水道モニターの提言書から
                                    



 水道のモニターをやらしていただいたおかげで、毎日、ともすれば
当たり前に使っている水のことを考え直したり、いろいろ勉強させて
もらえたりと感謝しております。
 さて、四国の中でも高知県は水に恵まれていますが、お隣の香川県
などは、水問題は切実であり、水を大切にする習慣が小さいときから
きっちりしているようです。先日、香川に住んでいる親類の子が遊び
に来たとき、歯磨きの時の水の使い方を見て驚きました。まったくムダ
がありません!うちの孫達と比べると何分の一くらいの水をうまく使って
きちんと用がすんでいました。一方で、孫達の水の使い方は、まさに
私たちの水の使い方と同じであり、毎日の習慣とゆうことはほんとうに
恐ろしいものだなあと感じました。毎日の中で、取水制限がたびたび
出されたり、水不足が日常茶飯事となれば、生活はたちまち困って
しまいます。しかし、おのずと水を大切にする習慣は身に付いてくる
ようにも思います。
 昔と比べて完全にライフラインが整備されて、ついついその便利さに
慣れてしまっています。そしてついつい頼り切ってしまう生活となり、
そして今度は浪費していく傾向になってしまいます。最近では携帯電話
がまさにそうで、なかった時は、ないなりになんの支障もなく生活していた
のに、わずか数年で個人が持つまでにいたり、今では、携帯電話のない
生活は考えられない人も多くなっています。便利になった習慣を元にもどす
ことはなかなかできません。
 今もこれから先も、水道が事業として採算が合うとゆうことももちろん
大切です。しかしながら、水は限られた資源であり、浪費していけば
本当に枯渇していきます。そうゆう意味で、大切に利用しようとゆう
意識啓発にとどまることなく、環境問題も含めて水源地から守っていこう
とゆう運動はすばらしいことだと思っています。



書き放題トップへ