成瀬巳喜男監督・金銭クイズ Part2 解答
1.「乱れる」で、賀谷食料品店(主人=柳谷寛、妻=中北千枝子)で売られていた卵は1個いくら?
<解答> 1個11円。ちなみに進出したスーパーマーケットは1個5円。
2.「妻よ薔薇のやうに」で、会社勤めの君子(千葉早智子)は恋人の精二(大川平八郎)に
自分の給料はいくらだと言っていたか?
<解答> 45円。
3.「驟雨」で、亮太郎(佐野周二)の勤める「ミミ化粧品本舗」の社長は、自主退職者には
退職金を年数に応じてプラス一律いくら加算すると言っていたか?
<解答> 10万円。お昼前に社員を集めて社長らしき人が伝える。
価格は違うが今の時代でも珍しくない内容。
4.「鰯雲」の冒頭で、八重(淡島千景)の農家を取材した新聞記者の大川(木村功)
は、八重の家の1年間の収入をざっといくらくらいと言っていたか?
<解答>35万8000円。八重はこの後、収入だけで支出がはいっていないことと
農作業の大変さを言って甘い見積もりの計算額に反論する。
5.「乱れ雲」で、由美子(司葉子)の夫で交通事故で亡くなった宏(土屋嘉男)に対して
勤め先の通産省(映画の中での想定)から支払われたお金(由美子の姉の文子=草笛光子が窓口
で受け取る))はいくら?
<解答>83万7731円。窓口の人が額を伝えた後に草笛光子に
「額を確認のうえ受け取りにサインしてください」と伝える。
この数字の前に、内訳を述べるシーンがあって、そこまでメモできません
でした(笑)
ここまで細かい額というのは官公庁等に取材して
実際にどのくらいかを、脚本の山田信夫氏が調べたのかもしれないが、
そのまま台詞で使うというのはやはり成瀬監督の意図でしょう。
この金額の出し方は成瀬監督の金銭を明確にすることへの執念でしょうか。
凄すぎる(笑)
パート3のネタは残っているか(笑)