◇あとがきのコーナー◇

春を待ち、夢想う

そして、この後一月か二月でしょうね、狭霧のことを知るのは。本当はその瞬間を書きたかったのですが、気が付いたらこんな風になっていました。頭の中で想像していたよりもずっと湿っぽくなってしまってびっくりです。

このふたりがその後も幸せな暮らしを続けていることは『花の祠』などでもご承知の通り。いつまでも友達夫婦のような感じで、すごく羨ましかったりします。お互いを思う気持ちがとても自然なんですよね。ああそうか、私ももっと頑張らなくては……とか(笑)。自キャラに教えられて、どうするんでしょうね。

前作からだいぶ時間が開きましたので、きっともっと違うお話を期待されていた方もいらっしゃるだろうな〜。やっぱ、この手の連作ものは思い立ったときに一気にいかないと駄目みたいです。この辺は次回への反省材料としましょう。

2004.11.09  Powder Moon 管理人/Kara(から)