成瀬映画に登場する風景
NEW 2018.4.5 画面写真追加
『浮雲』(1955年) @
富岡(森雅之)とゆき子(高峰秀子)が出かける「伊香保温泉」。
石段を登って、「共同浴場」に入りに行くシーンが何回か出てくるが、
美術監督 中古智(「成瀬巳喜男の設計」)によると、あの階段はオープンセットをクレーン撮影したとのこと。
しかし、伊香保には実際にロケハンには行っており、この石段がモデルになっているようだ。
有名なお風呂のシーンも、上記の本によると実際には「伊豆」で撮影らしい。
上の石段横にある、とても成瀬的な空間である路地。
映画では、東京を散歩する富岡(森雅之)とゆき子(高峰秀子)→伊香保の描写のシーンへの場面転換にこんな感じのショットが登場する。