残された青

実はこの作品、元ネタ（？）があります。

以前、本家の「おひさま☆かるた」にて単発小話としてUPした「夜行列車」。そのときの主人公がどんな風に「過去」と向き合い「未来」へと歩いていったのか、描けなかった部分を掘り下げてみたいと思いました。ぎりぎりまで年齢制限が出るか否か分からなかったのですが、こんな感じで。かなりぬるめですが、今回はこちらに収納させてください。

作中で言いたいことは全て出してしまったので、ここでまた言葉を足すことはありません。シリーズの中では下町っぽい仕上がりになりましたが、こんな感じのイメージがやはり一番自分らしいような気がしています。ひとりの人生も支えるのは難しいこと、それでももうひとり分背負って歩きたいなと願う心が綺麗だなと思います。決して目には見えない部分ですが、そんな瞬間を当たり前に生きている誰もが感じたことがあるのではないでしょうか。

もしも、ご覧くださった方の心に、何か残りましたらとても嬉しく思います。

2006.5.5　　Powder Moon 管理人／Kara（から）