栄養一口コラム


チョコレートの栄養とその効果
にゃんこのささやかな夢は、『鼻血が出るまでチョコレートを食べてみたい!!』
ということです。とにかく大好きなのです。皆さんの中でもお好きな方は多いはず!
女性をとりこにするチョコレート・・・
その正体はなんぞや??

チョコレートを食べ過ぎるとほんとうに鼻血が出るのか??
残念ながら(?)、チョコレートと鼻血は医学的には何の関係も無いようです。
昔、チョコレートがまだ高価な物だった時代に、
子供たちの食べすぎを防ぐために作られた話だという説や、
栄養価が高いため、取り過ぎたエネルギーのはけ口になるとの誤解が
この話を生んだようです。

余談ですが、にゃんこは日本酒の飲みすぎで体が熱くなって
鼻血を出したことがあります・・・(爆)
だからチョコレートでも出そうな気がするんだけどな。

ホワイトチョコレートと普通のチョコレートの違いは?
チョコレートの原料は主に、『カカオマス、ココアバター、砂糖、ミルク』です。
カカオマスは、茶色い色、苦味の元で、さまざまな栄養分を含んでいます。
ホワイトチョコレートには、この“カカオマス”を使わないので、
色は白く、苦味もありません。カカオマスを使わないので、
普通のチョコレートに比べると、栄養効果は半分くらい減ってしまいます。
脂質が多いため、カロリーも若干、高いのです。( ̄▽ ̄;)!!ガーン

気になる栄養効果は・・・
さて、その栄養効果はというと・・・
主成分は糖質54.4%脂質34%たんぱく質7.4%
残りの4.2%にビタミン、ミネラル分がわりとバランスよく含まれているのです!
この際、糖質と脂質には目をつぶり(つぶってちゃイカンて!)
ビタミン、ミネラルなどに注目しましょう!!

ビタミン類はビタミンB1がわりと多めです。
先週紹介したご飯に例えると、チョコレート50gで、
茶碗3杯分に相当します。
ビタミンB1は糖質の代謝を助ける働きをします。

ミネラルは、カルシウム、カリウム、亜鉛、マグネシウム、銅が多く、
カルシウムは牛乳100cc分、
カリウム(塩分の排泄を助ける)は、じゃがいも1/2個分で、 亜鉛とともに、チョコレート50gで1日の摂取目安量の10%をとることが出来ます。

その他に注目すべき点は食物繊維です。
1日に必要な食物繊維の量は、20〜25gと言われていますが
50gのチョコレートでは約2g。
しかも不溶性が多いので、便秘には効果的です。

他にもカカオ・ポリフェノールがあり、
動脈硬化、がん、胃潰瘍の予防などに効果があることがわかっています。
カカオ・ポリフェノールにはストレスと関係の深い、
『コルチコセテロン』というホルモンの増加を抑える働きがあるのだそうです。

また、チョコレートには、『テオブロミン』というカフェインに似た物質が 含まれており、脳にリラックス効果をもたらしているそうです。
チョコレートを食べると幸せな気持ちになるのには、
ちゃんと理由があったのです!

そして、チョコレートの香りには、集中力を高める効果があったりと
チョコレートって、なかなか奥が深い食べ物だったんですね。

ただやっぱり、カロリーも高いし、食べすぎには注意しましょう〜
ε=ε=ε=ε=ε" "(/*'-'*)/テレテレ

参考文献・・・五訂食品成分表
参考サイト・・・森の贈り物・ バレンタインデー&ホワイトデー特集
http://www.wnn.or.jp/wnn-f/special/valentine/index.html