◇あとがきのコーナー◇

キスから、夢まで。

最後まで作品をお楽しみ下さり、本当にありがとうございます。

あまり、本来は「あとがき」と言うものを書かないのですが。今回については「言い訳」めいた言葉を綴りたいなとか思いました。

梨花ちゃんの視点から見た「女神サマ」のお話。すごく気軽な気持ちで書き出したわけですが、書けば書くほど大変になってきて。気が付いたら本編よりも長くなるし。書いても書いても終わらない状態になりました(汗)。
当初の予定としましては。このお話は7話目までの部分までで終わりにしようと思ってました。「女神サマ」の序章みたいなかたちでいいかなと。その後は一気に最終の15話に飛んで、めでたしめでたし。作品としての完成度を言うなら、その方がずっとすっきりしていたと思います。
ただ、途中から、どうしてもそれでは済まないなという気持ちも強くなってきました。梨花ちゃんの複雑な心境をみんなさらけ出してみたいなとか。私にとってもそうすることで「見えて」くる部分があるんじゃないかと……ですから8話から14話は私の自己満足と言ってもいいと思います。一部の方にとってはお見苦しいものになってしまったとは思いますが、もうコレはサイト管理人としてのめいっぱいの我が儘です。

だらだらと言いたいことを全部書くのではなく、「読んで頂く」作品にするため、きちんとしなくてはならない部分もあると思います。ただいま「短篇集」の方でそれを模索中……と言うところですが、なかなか上手くいきませんね(あ、その前に、まずあそこの作品は「短編」ではないという指摘もありますが)。

だいぶ悩みつつ、ここまで書き進めて参りました。今は本当にホッとしてます。
連載中は、暖かいお言葉をたくさんちょうだいして、とても励みになりました。皆様おひとりおひとりのご意見を全て吸い上げることは私にはとても力不足で無理ですが、これからも出来る限り「最良」の方向を目指して頑張りたいと思います。

また、年も改まりますが、来年もどうぞよろしくお願いします。オフラインに変化がない限り、走り続けられると思います。

では、最後の最後まで、本当にありがとうございました!

 

2003.12.22  Powder Moon 管理人/Kara(から)