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第7回ボクデミー賞 〜クズベリー賞発表〜

ノミネート作品の発表から、『レ・ミゼラブル』の話題が入ったので、ちよっと間が空いてしまいましたが、気を取り直して、まずはクズベリー賞の発表です。
見る映画を決める時は、事前にどんな物語なのか、良い映画なのかを調べているのに(あまり調べ過ぎると、見た時の感動が半減するのでホドホドにですけれど)、それでもクズベリー賞候補になる映画を見てしまうんですね。


[解説]
本家のアカデミー賞には駄作に送られるラズベリー賞(通称、ラジー賞)というものがあるのだが(もちろん、公式な賞ではない)、僕もそれにならって、まずはガッカリしたた映画を紹介するのだ。
もちろん、100%僕の主観によるものなので、僕の好みに合わなければバツなのです。

[ルール]
話題作の割には期待はずれだった作品に送られる名誉ある賞です。
よって、話題作でないものは含まれません。


★クズベリー作品賞 金賞
「崖の上のポニョ」

物語の始めでは車椅子に乗っていた婆さん達が、終わりには立って歩いている不可解以前に、登場人物に共感出来なかったのが、最大の受賞理由。
宗介が母親を”リサ”と名前で呼ぶのにもメチャメチャ違和感がある。
リサも大雨で通行止めなのに無理して車で突っ込んで行ってしまう自己中心的な性格で、やはり共感できないなぁ。
ポニョにしたって、食っているか「宗介、宗介」と言っているだけで、ちょっと気が緩んでくると、魚っぽい顔になってきて、キモチワルイ。
それに、「この映画って、冒険心がワクワクしないよね」と誰かが言っていたけれど、確かにそうだ。
これまでの宮崎駿の映画って、『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』、『もののけ姫』など、冒険心をくすぐられる作品が多かったと思う。
けれど、宮崎駿も70歳に近い老人なのだから、そういった作品を作るのが無理になって、逆に理屈っぽい映画になってきているんだろうな。
そろそろ宮崎駿の呪縛から解かれた方が良いと思う。


★クズベリー作品賞 銀賞
「陰日向に咲く」

”泣ける映画=良い映画”と言う法則でもあるかの様に、初めから泣かそう、泣かそうとしてくる。
そうこられると、コチラは身構えてしまい、アラ探しをしてしまう。
小説はそこそこ面白かったのに、何が原因なのだろう。
役者の演技力? 岡田准一 は仕方が無いにしても、モーゼ役の西田敏行はハマちゃんにしか見えないし、宮崎あおいもいまひとつキレがないし、塚本高史 がアイドルオタクと言うのもムリがある。
でも、それだけだろうか。
本来、別々の物語を一つにしてしまった所が最大の原因かもしれない。


★クズベリー作品賞 銅賞
「インディ・ジョーンズ 〜クリスタル・スカルの王国」

これまでのインディー・ジョーンズシリーズはどれも面白かったので、久し振りの新作には結構期待していたのだが、その期待を見事に裏切られた感じ。
その最大の原因は、従来の作品の世界観と変わってしまっていた事。
ノミネート作品紹介の感想にも書いたが、これまでのオカルトテイストでは無く、エイリアンやUFOといったSFチックになっていた事には、本当にガッカリだよ。
旨いラーメン屋だったのに、久し振りに行ったら味が変わっていた、みたいな感じ。
僕は昔のオカルトテイストのラーメンを期待してたのだがなぁ。


★もったいない賞
「僕らの方程式」

途中までは、本当におもしろかった。
それぞれ事情で夜の高校で鉢合わせした面々が、何故か凶悪誘拐犯に間違われて警察に包囲されてしまい、この先どうなっていくのだろうとワクワクしていたのだけれど、そこまでがこのイケメン・アイドル映画の限界だった。
もっと脚本を練っていれば、『アフター・スクール』の様な隠れたヒット作になっていたと思う。
本当にもったいない。


★題名がダサイ賞
「三本木農業高校、馬術部〜盲目の馬と少女の実話〜」

せめて『三本木農業高校、馬術部』としておくべき。
絶対に、『盲目の馬と少女の実話』は不要だ。
題名で作品の内容を説明する必要はないでしょう。
しかも『実話』ってなんだよ、そんなの題名にいれるなよって感じ。
そもそも、コスモは盲目じゃなく、片目は見えるし。

2009. 3. 26



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