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第2回ボクデミー賞 〜クズベリー賞発表〜

アカデミー賞の発表がされてから、随分と日にちが経っていますが、ここはあせらず騒がず、まずはクズベリー賞から。
本家のアカデミー賞には駄作に送られるラズベリー賞(通称、ラジー賞)というものがある(当然、公式な賞ではない)のだが、僕もそれに習って、まずは残念だった映画を紹介しましょう。

[ルール]
話題作の割には期待はずれだった作品に送られる名誉ある賞です。
よって、話題作でないものは含まれません。


★クズベリー作品賞金賞
「模倣犯」

レンタル店に行ったら、いつもレンタル中でなかなか借りる事が出来なかったから、「さぞかし良い映画なのだろう」と思っていたら、この有様。
初めは良かったんだよ、初めは。でも中居が出てきた辺りから、ストーリーが徐々につまらなくなっていき、最後に主犯の中居がテレビ中継中に事件を告白し爆死する場面では、「なんだそりゃ?」とあきれてしまった。
そんな終わり方があるかよ。
それにキャスティングも失敗しているね。
伊東美咲はちょこっとしか出ていないし、藤井隆もなんだかなぁって感じ。
中居もがんばっていたと思うけど、所詮、頭脳犯の役はムリでしょう。


★クズベリー作品賞銀賞
「マトリックス リローテッド・レボリューション」

1作目は本当に面白かった。
新しい撮影方による新鮮な映像で、ストーリーもまだついて行けたと思うけど、2・3作目となるこれらはもうお手上げ。
セリフがいっぱいあって、言っている事の意味が全然理解の出来ない上、映像も1作目を越えるまでは行かず、結局は従来技術の延長線でしかなかった。
映像技術は数年もすればタネのバレた手品みたいに陳腐化してしまうので、SFXに頼るのでは無く、もっとストーリーをもっと面白くしなくてはいけないのに、それが出来ないから複雑にする事で、なんだか観念的になった様に誤魔化している。
ひょっとしたら、最後をどうするか決めずに1作目を作ったのかもしれない。


★クズベリー大賞監督賞
阪本順治「
ぼくんち」
この映画を見ているうちに「どうして僕の所に監督のオファーがこなかったのか」とマジで思う。
僕が監督をしていれば、こんな事にはならなかったハズだ。
監督という職業は建築現場の監督でもバレーボールチームの監督でも「何かを作り上げる人」だったはず。
それなのに、阪本順治はみんなぶち壊してしまいました。
キャスティングもツボを押さえていて良かったのになぁ。
実にフラストレーションが貯まる映画だ。

2004.3.11

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