ホオアカオナガゴシキドリ(RED−AND−YELLOW BARBET)

 ナイバシャ湖からサンブル国立公園に移動した。移動時間約6時間。ナイバシャ湖では朝から雨が降っていたが、サンブルに近づくにつれて雲が覆いながらも所々晴れだしてきた。サンブルの入場ゲートから入り、すぐにアミメキリンの群れに出会った。しばらくキリンの写真撮影をしてから鳥を撮影しながらゆっくりと移動していると、黄色い色のきれいな鳥が飛んできて道路脇のアリ塚に止まった。
「ストップ!!!」
とドライバーにお願いして止まってもらう。すでに行き過ぎていたので、5mほどバックしてもらう。アフリカの鳥はすべてではないが、日本の小鳥たちとは違いかなり寄らせてくれることが多い。4mほど離れた距離をおいてこの綺麗な鳥に寄ることが出来た。すごい美しさだ。アフリカ・サファリの楽しみは絶対に大型の動物たちだけではない。サファリ客の9割以上は鳥たちをみても何とも興味を示さないが、実にもったいないと思う。

 正直アフリカの鳥たちは有名どころしか知らなかったので、このときはすごく綺麗な鳥という印象以外は名前すらさっぱりわからなかった。アリ塚の上に2羽並んだその鳥はホオアカオナガゴシキドリ(RED−AND−YELLOW BARBET)という名前だ。全長は23センチ前後のため比較的大きさを感じる。食性は果実と昆虫であり、巣はアリ塚を利用し地中に作る。ゴシキドリ(BARBET)科は木の高い穴に巣を作るが、このホオアカオナガゴシキドリやある種は地上やアリ塚に巣を作る。見たこともないし、当然写真もないけどゴマフオナガゴシキドリになると、地上にJの字型に垂直に60〜90センチの穴を掘って巣とする。

 夢中になっていたから分からないけど、おそらく10分以上は撮影していたと思う。距離が近すぎたので、デジスコでは50〜60倍の倍率で画面一杯にできる。もはやデジタル一眼+超望遠の世界では実現できない世界での撮影。その撮影を堪能した後は、FZ10で何枚か撮影して移動することにする。その間この鳥はどこにも移動せずにじっとしていてくれたことに感謝している。いままで切っていた車のエンジンを入れたとき、少しびっくりさせてごめんなさい。
 これ以降、サンブルでは別の日にもう1回この鳥に出会ったが、30mほど距離が離れていたためよい撮影はできていない。


※ホオアカオナガゴシキドリ(オスとメス)



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