◇あとがきのコーナー◇

瞳の真実

先日、書籍化のためにサイトから取り下げました「玻璃の花籠」が、無事に刊行されました。本日はそれを記念しまして、番外編SSをUPします。

……とは言っても。

このたびのお話は、「玻璃」の物語が始まる場面になります。今までいくつかの番外編でもちらちらと出てきた、余市と柚羽それぞれの主との出逢い。余市の方はそれほど目新しいところもないかな? でも柚羽は最初の最初、初めて秋茜を見たそのときの気持ちとか、出てきてます。とにかく、書いている間はずっと「わっかいなあ、初々しいなあ〜」とか思ってました。きっとその後の話を書きすぎて、私の中では大人になった彼らのイメージが出来上がっちゃっているのでしょうね。
サイト開設当初に、我を忘れて必死で書き綴っていた物語たちと、十年近くの時を経てもう一度じっくり向かい合う機会を与えられたことを大変光栄に思っています。あの頃の気持ちに少しでも近づければ、私もこの先まだまだ執筆を続けていけるかなと思ったり。また一歩ずつ、頑張っていきたいと思います!

「玻璃の花籠」書籍についての詳細は、下のバナーをクリックしてくださいませ。出版社様の紹介ページに飛びます。試し読みなどもありますので、どうぞ参考になさってくださいね。

2011.8.30  Powder Moon 管理人/Kara(から)