Back  Index / Next 




空中回廊へ行く

先日、特許関係のセミナーを受講する為、大阪へ行ってきました。
僕は元々大阪生まれで、親戚も大阪には大勢いるのですが、みんな市の中心からは離れた所に住んでいるので、セミナー会場がある梅田に来たのは今回が初めて。
そんな僕がJR大阪駅の中央北口から出るとその建物が見えた。
2つのビルが上でつながっている。
どうなっているのかと、好奇心旺盛な僕はセミナー会場から近いこともあり、昼の休憩の時に見に行った。
ビルの周りの広場にはサラリーマンやOLがうろうろしていていることから、このビルは六本木ヒルズの様な店舗が一杯入った商業ビルではなく、オフィスビルの様だと推測した。
(注:六本木ヒルズも上の方はオフィスだったりマンションだったりします)
ビルの上の繋がっているところには丸い穴が開いていて、そこへ続くエスカレータが斜めに延びている。
一体どんな作りになっているのか益々気になってくる。
ふと見たビルの入り口には「空中回廊」の案内が。
どうやら(やっぱり)屋上は展望台になっているらしい。
今は昼休みで時間がないので、セミナーが終わったら上がってみることにした。


 
昼と夜の「新梅田シティ」

セミナーが終了すると真っ先にビル(新梅田シティ)に向かう。
セミナー会場からは歩いて5分ほどの距離。
梅田といえば大阪の繁華街のひとつだが、ここは中心からちょっと離れている為か店も自転車屋やうどん屋などといった庶民的な店が多く、高いビルの少ない静かな住宅街といった雰囲気がある。
そんな街の中に突如としてそびえ立つそのビルは少し異様だ。
夕暮れのビルは趣きも昼間とは異なり、少しロマンチックな感じがする。
例の「空中回廊」へは3階で入場券を買い(大人700円)、エレベータで35階まで一気に上がる。
一気に上がるものだから、少し耳がキーンとした。
エレベータは途中から周りがシースルーになっていて、両側の建物の中が窓越しに見えるのだが、やはりオフィスばかりで、ちょっとガッカリだ。
こちらは遊びに来ているのに、ネクタイにスーツで仕事をしている姿を見せられると、楽しい気分が少し萎えてしまう。
35階に着くと今度は長いエスカレータで更に上へ。
昼間、下から見た丸い穴に向かって伸びていたあのエスカレータだ。

エスカレータは39階まで一直線に繋がっている。
つまり、到着する寸前にこけると、ヘタをすれば4階分転げ落ちる事になる。
くれぐれも注意しましょう。
39階はお土産売り場になっていて、吉本関係や阪神タイガース関係はもちろんの事、ベタな大阪物(たとえば、グリコの万歳男が「なんでやねん」と言っているハンドタオルとか)が売っていた。
まるで、通天閣のお土産売り場の様だ。
建物はおしゃれなのに、お土産にはあえてこれらをチョイスする、このアンバランス加減が実に大阪らしい。
ここからもうひとつエスカレータで上がると、そこは室内展望台になっている。
窓際に置かれたベンチには数組のカップルが大阪の夕景を見ながらイチャイチャしている。
なんだか心に秋の風が吹き抜けた気がした。

階段で更に上がると遂に屋上に到着、「空中回廊」だ。
下から見た通り、真ん中は丸く穴が開いていて、その穴の周りが回廊の様になっている。
つまりリング状になっているのだ。
室内展望台はあまり人がいなかったのだが、ここは思いのほか多くの人がいた。
ネオンきらめく繁華街方面が人気の様で、そちら側には多くの人がいたが反対側の淀川方面はあまり人がおらず、その為自然とカップルゾーンになっていた。
僕はこの淀川方面の方が気に入り、橋を渡る車のテールランプの流れをぼんやり見ていると、ふと上田正樹の「悲しい色やねん」を思い出した。

『にじむ街の灯を、ひとり見ていた・・・・・』(歌詞をちょっとアレンジ)


今年の冬も寒くなりそうだ。
僕はズズーっと鼻水をすすった。



この淀川方面の夕景を一緒に見ていただける女性を募集中!!
2005. 10. 29


 Back  Index / Next