Back  Index / Next 


第10回 ボクデミー賞 〜インターミッョン〜

今年のアカデミー賞の発表も終わり、 ゴールデン・グローブ賞と併せて、2011年公開の映画賞についてはこれで一段落となり、日本公開がまだの作品については公開され次第観たいと思います。

今年の各賞のおさらい。

【ゴールデン・グローブ賞】Golden Globe Awards
・1944年から始まり、1956年からテレビドラマが加わった。
・ハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)の会員の投票により選定される。
・毎年1月下旬に発表され、アカデミー賞の前哨戦としての注目度も高い。
・HFPAはアメリカ合衆国の映画業界をカバーする、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、ラテンアメリカの新聞・雑誌記者による団体で、2011年5月時点で82名の会員を抱えている
[Wikipediaより抜粋]


主な賞 受賞
作品賞 ドラマ部門 『ファミリー・ツリー』
コメディー/ミュージカル部門 『アーティスト』
主演男優賞 ドラマ部門 ジョージ・クルーニー
 『ファミリー・ツリー』
コメディー/ミュージカル部門 ジャン・デュジャルダン
 『アーティスト』
主演女優賞 ドラマ部門 ミシェル・ウィリアムズ
 『マリリン 7日間の恋』
コメディー/ミュージカル部門 メリル・ストリープ 
 『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
助演男優賞 クリストファー・プラマー
 『人生はビギナーズ』
助演女優賞 オクタヴィア・スペンサー
 『ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜』
長編アニメーション賞 『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』
外国語映画賞 『別離』(イラン)

【アカデミー賞】Academy Awards
・1929年に設立され(映画芸術科学アカデミー(AMPAS)の夕食会(1929年5月16日)の一環として行われ、授賞式は5分程度で済まされた。
・また、AMPAS会員の大部分がハリウッドの業界関係者による編成であり、新聞記者や映画評論家など公平な立場で判断できる分野の会員が少ない。
[Wikipediaより抜粋]

・AMPASには投票権を持つ会員が現在5765人いるが、名簿は公表されていない為、ロサンゼルス・タイムズ紙は実態をつかむため調査を行い、全体の89%にあたる5100人あまりの正体を把握した。
そこで明らかになったのは、全体の94%が白人、77%が男性という事実である。
平均年齢は62歳で、50歳以下の会員は実に14%しかいない。アカデミー賞を選考する会員の大半が、白人男性の高齢者であることが浮き彫りになった。
[映画.comより抜粋]


主な賞 受賞
作品賞 『アーティスト』
主演男優賞 ジャン・デュジャルダン 『アーティスト』
主演女優賞 メリル・ストリープ
 『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
助演男優賞 クリストファー・プラマー
 『人生はビギナーズ』
助演女優賞 オクタヴィア・スペンサー
 『ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜』
長編アニメーション賞 『ランゴ』
外国語映画賞 『別離』(イラン)

映画評論家の町山氏は前述の様に、投票する人の平均年齢が62歳という事を考えると、無声映画にノスタルジーを感じて『アーティスト』が取るに違いないと予想し、見事に的中させている。
また、助演男優賞についてもクリストファー・プラマーが受賞することを予想している。
クリストファー・プラマーは『サウンド・オブ・ミュージック』でジュリー・アンドリュースが家庭教師としてやってきたトラップ家のご主人を演じていた人。
これも誰が投票しているかを考慮しての予想だ。
尚、これら以外の助演女優賞のオクタヴィア・スペンサーを除いて、全て外している事も記しておこう。
(映画評論家は予想屋では無い)

メジャーな所だけでは無く、色々な方面でもランキングが作られているので、ここで併せて紹介しましょう。

【興行収入ランキング】[億円]
1 ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 95.1
2 パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉 83.5
3 コクリコ坂から 42.9
4 トランスフォーマー ダークサイド・ムーン 41.6
5 劇場版ポケットモンスター
ベストウイッシュ ビクティニと
黒き英雄 ゼクロム/白き英雄 レシラム
41.4
6 ステキな金縛り 37.3
7 GANTZ 34
8 SP 革命篇 32.9
9 名探偵コナン 沈黙の15分 30.5
10 カーズ2 29.6
僕は『コクリコ坂から』以外はどれも観ていません。
かと言って、これから観たいという映画もありませんね。
(『GANTZ』は今年になってからDVDで観ました)
結局のところ、良い映画だから興行収入が多くなるというのでは無く、どれだけ効果的に広告を行えたかによるのでしょう。
皆さんもCMに騙されない様にしてください。

【キネマ旬報(邦画)】
1 一枚のハガキ
2 大鹿村騒動記
3 冷たい熱帯魚
4 まほろ駅前多田便利軒
5 八日目の蝉
6 サウダーヂ
7 東京公園
8 モテキ
9 マイ・バック・ページ
10 探偵はBARにいる

【キネマ旬報(外国映画)】
1 ゴーストライター
2 ソーシャル・ネットワーク
3 英国王のスピーチ
4 無言歌
5 ブラック・スワン
6 マネーボール
7 トゥルー・グリッド
8 ヒア アフター
9 灼熱の魂
10 家族の庭

