栄養一口コラム


うなぎの栄養とその効果
最近、暑い日が続いていますね・・・
にゃんこは比較的暑さには強いと思っていたんですが、
年のせいでしょうか・・・!?
ここ2、3年はいつも夏バテしてしまうんです。

夏といえば、うなぎですね。
今年の土用の丑の日は7月25日(水)です。
でも、何で夏バテには『うなぎ』なんでしょう??

うなぎに含まれている栄養分で、もっとも有名なのが
ビタミンAでしょう。
ビタミンAにはレチノールカロチン(β-カロチンなど)があります。
β-カロチンなどのカロチンは小腸で吸収され、ビタミンAに変わります。
しかし、油と一緒でないと吸収率が悪く、ビタミンAとして利用されるのは
その30%くらいなのだそうです。思ったより悪いですね〜。

かぼちゃなどの緑黄色野菜に含まれているのは、ほとんどカロチンです。
ところが、うなぎに含まれているビタミンAは、レチノールなので、
そのままビタミンAとして活用されます。

ビタミンAの働きは、目の健康に役立つ(欠乏症になると夜盲症になります)
呼吸器の粘膜強化、免疫機能を高める、シワ、肌荒れを防ぐ、などがあります。
子供の正常な発育や生殖機能の維持にも関与しています。
ところで、先ほどのβ-カロチンですが、これはこれで優秀な働きがあって
ビタミンAとならなかった残りのカロチンは抗酸化作用を発揮して
活性酸素の害を防いでくれるのだそうです。
うなぎのレチノールもかぼちゃのβ-カロチンもどちらも大事!というわけですね。

うなぎに含まれているビタミンとで次に挙げられるのは
疲労回復ビタミンとして有名なビタミンB1ビタミンB2でしょう。 うなぎ一食分(160g〜200g)で、まかなうことのできる
1日の摂取量は、ビタミンB1なら94%、
ビタミンB2なら74%にもなります。

ビタミンB1は糖質(体を動かすときの代表的なエネルギー源)の代謝を促し、
ビタミンB2は脂肪がエネルギーに変わるのを助ける働きをします。
また、ビタミンB群にはナイアシン(ニコチン酸)という物質があります。
エネルギーが発生する時、同時に疲労物質である乳酸もつくられるのですが、
ナイアシン(ニコチン酸)が乳酸をエネルギー源として
再利用する働きを助けてくれます。
うなぎ1食分では1日の必要量の半分以上のナイアシンをとることができます。

また、滋養強壮で有名なうなぎですが、生殖機能の維持に深くかかわっている
ビタミンE亜鉛も豊富に含まれています。

うなぎにまつわるお話として、中国にこんな話があります。

 「唐の天保年間田家に一女生まれて、
年甫(はじ)めて十七歳に及び
労さいに感染する事3年病いよいよ篤し。
夫婦家貧にして而(しこう)して措くなし。
その死を恐れ遂に、これを江浜にすつ。適適(たまたま)一漁船に逢ふ。
漁人見て憐れみて而してこれを救うて船中に置く。
急ち、漁人鰻を煮て自ら食するを見、女子傍らより、食を乞うて即ち食らふ。
其夜腹中悶刺するも敢えて言わず。
次日乃ち悪糞異虫を下すこと数を知らず。
其の後疾漸く癒え調養する事数月にして容姿昔に勝る。
遂に漁人の妻となり子女五人を生めり。」

昔の人にとって、肺結核は不治の病、
これに掛かってしまった我が娘を、
治療するお金のない貧乏の中で大河の河原へ泣く泣く捨ててしまった両親。
この娘を病から救ったのが、たまたま漁師が与えた、
鰻でした。
鰻を食べるようになってから、健康の回復はかばかしく、
容姿も昔より勝って、結婚し、子供をもうけ、健康な生活が送れたというお話です。


うなぎを食べて、体の抵抗力をつけ、たまった疲労を回復し、
今年の夏を乗り切りましょう!!

でも、すでに夏バテし、食欲がなく、『うなぎはちょっと・・・』という時には 何を食べたらいいのでしょう??
今度はそれを調べてみようかな・・・

参考サイト〜うなぎの寝床でちょっと休憩
http://www.suruga-unagi.co.jp/nedoko.htm#top
参考文献〜五訂食品成分表