〜病院にやってくるこどもたち〜
毎日、病院にはたくさんの患者さんがやってきます。その中には、子どもの姿も数多く見ることが出来ます。X線の写真を撮るときに、一番大変なのが小さな子どもを撮ることなんです。やっぱり、大人でもレントゲン、といったら暗い、怖い・・・そんなイメージがあるのですから、子どもにしてみたらもっと怖いことでしょう。
CTやMRIの検査ならなおさらのこと。おそらく、今まで体験したことの無いような恐怖感があるかもしれません。大きな機械の中に、吸い込まれていくような感覚でしょうから。幸い、僕は子どもの頃にそういった体験はあんまり無かったので(単に、覚えていないだけかもしれませんが)、良かったのかな、と思っています。僕の姪っ子も、今のところそういったところにお世話になったことは無いのでこのまま無事に行ってくれればいいな、と思います。
子どもの撮影で多いのは、股関節(先天性の股関節脱臼など)、頭部(怪我をした、など)、胸部など。入院している子どももたくさんいます。そんな子どもたちを見ると、「何とかしてあげたい」と思うのですが、自分に出来ることはそれほど多くない。少しでも子どもたちの恐怖感を取り除いて、いい写真を撮ること。今の僕にはそれも十分ではないですけど。
お父さん、お母さんにお願いしたいのは、子どもが嫌がっても怒ったりしないでもらいたい、ということです。たいていの子どもなら、レントゲンの部屋に入るのは嫌なはずです。そこで、一番近いお父さんやお母さんが怒ってしまうと誰も味方がいなくなってしまうような気持ちになるのです。できるだけ、子どもには優しく接してあげてください。上手に、撮影に前向きになれるように誘導してあげて欲しいのです。
2001.9.22