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森林公園へ行く
訓練校の先生から、鳥取県と隣接する岡山県立森林公園へ行けるよう、事務長へ申し入れているとの話があった。
バスをチャーターしての見学となるとそれなりの費用が掛かるので、事務長に掛け合っているのだとか。
森林公園にはブナをはじめ様々な木があるとの事なので、それを見ながら先生から説明を受けるという事になるのだろう。
そう言う話を聞くとすぐに行きたくなるタチなので行ってきた。
愛知にも名古屋市の隣の尾張旭市に森林公園があり、何度か行った事があるので似たような所かと思ったのだが・・・。

津山のアパートからは1時間半くらいで割に近いのだが、森林公園に近づくにつれ、車窓には勢いよく流れる渓流や綺麗な花が流れているけれど、その都度車を止めて見ていたら日が暮れてしまうので、それらは又の機会に取っておくことにして先を急いだ。
しかし、どうしても気になった湖があり、Uターンして見ていく事にした。

これまでの日常には湖は近くにないし、見にいくことも無いから気を引かれたのだろう。
それは奥津湖と言い、車を総合案内所の駐車場に止めて脇の道を下っていくと湖に出る。
静かな湖畔で、ウグイスの囀り[さえずり]しか聞こえてこず、湖面を優しい風が通っていくだけだった。

総合案内所には奥津湖周辺の模型があり、それを見ていたのだがどうも、つい先ほど見た湖とはナンカ違う。
よく見るとそれはかつての町で、苫田ダムの建設により今は湖の下に沈んでしまった町。
それでふと頭の中に流れたのがC.W.ニコルの『りんご木にかくれんぼ』。
ここは岡山だからりんごでは無く、湖の下では桃の花が咲いているのかもしれない。


このすぐ先には中学校が有ったそうです

森林公園に着くと、まずは北展望台へ向かったのだが、その道の様子がおかしい。
僕が愛知の森林公園で歩いた道とは明らかに違い、人が歩いたから道になった様な道。
本当にこの道で良いのだろうかと疑いつつ登って行くと、北展望台(標高:900m)に到着。
しかし、周りは木が茂っていて、全く展望できなかった。


北展望"台"と言いながら"台"は無い

次に向かうのは『もみじ滝』。
湖と同様、普段の生活で滝を見る機会は無いので、折角だから今日は見てみたいと思ったのだ。


途中のおたからこう湿原(標高:890m)はカラカラに乾いていた


所々にある残雪の横を汗をかきながら登っていく

急な山道を登ったり下ったりしながら、ようやく辿り着いた。
事前にHPで見たものとは随分違い水の量が少なく、急な渓流といった感じの滝だ、と言うか滝なのか?


雪解け不足なのでしょうか

さて次は何処へ行こうかとパンフレットを見ると晴れた日には『千軒平』(標高1090m)から日本海も眺められるとのこと。
見上げると空は晴れ。
ならば行かないワケにはいかない。
もみじ滝からもUP-DOWNが続く山道をゼイゼイ言いながら歩いていて思ったのは、「ここでもし、足をくじいたら遭難確実」。
だから登りも下りも慎重に歩みを進めていくが、それでも枯葉で滑ったり、木の根っこに躓いてしまう。

ところで、何で僕は今、山を登っているの?
今日は木を見に来たんじゃなかったっけ?
そんなこんなで辿り着いて思ったのは、
「騙された〜」


回りは山ばっかりで、日本海なんて見えないじゃん。

もう帰ろうと思ったが、来た道を戻るのも芸が無い。
このまま進んで、『熊押し滝』に向かう事にした。
滝のリベンジと、恐らくこの先は下りが多いだろうと推測したのだ。
しかし、この"下り"が登りよりも曲者で、滑りやすい上に実は脚への負担が登りよりも大きいのだ。
太ももをプルプルさせ、息も絶え絶えになりながら『熊押し滝』に辿り着いたのだが、ここでも"?"である。
森林公園のパンフレットに依れば六段の滝で、新緑の頃が特に美しいとの事なのだが、『もみじ滝』よりもショボイ。
まぁ、いい運動になったと思い森林公園を後にした。


まだ時期が早かったのカモ。

2015. 4. 26


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