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水の中


僕は週に2・3回はプールで泳いでいるのだが、最近気がついた事がある。
僕の行っているプールは会員制の高級スポーツジムでもなければ、ホテルのプールでもなく、ごく一般的な県営のスポーツ施設だ。
だから、近所のオジサン・オバサンが多く、若い子はと言えば小学生になってしまう。
ある意味、綺麗なお姉さんに心を乱されること無く、泳ぐことに集中できるのだ。

そんな環境だからなのか、水の中ではオバサンの足が妙に若々しく見える。
くれぐれも誤解の無いように、前もって言っておくが、潜ってジロジロと見ているわけではない。
僕の通っているプールでは泳ぐコースが1方通行なので、向こう側へ泳ぎついたら、コースロープをくぐって隣のコースに移らなくてはいけない。
オバサンの足が見えるのはその時だ。
あたり前だが、水の中なのでオバサンの足でも瑞々しく、足を見ただけで若い子と勘違いした僕は数え切れない程の落胆を味わった。
水面に上がった後、どう見ても、若い娘のいるオバサンだからだ。
もちろん、オバサン全員の足が綺麗と言うわけではない。
僕の観察したところ、そこそこやせているオバサンに限られる。
イヤ、太っていれば、若い子でも結果は同じだ。
プールには極たまに、若い子も来る。
そんな時、水中観察人の僕としては、アンヨがどうなっているか非常に気になるところだ。
そこで、コースロープをくぐる時にチラリと見るのだが、これがものの見事に太い。
水の上はウサギの様に愛らしくとも、十中八九、水の中はカバの様な有様。
そりゃぁ、太いと自分で自覚しているからプールに来ているのだろうが、僕としてはもうちょっと細くなってから来て頂きたいところだが、そうなるとプールに来る理由も無くなってしまう。
しかたがないので、水の中ではオバサンの足でガマンするしかないのだ。

ところで、プールには当然、男もいるのだが、奴らの足を見た記憶が無い。


2002. 10. 19


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