2012年11月21日(水)


本日は東京でお目覚め

まずまずのお天気
東京は夜明けが早いので
ゆっくり寝ようと思っていたが
目が覚めた
・・・
お〜
これならやっぱり築地に行けば良かった

ということで
朝の渋谷を
チラッとお散歩したり
朝食を食べたりして

それから
協会へ

Kさんは
今日も朝一番に市場に行っていたそうで
しかもその前に
レストランを使った提案書なんかまで
準備してくださっていたりして
感謝感謝だった


それから
ヒカリエに行って
農大とがっこうの野菜を見に行った


なかなか目立つところに
置いて下さっていてびっくり



すごいじゃないか!
手作りのチラシもちょい大きいかと
思ったが、いい感じだった。
今はまだナス198とピーマン158だけなので
コーナーとしては
もったいない
・・・
伺った店員さんも
申してくれていたが
これなら
とにかく
いろんな品目を
もっともっとおくりこんでもらいたい!
頑張れ農大!
3月までなんとか継続して
チャレンジしてもたいたい。


それから
農大と同じところの下に
がっこうの根菜類も販売して
もらっていて

こちらは
ちょい単価設定が高すぎて
動きが悪いそうで・・・
消化仕入れではないので
価格は改善必要

せっかくルートが出来たわけで
がっこうの近くの卒塾生の皆さんの
品物も可能であれば
チャレンジしてもらいたい!


それから
もっとびっくりしたのは
このコーナー!


K県のナスのコーナーがとても充実していた

高知はナスも米なすも小ナスも日本一だが
・・
長なす、丸ナスもあるが
本来ナスは世界中に何百品種もある!

K県のこのナスコーナーは
ゼブラとか緑とかシロとかちょー細長いやつとか
いろいろセットで飾られていた


昨日
こだわり青果市に出展して下さっていた
トサシの文旦のS果樹園のSさんは
なんと文旦を40品種くらい集めて全部作っているという
もちろんそれで直接商売するわけではないが

果実の断面写真とかでその違いや特性を説明して
いかに土佐文旦がおいしいのか!
水晶文旦がおいしいのか!
をしっかり語られていた。

さらに加工品の文旦ジュースのペットボトルを単に並べて試飲してもらうだけでなく
絞って冷凍して保存してある生ジュースを業務用で持ってきていて
飲食やカクテル用等の方から
いろいろ注文をいただいていた

1戸の農家さんでも
これだけ努力されている!


せっかく何十人、何百人の部会でまとまっているところも
いっぱいあるわけで

やる気になれば
何だってできる!

そんな体制にあるのに
何年経っても何もかわらない!
そんな産地のまんまでいいのか!


トマトなんかも、もちろん主流は桃太郎だが
その桃太郎を売るために
ほんのちょいづつだが10種類以上いろいろ作り始めた農家さんも多い


世界には何百やそこらじゃない位のいろんなトマトがある
何万種の野菜がある
その多様性はどんどん失われつつある



ここのところ
地産地消品で地産外商していくために
直販所回りなんかもしているが
数年前まで
もっと魅力がある!と感じていた
県内の直販所やインショップも
すごく画一化されてきていて
品目も普通のレギュラーコーナーと
似たり寄ったりになってきていて
魅力は低価でいくか、たくさん入っているか、ちょっと新鮮かだけ
みたいになりつつある。


シェフが使いたい!
主婦の方が、料理して食べたい!食べさせたい!
と思ってもらえる
選んでもらえる
もっともっと
楽しい野菜づくりができるのじゃないか!
などと思ったのであった



もちろん
ナス農家さんがメインの品種の他に
いろんなナスを1品種1本づつ
100品種揃えただけで
販売は、市場におまかせで送っているだけでは
まったくダメで


そういうイレギュラーを求める
お客さんから直接注文も取れて送れて精算できるようなしくみを
合わせて作ったらいろいろ広がっていけると思って
あれやこれやチラチラわるだくみしているが

