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幽霊は怖くない

季節感の無い話題でスミマセン。
でも最近では冬でもテレビ番組で心霊写真や恐怖体験などをやっているので、夏の風物詩では無くなって来ているようです。
ところで、僕は幽霊を見たことがありません。
これは単に、霊感が無い代わりに鈍感である為と考えております。

それでは何故「幽霊は怖くない」か。
例えば、夜中にふと目がさめた時、枕もとに知らない人が立っていたらそれが人間であろうが幽霊であろうがきっと怖いはず。
しかしそれが大好きだった死んだおばあちゃんだったらとうでしょうか。
多分、怖くないのではないでしょうか。
たとえ幽霊であっても、もう一度逢いたいと思っていたから怖くないのです。

それでは次の様な場合ではどうでしょう。
よくある話しで、タクシーの運転手がお客を乗せたにもかかわらず、目的地に到着したらお客が居なくなっていた。
これは「幽霊が出た」から怖いのではなく、「幽霊が消えた」というパターンです。
逆に、乗せたお客が幽霊であっても、目的地まで消えずに乗っていて、ちゃんと料金も払い、お釣りまでもらっていったら怖いでしょうか。
いいえ、怖くは無いはずです。
何故なら、それはいつも何度と繰り返されている状況だからです。

以上の様に、結局のところ「幽霊が怖い」のでは無く、「理解出来ない状況が怖い」だけなのです。
最初の例では、それが人間であろうが幽霊であろう、何故、枕もとにいるのかが理解出来ないから怖く、それが大好きだったおばあちゃんだったら、それがたとえ幽霊であっても「逢いに来てくれたんだ」と理解できるから怖くは無いのです。
そしてタクシーの例では、「幽霊が出た」から怖いのではなく、「幽霊が消えた」から怖いのです。
「何故消えたんだ」→「分からない」→「怖い」という図式が成り立ちます。

だからもう、幽霊なんか怖がる必要はありません。
堂々と夜にトイレにだって行けばいいのです。
しかし、くれぐれも後ろだけは振り向かないようにしてください。
そこには「理解の出来ない状況」があるかもしれません・・・

2002. 3. 17


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