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第12回 ボクデミー賞 〜クズベリー賞の発表〜

僕も日々、愚にもつかない物を作っているので少しは分かるのだが、何か物を作るって事は結構面倒だったり、意外と手間が掛かったりする。
映画も同じで、多くの人の手によって作られているから、完成させるまでの汗や努力は尊いのだ。
だからそんな視点から見た場合、どんな映画だって素晴らしいはずなんだが、どうしても許せない映画がある。

★クズベリー作品賞 金賞

『さよなら ドビュッシー』


『あまちゃん』で足立ユイを演じた橋本愛が主演だし、昨年のボデミー賞金賞を受賞した『桐島 部活やめるってよ』でかすみも演じている。
もっと言えば、『このミステリーがすごい』で大賞を受賞しているから「すごく面白いのでは・・・」と期待で胸をパンパンに膨らませ勝ちだが、それは止めた方が良い。
『このミステリーがすごい』で大賞を受賞しているのだから、原作は良いと思うので、これは監督の力量なんだろう。

★クズベリー作品賞 銀賞
『横道世之介』

年末に有り勝ちな、「今年のベスト」という企画ではトップ10に入る事が多い作品だが、僕的には「どこが良いの?」というハテナマークのオンパレードだ。
この作品を良いと感じた人は概ね、学生時代に似たような体験をしているか、背景に映る"AXIA(カセットテープ)"の看板などの時代考証に懐かしさを感じている様だ。
世之介自身も特別にイイヤツというワケでもなく、普通の男子だと思う。と言う事で、この作品の見どころが僕には全く分からないのだ。

★クズベリー作品賞 銅賞
『探偵物語』


僕は薬師丸ひろ子ファンである。
そして、彼女の人気絶頂期の作品だが、クズデミー賞にしてしまう僕はなんと公正なんだろう。
今にして思えば、この頃の彼女の演技はヘタだ。
彼女だけでなく、他の出演者もヘタ。
無論、演技については全くのトーシローの僕だが、そのトーシローがヘタだと大見得きって言えるほどなのだ(但し、トーシローなので具体的には説明できない)。


『かぐや姫の物語』

一部では「凄い」と絶賛だが、そう言っている人の殆どが水墨画の様な映像表現であって、内容ではない。
映画って内容が勝負だと僕は思っていて、映像表現だけなら、CGバリバリだけの映画と大差ない。
そもそも絵のタッチも好きではなく、姫が絶世の美人という設定なのに、そうでもない、と言うか回りの人物がブサイクすぎる。
回りの人物のレベルを下げているのであれば、捨丸は絶世の美男子という事になる。
それに、『姫の犯した罪と罰』と言うけれど、何の罪を犯したのか、結局わからなかった。
そして一番の欠点は日本人なら誰でもストーリーを知っているので、物語の面白さが無い点だ。

★クズベリー主演女優賞
メグ・ライアン(『めぐり逢えたら』)

メグ・ライアンが"ラブコメの女王"と呼ばれていた頃の作品だが、なんて演技がヘタなんだろう。
ひとくちストーリでも書いたが、車の運転シーンなんて、何人も人をはね、何台もの車にぶつかっている違いないと思わずにはいられない。
監督の演出なのかもしれないけれど、どれだけヘタなんだろうと思った人は見てみると良い。




2014. 3. 7

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