Back  Index 



■2年後・・・
2001年 5月
 
藤田学園でガンと診断されてから2年が経った。
幸い、再発や転移といった問題も今のところ無く、又、放射線治療による副作用もこれといって無い。
放射線はモロに頭にあたっているはずなのだが、脱毛も無い。(最近、少々髪が薄くなってきたのは歳のせい?)
もちろん、巨大化したり、口から火を噴いたりという事もない。
ただ、レーザ治療による左眼の視野の歪みは一生治らないので、車の運転だけは特に注意をし、なるべく夜や同乗者がいる時はは運転しないようにしている。
ガンが治っても、交通事故で死んでしまっては元も子もない。
他に病気前との変化した点は、目を使い過ぎると目やアタマが痛くなる事。
痛くなるのは主に治療を受けた左眼なのだが、時には右眼の時もある。
仕事がら、パソコン等の端末を使う時間が長いので、目が疲れ易いのだ。
ひょっとしたら、三叉神経が放射線にやられているのかもしれないと勝手に推測している。
それからこれも目の疲労と関係していると思うのだが、朝、目が開けられないくらい乾く。
最近、涙もろくなったとはいえ、普段はどうも涙の出が悪い様だ。
これの対策は夜、蒸しタオルを目の上に5分程載せると、翌日はすごく楽になるのだが、忘れる事が多く(と言うか、覚えている事の方が少ない)、たいていは朝から悲惨な目に会う。

初めのうちは毎月通院していたが、異常が特に見当たらない事から、今では3〜4ヶ月ごとになり、東京で遊ぶ機会が減って、ちょっと残念でもある。
通院では検査と診察を行い、検査は眼のMRIと腹部エコーが主で、時々採血と胸部レントゲンを撮る。
腹部エコーと採血は肝臓に転移していないか、胸部レントゲンは肺に転移していないかを診る。
放射線治療科の徳植先生の話では転移は肝臓、肺、骨、脳の順に多いが、まずは肝臓と肺について検査をしていきましょうとの事。
今のところ異常は見つかっていないので、差し迫った危機感というのは無いが、それでもやはり転移・再発の不安は残る。
30年以上も生きてくると、そろそろガタも出始めて来るのだろう。時々、背中が痛いとか、膝が痛いとかがあると「転移」という文字が頭をよぎるが、心配ばかりしていても仕方が無い。
日々、決して落胆はしていないが、楽観もしていない。
ただ、その日が来る事を覚悟しながら、明日も生きていく。

(しかし、病気は治る気がする)



 Back  Index