◇あとがきのコーナー◇

君の天使になる日まで

いやあ、びっくり! 気が付いたら、「おとめ☆」とほとんど同じ枚数の作品になっておりました。連載中にご指摘も頂きましたが、シリーズの中でも一番のボリューム。何が何だか、どうなってるんだか。まあ、これでおしまい、めでたしめでたしです。

今回、特に意識したのは「沈みすぎないように」ということ。過去にいくつも「ラブコメ」と銘打つお話を書きましたが、その大半は途中でシリアスになり過ぎちゃってたんですよね。ほら、何しろ作者がシリアスだから(……はい、ここは大きく頷く箇所です。間違えないように)、お笑いに走れないんですよ。「コメディーだって言ってたのに〜!」とか嘆きのコメントも頂いてたので、今回はぐぐっとこらえたつもりです、これでもね(苦笑)。

すっ飛んでしまった、カリスマファミリーの末息子。一体どこまで行くんだと、作者もどきどきでした。書き進めるごとに、どんどん新しいネタが出てきて「あ、これも入れよう」「こんな風になるのもびっくりよね」とか、お祭りムード。読者様よりも薫子よりも一番落ち着かなかったポジションだと思います。でも、楽しかったですよ〜! これでおしまいかと思うと、ホッとする反面寂しいかも。
樹の性格は「天然」なんですよね。人前で最高のパフォーマンスを見せちゃうのも、もはやデフォルトで、あまり意識してないんじゃないかな? 周囲が思っているほどはね。だけどどこかに不安はつきまとう。このまま転がり続けたら、いつかはショートしていたかも。まあ、器用貧乏といったところなんでしょう。
まだまだこの先も平坦な道にはなりそうもありませんが、思いっきりはじけて欲しいものです。その姿をちらりと覗くことが出来たら楽しいですね。

あと「バレー部」。何故、バレー部が出てきたかと言いますと、私が過去に所属していた……からではありません。「謎のブラックホール」と呼ばれ、体育の授業でもボールが飛んでくると「きゃあああっ!」と逃げていたくらいですから(自慢になってない)。
で、そんなときにアドバイスしてくれたり助けてくれたのが、バレー部の子たちだったんですよ。みんな「姐御〜っ!」という感じでとにかく元気が良くて明るくて、そしてとっても部員同士が仲良しだった。気持ちのいい人たちだなと思ってました。
スポーツって、チームプレイと個人プレイの二種類がありますよね? たとえばウチの息子がやってる剣道は団体戦でも戦うときは一対一。言うなれば自分との戦いです。一方、野球とかサッカーとかバスケとか……他にもたくさんありますが、特に球技種目はチームの中で始終自分の置かれた場所を考えて、周囲を気遣っていなくてはなりません。ひとことに「スポーツ」といっても、全然違うんですね。
そして、そのどちらがしっくり来るかの適性もあるわけで……私自身は息子と同様で、ひとりで行う競技の方が得意だったので、あんな風にチームの中できちんと動ける人はすごいなあといつも感動です。もっと周りをよく見なくちゃ! といつも気をつけてはいるのですが、この必死に自覚しないと出来ない辺りが何ともです(泣)。

そして、そして。期待された方も多かった「マッキー主催のバーベキュー・パーティー」。今回そこまで盛り込むことは不可能でした。いずれ、サイトの3周年の企画あたりでどうにかしたいなと思ってます。どんな構成にしようかなとか、今から楽しみながら組み立てて行こうっ! って。きっとお約束は果たしますので、気長にお待ちくださいね。

ではでは。今回も本当にお疲れ様でした。また、新しい作品でお目にかかれることを楽しみにしております。ありがとうございました!

 

2004.12.3  Powder Moon 管理人/Kara(から)