なかなかむつかしい
・・・

また、実際には、そういうしくみを作っても
セールスしないと何にも動きにはならんわけで

それにコストがかかるわけで
そんな余裕はないよ!
みたいな話になりがちだが
・・・

セールスなんて
こういう商談会にチョコッと出展してみたりしたら
誰でもすぐできるようになっちゃうわけで

実際には商談会に出るまでもなく
1農家さんが、それぞれちょこっとづつ
情報発信したり、知っているお店とかレストランとか
担当さんとか、親戚とか、物々交換とか
声かけしたり、つぶやいたり、送ったりしはじめたら
・・・
いろんな動きに広がってくる!
そういう時代にもうすでになっているのだ



ということで
お昼はうどんを食べて



それから
次は
ビックサイトで開催の
オーガニックエキスポへ行った



昨日に続いて
Mr.Oさんと
ものべ川のYさんらが出展して頑張っていた。

お客さんもひっきりなしに来ていた


圧巻はSネ県のブースだった
県の担当者の方ともいろいろ情報交換できてよかった。
それから
S農園さんらのグループがすごかった
Sさんのところで研修をした10人ほどの
新規就農の皆さんはすべて
のれん分け独立をはたし
10戸で9haほど栽培しているという
・・・
露地が中心ですか?
と伺うと
ハウスが9で露地が1です!

なんと
。。。

大きい方で3ha規模
小さい方でも50aくらいの規模で
有機グループ

しかも
全戸がちょっとづつ出資して
販売会社を立ち上げ
事務員さん1名、営業1名で
全員の販売営業事務を受け持つ体制

肥料なんかも1000袋規模で一括購入
ダンボールや袋なども統一規格ブランドで徹底的にコストダウン
葉菜類中心なので
出荷は
それぞれが荷造りはして
契約の宅配業者が夕方それぞれの家を集荷に回ってくれる

販売先は
高知の有機カリスマO農園さんとほぼ同じで
OシックスやRデッシュさんやD会とか
量販等の流通センターへ直販

市場や仲卸さんには申し訳ないが委託販売は
ほとんどしていないそうだ


市場の仕切りだけ見て
フラフラふらふら出荷したり
分荷したりで
安い安いというだけの営業や販売は


営業、販売とは言わない!
そうだ。

生産の規模といい
品目をずらっと揃えて、栽培方法をJASで統一して
徹底的にコストダウンも計って競争力も持って
しかも
しっかりした理念で
量も、価格も、品質も小売りと一緒になって顧客ニーズに応えて
安定して継続して取引してもらう
もちろん顔も見えてやりがいもある
おいしい!と言ってもらえる
儲かっている

すばらしい


こんな風に
生産〜流通・販売まで
一枚岩で動ける
産地づくりを
本気でやっていきたい!


ということで
夕方の飛行機で高知に帰ってきて

一旦家に帰って
ごはんを食べて


今日は
さらにまだもう一仕事

ハルノへ

8時半から
トマトサミット2013の打ち合わせ

こちらでも個人販売の農家さんらは
熱心にやる気満々!

10人集まって
11時すぎまで
みっちり話し合いをした


それに比べて
部会系は
今のところ参加もなし
・・・

しきたりなのか
慣習なのか
めんどくさいだけなのか


市場に出すだけで
安い安いというだけで
結局去年と同じことの繰り返しで
変わらない

5%いや1%でいいので
違うチャンネルでの出荷体制と精算体制に
チャレンジできないのか!

○○部会のトマトで販売できても
○○部会の△△さんのトマトでは販売できない
まんまで、本当に満足なのか!
後継者を育てていけるのか!
顧客はついてきてくれるのか!


技術でも流通でも
イノベーションにみんなで携われば

もっと楽しくて
やりがいがあって
おもしろい


ということで
なかなかに長い一日は
いろいろ刺激もいっぱいもらって
頭の中もいっぱいになりつつも
ちょい整理できたような気もしつつ

無事終了したのであった
・・・