Back  Index / Next 






長崎の旅 〜さよならの最終日〜
9月19日(日)
今日は長崎の旅の最終日。
折角3連休(土日を含めると5連休)を取ったのだが、結局、滞在期間が長いとそれだけ費用も掛かるので2泊3日となってしまった。
龍馬と違い、まったくロマンの無い話である。

さて、今日は長崎歴史文化博物館の特別展のひとつの『長崎奉行所・龍馬伝館』へ行く。
まずはじめに、『長崎奉行所』のコーナーでは長崎奉行所の仕事を説明していたが、これが結構面白い。
実際に起きた事件の、今でいう所の"調書"が展示されていて、酒に酔って喧嘩をして人に怪我を負わせてしまった○○に住む△△兵衛は所払いの判決を受けていたり、今も昔も人がやっている事は余り変わりが無いと感じた。
それと、実際に立派なお白洲を再現したコーナーは、今回の『長崎奉行所・龍馬伝館』展が終わった後、壊してしまうとしたら勿体無いなぁと思うくらいの出来栄え。

続いて『龍馬伝』のコーナーへ。
ここは名前の通り、NHKの大河小説の『龍馬伝』をテーマにしたコーナーで、ベースは勿論、実際の坂本龍馬についての説明だが、それにドラマについてもプラスされていて、例えば台本や福山雅治が着た着物等も展示されていた。
『長崎奉行所』のコーナーが意外にも面白かった為、時間が掛かり過ぎて、『龍馬伝』のコーナーをじっくり見られなかったのが、予定外だった。

長崎駅前の文明堂でお土産のカステラを買い、座り心地の悪い特急かもめに乗って一路博多へ。
しかし、まっすぐ名古屋へは帰らないところが、僕らしい。
博多駅で在来線に乗り換えて"海ノ中道"という駅で降りる。
真っ直ぐ、名古屋へ帰る事もできたけど、折角なので(何が折角なのか)、玄界灘を見ようと思ったのだ。
どうして玄海灘だったのかは特に理由は無い。
海だったらどこでも良かったのだ。
ところが、海ノ中道で降りると『海の中道海浜公園』に入らなければ海を見ることが出来ない。
つまりこの駅は『海の中道海浜公園』の為の駅だったのだ。
仕方がないので400円を払って入園し、テクテクと広い園内を歩いて海が見える潮見台を目指す。
玄界灘と言えば「無法松の一生」。
あの歌の歌詞の様に、荒れ狂った海を想像していたが、実際には恋人たちが戯れていても不思議では無い様な、穏やかな波が砂浜に寄せては引いていた。
9月も半ばを過ぎていると言うのにまだまだ暑いけれど、湿度が低いので日陰にはいると風が心地よく感じる。
このままのんびりした海を眺めていたいけど、帰りの新幹線の時間もあるのでまだまだ日差しの強い中、帰ることにした。

7

エピローグ
長崎出身の"さだまさし"に言わせれば、「長崎は坂、墓、馬鹿」と言われるくらい坂と墓の多い街で(馬鹿が多いかは知らない)、それは実際に行ってみて初めて「なるほど」と、実感出来る。
「龍馬が何をしたのか」は史実を元に様々な本やメディアで紹介されているが、「龍馬は何を考えていたのか」については中々伝わってこない。
ならば、「現地へ行けは何か分かるかも知れない、実感出来るかもしれない」と考え、今回は長崎へ行ってきた。
そして、バタバタと駆け足で回った割には、長崎の街を龍馬のぶーつ像(←何故だか、ブーツではありません)や風頭公園から見て、ぼんやりとしているけど、何かを感じる事ができた。
やはり、現地に行かなければ、活字には載っていない感触や肌触りと言った事を感じ取る事が出来ないのだ。
今回はじっくり見る時間を取れなかったが、もっと穴が開くほど亀山社中の柱を見たり、もっとゆったりと風頭公園から長崎の街を見ていたら、龍馬の考えに近づく事が出来るかもしれない。
そして、いつの日か再び訪れようと思った。

2010. 10.11

 Back  Index / Next