〜患者さんへのお願い〜
ここでは、病院で検査を受けられる患者さんに「こんなことに気をつけて欲しい」「これだけはわかってもらいたい」というようなことについて、何回かに分けて書いていきたいと思います。
撮影の前には、必ずどの場所(ひじとか、足首とか)をどのような方法(ありとあらゆる方法があります)で撮影するのか、どれくらいの時間がかかるのかといったことを説明します。ところが、こちらの話が終わる前に「はい、はい。」と返事だけをして話を終わらせようとする患者さんが結構います。
これは、はっきりいって困ります。検査を受ける本人が何をするのかわかっていなければ検査をする意味がなくなってしまうのです。ちょっと話がそれてしまいますが、僕の前の職場(人間ドック)で胃のバリウム検査をする際、あの機械(X線テレビ装置といいます)に乗っってから初めて「これから何をするの?」と言われたことがありました。そこでは(企業ごとにまとめて検診を受ける施設なんです)、事前に資料を送ってどのような検査を行うかというのは説明済みのはず、にも関わらずです。
どんなときでも検査に感情をはさんではいけないのですが、そんな心構えでやってくるのはさすがに失礼というものでしょう。医療従事者は機械ではありません。こういったことは別に病院に限ったことではないですよね。たとえスーパーでジュース一本買うにしても最低限の人間としてのマナーというものがあると思うのですが、どうですか?
話を戻しましょう。「たかが胸のレントゲン写真を一枚撮るだけで、くどくどと説明を受けることもないだろう」「もう何回もこの検査をやっているんだから、いちいち言われなくてもわかってるよ」・・・こういう気持ちは、よくわかります。しかし、「ただの」胸のレントゲン写真一枚から病気が見つかることはたくさんありますし、そこから他の検査をすることでさらに大きな病気が見つかることもあります。何回も同じ検査をするのは経過を観察したり、再発を未然に防いだりするのに大きな意味合いがあります。そういったことをしっかり「聞いて」もらえれば、もっとより良い検査を「一緒に」することができるのです。
2001.8.12