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お気に入りの映画 〜ボクデミー賞 番外編〜

映画の話しでスミマセン。
毎年、『ボクデミー賞』なる個人的な趣味に偏った映画賞を勝手にやるくらい映画を観るのが好きなワケなんですが(受賞したからと言って、何もメリットはありません)、その『ボクデミー賞』を始める前に観た映画や、一般にはウケないだろうと言う事で賞から洩れた作品の中に僕のお気に入りの映画がいくつかあります。
そんな作品を紹介します。

【ストリート・オブ・ファイヤー】

<ストーリー>
エレン・エイム(ダイアン・レイン)は人気ロック・シンガーとして故郷のリッチモンドでの凱旋コンサート中に乱入してきた暴走族ボンバーズに誘拐される。
それを元恋人のトム・コーディ(マイケル・パレ)が女兵士のマッコイ(エイミー・マディガン)やエレンのマネージャと共に救出に向かう。

<見どころ>
上に書いたストーリーで7割の説明は終わる程、単純なストーリー。
この映画の見どころは何と言っても、劇中に流れる音楽の数々。
エレン・エイムが歌う「今夜は青春(Tonight Is What It Means to Be Young)」は、「今夜はAngel」のタイトルで椎名恵によってカバーされ、TVドラマ『ヤヌスの鏡』の主題歌として日本でも大ヒットしたそうだ(僕は記憶に無いけれど)。
ボンバーズからエレンを奪い返したトム達が逃げる途中で出会ったコーラスグループのソレルズがバスの中で歌う「カウントダウン・トゥ・ラヴ」も良い。
良い曲ばかりなのでサントラCDを買っちゃいました。
ちなみに、ダイアン・レインが歌うシーンは口パクで、実際は別の人が歌っています。

http://www.youtube.com/watch?v=3WLEcjWZd-w

【非・バランス】

<ストーリー>
小学生の時にいじめを受けた為、友だちを作らず、クールに生きていくことに決めている中学2年生、チアキ(派谷恵美)。
彼女はひょんなことから出会ったオカマバーのママ、菊ちゃん(小日向文世)と親交を結び、年齢や性別を超越した菊ちゃんに、次第に心を開いていく。
やがて菊ちゃんが昔の恋人とのトラブルで窮地に追い込まれていると知ったチアキは、何とか助けようと密かにある作戦を決行する・・・。

<見どころ>
いじめを受けた経験から友達を作らず、クールに生きていく事に決めたチアキだが、菊ちゃんや不良グループのミズエが抱える問題や悩みを知り、関わっていくうちに、"友だちを作らず、クールに生きていくこと"が現実から逃げている事に気付き、自分の悩みに向き合う様になっていくチアキの成長が見ていて清々しい。
いじめとか、悩みとかって言うと暗い映画の様に思えるかもしれないけれど、全然そうじゃなくて、オカマの菊ちゃんが実に明るくて、今でも小日向文世を見ると菊ちゃんを思い出す程自然で、どう見てもオカマにしか見えないくらいハマッテいる、そんな所が気持ちいいんです。
実はこの映画も、途中で菊ちゃんが歌う「愛のかけら」という歌が秀逸で、サントラCDをYahooオークションで手に入れました。(でも映画の方が良かったなぁ)

【1999年の夏休み】

<ストーリー>
近未来の1999年、森の中にある全寮制学園は夏休みになり、ほとんどの生徒が帰省したが寮に残った和彦(大寶智子)、直人(中野みゆき)、則夫(水原里絵)の3人の前に自殺した悠(宮島依里)にそっくりな薫(宮島依里・二役)が現れる。
和彦を見守る直人や下級生の則夫の思いが絡み、彼らの関係は混迷していく。

<見どころ>
まず初めに、"1999年"と言っても過去の話じゃない。
公開されたのが1988年なので、その時点から見れば充分近未来。(もっと先の未来にしておけば良かったのに・・・)
さて、登場人物が5人で、そのうち悠と薫は二役なので実質4人しか出ていないから相関関係が分かりやすい。
最初はもっと多くの出演を考えていたそうだが、予算が無くて4人になったらしいが、逆にそれが良かったと思う。
内容は腐女子が喜びそうなBL(Boys Love)映画だが、実際に演じているのは少女たちなので、ゲイでもなければレズビアンでもない、不思議バランスの中で物語が進行していく。
そして、これまでに観たどの映画にも似ていない、異質な作品だから妙に心に残るのだろう。
ちなみに出演の4人のその後はこんな感じ
 ・宮島依里 → 主に声優として活躍中
 ・大寶智子 → 映画・TV・舞台と幅広く活躍中(黒沢明作品にも出演)
 ・中野みゆき → 川合俊一(元バレーボール全日本代表)の奥さん
 ・水原里絵 → ご存じ、深津絵里(本名)として活躍中

http://www.youtube.com/watch?v=oP2NFMpcBow

【のど自慢】

<ストーリー>
あの国民的歌番組『のど自慢』がこの街にやってくる。
様々な思いを胸に、熱いドラマが交錯する。
売れない演歌歌手、何をやってもうまくいかない父親、姉の駆け落ちに心を痛める女子高生・・・・。
はたしてあの♪キンコンカン・・・♪の鐘の音は誰に鳴るのか。

<見どころ>
口に出しては言えないけれど、歌だったら・・・って事ないですか。
別々の人達がそれぞれストーリーを経て、その思いを『のど自慢』のステージで歌い上げるシーンは感動的。
ブキッチョな女子高生は駆け落ちした姉を想って『花』を歌います。
売れない演歌歌手は自分の為に『Tomorrow』を歌います(♪涙の数だけ強くなれるよ)
家が火事で全焼し、失業中の父親は家族の為に『また逢う日まで』で再出発を誓います。
人が誰かの為に歌うって力強いものなんだと気付かせてくれる映画です。


今回は4作品を紹介しましたが、『非・バランス』と『1999年の夏休み』はマイナーな映画なのでTSUTAYAでもDVDが無いかもしれませんが(ビデオテープの時代なら有ったのですが)、もし見かけたら試に借りてみてはいかがでしょうか。


2011年 9月 2日

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