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おとなの遠足〜福山〜

僕の小学校からの親友にコウイチと言うヤツがいて、トラックの運ちゃんで、流れ流れて、今は広島県の福山に住んでいる。
以前は名古屋に両親が暮らしていたので、たまに帰ってきた時に会っていたのだが、その両親も実家の熊本へ帰ってしまい、それ以来中々会う機会が無い。
もう、4・5年程会っていないんじゃないだろうか。
ああ、会いたい、会いたい。
というわけで、このゴールデンウイークに福山へ行ってきました。
「他にも行きたい人はいませんか〜」
と聞いたところ、ヒトシとマサルが
「ハーイ、行きま〜す」と手を上げたんで3人で行く事にしました。
そもそも、この2人とはコウイチを通じて知り合った、いわゆる「友達の友達」。

名古屋から福山までは新幹線で2時間ちょっと。
僕は乗り物に乗ると眠たくなるという習性があって、それは子供の頃、すぐに乗り物酔いをしてしまう為、寝るクセがついてしまった。
だから今でも、診察で東京に行く時にもやっぱり寝てしまい、富士山を見たことが無い。
そういったわけで、寝ていたら、あっという間に到着。
福山駅に着いたら、お城の方面に出て、前のロータリーで待っていてくれとの事。
福山に城が有るとは知らなかったが、駅を出てびっくり。
駅のすぐ前がもうお城。
名古屋城も大阪城も、駅からこんなに近いところには無い。
ひょっとしたら、日本一駅に近いお城ではないだろうか。
コウイチの言いつけを守り、ロータリーで暫く待っているとウインドウに紫色のフィルムを貼ったガラの悪そうなワンボックスがやってきた。
紛れも無くコウイチのクルマだ。
コウイチはもちろん、家族全員とは久しぶり。
しかも、末っ子のミカコちゃんとは初めてのご対面。
特に三姉妹の真中のユウコちゃんは、以前はアトピーで顔が傷だらけだったけど、今ではすっかりキレイになって、本当によかった。
長女のカズミちゃんもずいぶん大きくなって、もう4年生だそうだ。
などと、親戚のオジサンの様な感慨にふけっておりました。
とにかく、みんな元気そうでなによりだ。

12時も過ぎて、腹もへった。
そうなったら行くところはただ一つ。ここは広島県。
広島風お好み焼きを食べなくては始まらない。
コウイチの案内で「徳川」というお好み焼き屋へ行った。
名古屋で「徳川」といえばラブホテルだが、福山ではお好み焼き屋らしい。
ところで、何故「徳川」なのかというと、さっきの福山城の城主というのが徳川家康のイトコの****(忘れた)で、そこから店の名前を付けたらしい。
店の名前ばかりでは無く、お好み焼きにも歴代の将軍の名前が付いていて、例えば「豚入り」は「家康」といった感じ。
僕は「家重(豚・エビ入り)」を注文した。
ところが、ここのお好み焼きはフツーのお好み焼きで、広島風ではなかったのだ。
意味無いじゃ〜ん。
それでも美味しくいただいちゃいました。

腹がふくれたら、もうこの後の予定は何にも無し。
雨も降リ出してきて、どこにも行く気がしないので、コウイチの家でウダウダしておりました。
ウダウダするのは昔から変わっていない、我々の習性。
あまり、ウダウダしていても何なので、ボーリングへ出かけた。
前にも書いたが、道具を使うスポーツは苦手で、結果は押して知るべし。
ゴルフのスコアの様な有様でした。

翌日は、うって変わってドピーカンのいい天気。
しかし、朝になってもどこへ行くか決まっていない。
さて、どおする?
ヒトシは子供が遊べるところが良いと言っているし、コウイチはせっかくだから、瀬戸内に行かないでどうするのと言うし。
それじゃぁ、両方へ、ってんで、まずは千光寺公園へ行くことになった。
千光寺公園は尾道にある。
大林監督の尾道3部作の尾道だ。
その映画にも出てくるように、尾道はやはり坂の街で、山肌に家が軒を連ねている。
そんな風景を見ていると「おぉ、映画と一緒じゃん」と妙に嬉しくなったりする。
車を降りると、五月の爽やかさとは程遠く、メチャメチャ暑い。
あんまり暑いもんだから、セミも鳴いている。
千光寺公園はちっこい公園で、一応、観覧車や自転車で漕ぐジェットコースターみたいなヤツ(何て言うの?)などがあるけど、絶叫マシーンとは別世界の乗り物の様で、どれもホノボノとしていた。
観覧車なんて、今まで見た中で一番小さい。
なんせ、ちょっとジャンプしたら天辺に手が届きそうなくらいだ。
もちろん、実際はそんなに小さくはないけど。
この公園の”ウリ”はなんといっても瀬戸内を見渡す展望でしょう。
しまなみ街道も見えてとてもGoodでした。


次に僕たちが行ったのが、「みろくの里」というアミューズメントパーク。
ここには先ほどの千光寺公園とは違い、ちゃんとした観覧車やジェットコースターがある。
そういったアミューズメントの他に「いつかきた道」という昭和30年代を再現した町並みやグッズを展示しているところもある。
映画のポスターやあるいは昔のジャズのレコードジャケット等が展示されていて、どれを見ても懐かしい・・・なんて思うわけ無いじゃん。
そんな頃の事は知りませんて。(かろうじて、生まれてはいたが)
なんて事を思っていると皆とはぐれてしまったけれど、今は昭和30年代と違い、「携帯電話」という便利なものがある。
これで、連絡を取り合えば、ばっちりなのさ。
ああ、平成でよかったよ。

たのしいひと時もあっというまに過ぎてしまい、もうお別れ。
帰りの新幹線の時間です。
あとはビールでも飲んで酔っ払っちまえばこの楽しい遠足もおしまい。
とにかく、久しぶりにコウイチに会えてよかったという遠足でした。

2002. 5. 12


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