
という仕組み。

ぜひ頑張って
県下のモデルとして
仕上げてもらいたい。

それからM氏の方からは
腐敗事故や異物混入などを無くしていくために
レイホク版点検シートを提示して
全部会で今年からやってもらうようにします
とこれまたサラッと提示。

これもまた
サラッと提示して
じわじわ当たり前のものにして
衛生管理とか品質管理に今よりもちょこっと
みんなが意識を高めていくためのしくみ
としていけばいいだけのことで
県下初の全戸実践へ向けての第一歩で
すばらしい。


ということで
つつがなく目慣らしは終了

わたしはただ一つ不満だったのが
米ナスの規格の話

園連によると
今とても安く
AMがかろうじて500〜600円
ALは○Aよりも安い
レイホクはけっこう大きめでとってしまう人が多いので
Lにするよりはなるべく早く取って、
○Aの規格は250g〜なので
そんなんでいいという話で終わってしまったところ。

今の規格が正しくて
今の単価しかなくて
農家の手取りを上げるには
言うとおりなのだが
それでほんとにいいのか!?


普通のナスは80g
長なすなどでも140gとかなので
250gでもまあ大きいといえば大きいのだが

米ナスはあくまで一本売り
250gくらいだと
実際は全然見栄えがしない
それに、おいしいのはもうちょっと大きい方がいいし
料理にした時のインパクトも弱いので

あえて米ナスを買う必要性が
どんどん薄れてくる。


価格が安い

安くても見合うように小さく取る

米ナスの魅力そのものが弱くなる

よけい売れなくなる

よけい安くなる

こういう悪循環の構図を
どんどん産地自らが
間違ったマーケチングで助長している
ように思えてならない。

ナスの王様の
米ナスの本当の魅力はもうちょっと大きいもの
じゃないのか!

消費宣伝の経験者なら
250gのちっちゃい米ナスが
いかに売りにくいか!
出前でプレゼントしても
ちっちゃいと拍子抜けしてしまう

何よりも
お皿に盛って
お〜と喜んでもらえるものを
作っていった方がいいのじゃないか!


ということで
そこはグッとこらえて
次は現地検討会
ユスハラの方からも
生産者関係者がたくさん来て
いろいろ品種を植えている圃場で
賑わった。

ここは昨年アカメガシワクダで
おじゃましたところで
今年もまたいろいろ
違う作物も植わって
楽しそうになっていた。

それから
次は普及所に移動して
検討会


これまたみなまじめに
きちんと検討がなされていた。

A山先生も
あんまりみんなまじめに
きちんと会が行われているので
いつも高知はこうなんですか
とびっくりされていた。

それから夜は


米ナスを自ら食べる習慣いや週間

さめうら荘に移動して


ピザ風



田楽


揚げ出し


たたき

など定番メニューだが
所かわれば・・で
味を楽しみつつ
なごやかに
レイホクユスハラお山の交流会が続いた


先生もわたしらも
何よりも驚いたのは

交流会まで参加したのは今回は
男性陣のみであったが
なんと、ほとんどの方が
かなり年配の方にいたるまで
みんな、自分でいろいろ料理の話が
熱く語れる!ところ。

ある方は、皮は切り干し大根のように
干して、佃煮にしてもいいし
きざんでチラシ寿司に入れてもうまいぜよ!
なんていうし
ある方は、シロップ煮にしたらモモみたいなぜよ!
なんていうし
ある年配の方は、台所に立つと
奥さんがはずかしいきやめて!
といつもおこられてしまうが、
わしはスキやき料理もやらあよ!
とかいうし

6年も続けてきた
自ら食べる週間の取り組みの成果
すばらしいじゃないか!

K内さんは
とりあえず10年は続けるで〜
10年目には何かもっとでっかい
イベントもやりたい!
と、また
熱く語ってくれた!