【映画秘宝】

1 ピラニア3D
2 宇宙人ポール
3 猿の惑星・創世記(ジェネシス)
4 X-MEN:ファースト・ジェネレーション
5 冷たい熱帯魚
6 ブラック・スワン
7 電人ザボーガー
8 ソーシャル・ネットワーク
9 アジョシ
10 監督失格
観ていない作品も有りますが、映画雑誌によるランキングは有る程度参考になると思います。
ここにランキングされている作品で、自分の好みに合いそうな映画を見れば、大ハズレは無いんじゃないかな。

【シネマハスラー(TBSラジオ)】
1 サウダージ
2 その街のこども・劇場版
3 ソーシャル・ネットワーク
4 ブルーバレンタイン
5 スーパー
6 ブラック・スワン
7 冷たい熱帯魚
8 猿の惑星・創世記(ジェネシス)
9 X-MEN:ファースト・ジェネレーション
10 くまのプーさん
『シネマハスラー』はTBSラジオの深夜番組で、DJの宇多丸(ライムスター)がサイコロを振って観る映画を決めて、それを批評するというコーナーで、年間約50作品ほどについて行っている。
宇多丸の批評の傾向は監督目線というのだろうか、映画の技術的な視点が多く、理屈っぽいところが僕とは合わないけれど、観る映画の参考にしている。


*以下、『映画秘宝』調べ
【町山智浩(映画評論家)】
1 宇宙人ポール
2 ブルーバレンタイン
3 ミッション:8ミニッツ
4 猿の惑星・創世記 & プロジェクト・ニム
5 アタック・ザ・ブロック
6 ミッドナイト・イン・パリ <日本未公開>
7 ブライズメイズ <日本未公開>
8 シダー・ラピッズ <日本未公開>
9 ランゴ
10 ドライヴ

【みうらじゅん(イラストレーター)】

1 ピラニア3D
2 イップ・マン 葉門
3 ブルーバレンタイン
4 アンノウン
5 サラの鍵
6 八日目の蝉
7 世界戦略:ロサンゼルス決戦
8 ミツコ感覚
9 コンテイジョン
10 エンジェル ウォーズ

【江頭2:50(芸人)】

1 孫文の義士団
2 イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
3 ブラック・スワン
4 悪魔を見た
5 ピラニア3D
6 宇宙人ポール
7 アジョシ
8 猿の惑星・創世記(ジェネシス)
9 冷たい熱帯魚
10 マネーボール

【水道橋博士(芸人)】

1 冷たい熱帯魚
2 監督失格
3 エンディングノート
4 宇宙人ポール
5 恋の罪
6 GONZO
7 キラー・インサイド・ミー
8 イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
9 悪魔を見た
10 モテキ

【成海璃子(俳優)】

1 ソーシャル・ネットワーク
2 サウダーヂ
3 恋の罪
4 BIUTIFUL ビューティフル
5 ザ・タウン
6 マイ・バック・ページ
7 ファンタスティック Mr.Fox
8 監督失格
9 奇跡
10 わたしを離さないで

【二階堂ふみ(俳優)】

1 歓待
2 冬の小鳥
3 ムカデ人間
4 監督失格
5 クリスマス・ストーリー
6 ウッドストックがやってくる
7 しあせの雨傘
8 17歳の肖像
9 ノーウエアボーイ ひとりぼっちのあいつ
10 引き裂かれた女

【柄本祐(俳優)】

1 大鹿村騒動記
2 ザ・ウォード 監禁病棟
3 トスカーナの贋作
4 ファンタスティック Mr.Fox
5 ヒア アフター
6 デンデラ
7 MAD探偵 7人の容疑者
8 タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密
9 神様のカルテ
10 ツリー・オブ・ライフ

【高橋洋二(放送作家、年間200本鑑賞)】

1 ゴーストライター
2 イリュージョニスト
3 電人ザボーガー
4 イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
5 ピラニア3D
6 アリス・クリードの失踪
7 ヒア アフター
8 モテキ
9 マネーボール
10 ザ・タウン

個人のランキングというのは、その人の人なりが出るので興味があります。
特に成海、二階堂、柄本といった演ずる側のランキングは雑誌などのランキングや観る側の僕らとは少々違っている様な気がします。

良い映画だけでは無く、ワースト10というのもあります。

【シネマハスラー(TBSラジオ)】ワースト

1 セカンド・バージン
2 怪物くん
3 ワラライフ
4 ツーリスト
5 さや侍
6 アジャストメント
7 手塚治虫のブッダ・赤い砂漠よ!美しく
8 スイートプリキュア
とりもどせ 心がつなぐ奇跡のメロディ
9 スマグラー おまえの未来を運べ
10 素敵な金縛り
やはり華々しくCMを打っていた作品が多いですね。
CMを沢山放送しているからつまらない映画という訳ではないけれど、CMを観て「面白いはずだ」と思うのは禁物です。
ヤツらは広告のプロです。
どんな映画でも面白いシーンは有るので、それを15秒間だけ繋いでいけば、つまらない映画も面白い映画に見えちゃうから、アラ不思議。
予め、色々と情報を集めておくと良いと思います。

さてさて、ボクデミー賞はどうなるでしょうか。
お楽しみに。


2012. 3. 4


 Back  Index / Next