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第10回 ボクデミー賞 〜クズベリー賞の発表〜

ボクデミー賞も第10回を迎えました。
10年もやっているのにクズ映画を見てしまって、「やっちまった〜」と後悔する事が多々あります。
小説を読む場合は、『速読』というワザが有りますが(僕は出来ませんけど)、映画の場合は2時間の映画は、やはり2時間掛かります。
時間もお金も掛けてクズな映画を見てしまった事に反省と、懺悔の意味を込めて発表します。

[説明]
本家のアカデミー賞には駄作に送られるラズベリー賞(通称、ラジー賞)というものがあるのだが、僕もそれにならって、まずはガッカリしたた映画を紹介するのだ。
もちろん、100%僕の主観によるものなので、僕の好みに合わなければバツなのです。


★クズベリー作品賞 金賞
『あしたのジョー』


昭和40年代という設定にもかかわらず、その時代の空気が出ていない。いや、もっと簡単に言えば、この平成の時代の物語の様に感じてしまう。
たとえば、背景の遠くの方に高層ビル群が映っていたり、力石が試合をした建物のロビーの蛍光灯に格子状のカバーが付いた物だったり、はたまたドヤ街の子供たちがメシ屋でジュースを飲みながら食事をしている。
ドヤ街は貧民街では無いが、決して裕福では無い。
いや、当時は裕福であったとしても、ジュースを飲みながら食事などしない。
それにしても、「我々はあしたのジョーである」と言った、日航機のよど号をハイジャクした犯人たちはこの映画を見たのだろうか。
そして何を思ったのだろうか。(北朝鮮じゃ見られないか)


以前、絶賛した香川照之もこの有様。
これじゃ、丹下段平のコスプレだ。

★クズベリー作品賞 銀賞
『時をかける少女 』 角川春樹版


『時をかける少女』というタイトルは有名だけど、角川春樹版のこの作品は有名ではないし、公開当時には話題にもなっていなかったと思う。
だから本来ならクズデミー賞の資格は無いのだが、折角なので入れておく。
しかし、ヒロインの中本奈奈の魅力の無さといったら・・・・。
DVDのパッケージでは吉野紗香似で可愛かったのだが、本編では髪型も違うし、「だまされたぁぁぁ!」という気持ち。
ころで、時が経って再び逢った時、和子が深町を覚えているというのは、何作かある『時をかける少女』の中でも、この角川春樹版だけ。
昔つきあっていた彼女と街角で偶然会った時、相手が自分の事をすっかり忘れていたら嫌だなぁと角川春樹は思ったんだろうなぁ。
案外、角川春樹はロマンチストであったのか。

★クズベリー作品賞 銅賞
『プリンセス・トヨトミ』


全編に漂う中途半端感。
途中までは大阪版『ダビンチ・コード』の雰囲気で良かったのだが、堤真一が疑問に思ったとたん、中井貴一は何も聞いていないのに、400年間守ってきた秘密をベラベラしゃべってしまい、「なんじゃこりゃ」である。
そしてこの映画のテーマである『父から息子へ伝える思い』が、大阪国の秘密というのも中途半端。
更にプリンセスが男勝りの女子中学生というのは良しとしても、それがジャンヌ・ダルクの様な活躍をする訳でもないし。

ああ、中途半端・・・。

★クズベリー作品賞 見てはいけない賞
ダメな映画にいちいちコメントを付けるのも時間の無駄なので、タイトルだけはっぴ用します。
但し、僕と相性が良くなかったという事なので、ひょっとするとあなたとの相性はバッチリかもしれません。


『コクリコ坂から』
『犬とあなたの物語 いぬのえいが』

『わさお』

『ワイルド7』

『うさぎドロップ』


2012. 2. 12



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