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K先生

今日、緑区のCafe & Gallery teq-teqで中学時代の友人で陶芸家、野村絵梨花の個展があり、企画として "仕上げ作業体験教室「削ってみよう」" があったので参加してきました。
今日の参加者は僕を入れて4人で、うち3人が男。
何をするのかと言うと、途中まで作られた小皿が予め用意されていて、我々参加者が余分な所を道具(名前はなんて言うのだろうか)で削るというもの。
陶芸は土から形を作ったら釉薬に漬けてそのまま焼くんだと思っていたら、削って形を整える作業があるんだね。
ある程度乾かされているとは言え、力を入れると簡単に変形してしまうので注意しながらピーラーの様な道具でお皿の淵をカリカリカリカリと削っていく。


削った後は、絵付けをする。
ちょっとサインが失敗しちゃいましたが、まあまあの出来で、teq-teqの奥さんには「顔に似合わず、可愛いじゃないですか」などと言われ好評でした。


ところで、今回の参加者の中にK先生がいました。
僕の中学時代に美術と技術を担当されていて、僕自身は授業を受け持って頂いた事は無かったのですが、他の先生が病気で休まれた時に一度だけ授業を受けた事があります。
何の授業だったかは忘れましたが、エッチな話をされていた事だけは覚えています(内容は自粛します)。
当時のK先生は授業を脱線してエッチな話をすることで有名で、先生曰く「女子生徒に人気があった」との事ですが、今となっては真偽の程は定かではありません。
けれど、一度だけの授業では女子も一緒に笑っていたので案外本当かもしれません。

そんなK先生は日本中の古民家を描いていて画集も出されています。
先生の場合は写真を見て描くのではなく、実際にその場所へ行って描かれていて、そうすると家が「よく来てくれた」と語りかけて来るのだそうです。
物にも命が宿っていると考えられていて、特に古民家などは何代にも亘って受け継がれて来ているので尚更なんだとか。

そんな興味深い話以上に今回の参加者が一番驚いたのは、先生が電車を持っているという事。
名古屋で路面電車が廃止になる時、まだ十分使えるのに漁礁にする為、海に沈められる事を悲しんだ先生は15万円で購入したんだそうで、僕としては購入した事よりも、電車が置けるほどの広い庭がある事にビックリです。
だって、先生の家は名古屋では割と高級な住宅地にあるんです。
現在では文化財となった先生の電車に全国の鉄道ファンが集まっての交流会での事、ある人が持ってきたビデオ(もちろん電車の)を上映したんだそうです。
鉄道関係のテレビ番組を録画したそこには10前に亡くなられた先生の奥さんが映っていたのだそうで、これも「電車が逢わせてくれたんだなぁ」と語る先生にジーンとしてしまいました。
やっぱり物にも命が宿っているんですね。

更に僕たちが盛り上がったのは先生の車。
日野ルノーという60年くらい前の車で、形もいいし色もいいし何もかもがシンプルで、皆で撮影大会になっちゃいました。



あれっ、今日は何しに来たんだっけ?


2014. 3. 16

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