◇あとがきのコーナー◇

瓢箪から松ぼっくり

「どうして、『駒』じゃなくて『松ぼっくり』なんですか??」というご質問を複数いただきました。うーん、本文中ではきちんと説明できたとは言えないな、そのことを気にしている方がいらっしゃったら申し訳ないです。
そうですねえ〜、何というかすごく意外で意外すぎてあり得ない、みたいな、そんな雰囲気にしたかったんです。別にどうしても『松ぼっくり』じゃなくちゃ駄目ってほどでもなかった。ただ、あの何とも言えない不思議なかたちが、このお話に似合ってるような気もしたんですよ。

ともあれ、前作の「七夕の恋人」での腹黒?副社長のもくろみ通りに、素敵に勘違いカップルの登場です。まあ、今回の彼に関しては騒ぎに便乗して重い腰を上げたかったみたいですよ。結果オーライ、良かったんじゃないのかな。格好付けてる振りして実はいっぱいいっぱいで、全然余裕のない彼が実はとても好きでした。いつもながら「格好悪い系」に入れ込んでしまう作者です(笑)。途中、私事での更新停滞などあったりして時間が掛かってしまいましたが、とにかくは今回も最後まで書き切れて良かったです! ラスト、ちょっとぬるい? ですねー、分かってるんですけど。次は頑張りますから、お許しを(逃亡)。

そして、次は。いよいよ、初代のお話にしようかなと思ってます。初代と言いますと、ようするに本編「ヴィーナスを目指せ!」ではめでたく社長に就任していた(!)副社長の話です。あちこちにこぼれ話を残してきましたし、この辺で書いてあげないと化けて出てきそうですし……頑張りますー。

ではでは、また次の作品が完結したときにご挨拶が出来ることを願って。今回も最後までのおつきあい、誠にありがとうございました!

    

2009.4.17  Powder Moon 管理人/Kara(から)