◇あとがきのコーナー◇

真珠色の欠片

……何か久しぶりに完結の喜びを味わっている気がする。と言っても、ここのあとがきを書くのは3ヶ月ぶり。それほどの期間を空けたわけではないはずなんですけど(笑)。

3部作の最終話、ようやくラストまで書き終えました。ここの3組のカップルのお話は、ほとんど同時に頭の中で組み立っておりましたから、最終話になったこのお話は半年以上抱えていたことになります。途中何度か忘れかけました(駄目)。
全編を通して、どこか垢抜けない土臭いムードが漂ってましたが、もう最後は笑うしかないと言うほどのコテコテさ。ここまで地味なキャラでラブロマンス(?)を書こうと思う方は少ないかも知れませんね。

でもね。たまにはこう言うのもいいかなって、思うんです。当たり前で、全然特別じゃないけど、でもちゃんと恋愛してる。人を好きになる気持ちって、ご飯を食べるのと同じくらいに日常的に心の中にちゃんと存在してると思います。「ああ、コイツ、いい奴だな〜」とか、そういうささやかな幸せが、生活に潤いを与えてくれてる気がするんですよね。

篤郎は……好き嫌いが分かれるキャラだろうな。まあ、致し方ない。情けない男性陣を書くのが実は得意なんじゃないかと、自分でも呆れてしまいました。リンク先のお友達のイケメンキャラみたいのを、ばばーんと書いてみたいんですけどね……うるる。

一部の方から「結婚って、あまりいいものじゃないみたいですね」と感想を頂いてしまったんですけど……、うわあ〜そんなことないですっ! スミマセン、夢を壊してっ! もうちょっと、自分の考えを伝えるのが上手くなりたいなと思う今日この頃。どうも現実っぽくなりすぎて、駄目ですね……はぁ。

 

2004.10.05  Powder Moon 管理人/Kara(から)