Back  Index / Next 



第6回ボクデミー賞 〜クズベリー賞発表〜

ノミネート作品の発表からちよっと間が空いてしまいましたが、まずはクズベリー賞の発表です。
見る映画を決める時はやはり事前にどんな物語なのか、良い映画なのかを調べているのに(あまり調べ過ぎると、見た時の感動が半減するのでホドホドにですけれど)、それでもクズベリー賞候補になる映画を見てしまうんですね。


[解説]
本家のアカデミー賞には駄作に送られるラズベリー賞(通称、ラジー賞)というものがあるのだが(もちろん、公式な賞ではない)、僕もそれにならって、まずはガッカリしたた映画を紹介するのだ。
もちろん、100%僕の主観によるものなので、僕の好みに合わなければバツなのです。

[ルール]
話題作の割には期待はずれだった作品に送られる名誉ある賞です。
よって、話題作でないものは含まれません。


★クズベリー作品賞 金賞
「マリと子犬の物語」

ありきたりのシーンをつないで作った映画。
・ヘリコプターで救出される彩を追いかけるマリと彩の涙
・置いてきてしまったマリを子供たちだけで助けに行く
・マリとよく遊んだ広場でのマリとの再会
予め、「こういうシーンを撮ろう」というものがあって、それらをつなげて物語が出来ている。
だから、それぞれのシーンはそれなりに良く出来ていて、彩役の女の子の演技も自然で良かったのに、結局全てのシーンが絵葉書の様で、退屈な作品になってしまっている。
誰が見ても分かる様な映画を作ると、こんなTVドラマの様なものが出来てしまうのだろうか。
実話に変な下心で、感動してもらおう、泣いてもらおうと、無用な演出を加えないで、そのままストレートで、たとえばドキュメントの様にすれば良かったんじゃないのだろうか。


★クズベリー作品賞 銀賞
「あなたを忘れない」

実際のイ・スヒョンさんは日韓の架け橋になる様な仕事をしたいと考えていたそうだ。
にも関わらず、この映画からはとてもその様な事は感じられない。
今も昔も日本では差別を受ける韓国人がこれでもかというくらい出てくる。
そんなエピソードばかりを見せられて、「私も日韓の架け橋になりたい」と思う人が出てくるだろうか。
あまりにも故人の意志をないがしろにした映画である。
だからなのかは知らないが、日韓合作映画であるにもかかわらず、韓国での上映が決まっていないと聞いている。
この映画は上映しない方が良いだろう。
事実を元にしたフィクションだとしても、これではイ・スヒョンさんが浮かばれない。
決して"話題作"では無かったのだけれど、警告を込めてクズベリー賞に選ばせて頂きました。


★クズベリー作品賞 銅賞
「ALWAYS 続・三丁目の夕日 」

オープニングのゴジラからミゼットで逃げるシーンはゴジラ映画よりも良かったけれど、後はちよっと・・・。
親戚の女の子が来たり、ロクちゃんに好意を持つ幼馴染が登場したり、はたまた、茶川は芥川賞を目指したり、そんでもってヒロミにプロポーズをしようとするが・・・と色々なエピソードを詰め込んで、ラストでそれらを一気に解決!
しかも、すべてセリフで説明してしまう脚本って、一体どうなってんの!?
最近の邦画はハリウッド映画の様に、妙に分かりやすくしようとして説明する場面が多い様に感じる。
ハリウッド映画の場合は配給先が世界なので、どこの国の人にも分かる様に分かりやすいストーリーになっているのだが(だから悪人はテロリストが多い)、邦画の場合は殆どが日本人向けオンリーなのだから、日本人のハートに繋がる物語にしてもらいたい。


★クズベリー これはちょっと・・・賞
「釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束」

今回はブラック・スーさんが登場します。
いつもは曲がったことが大嫌いなスーさんなのに、リゾート開発の影のボスの過去の弱みに付け込んで、リゾート施設誘致を阻止します。
そんなスーさんは見たくなかったなぁ・・・
2008. 3. 26



 Back  Index / Next