Back  Index / Next 

おらぁ、東京さ行ぐだぁ的闘病記
   〜番外編L〜



■♪歩こう、歩こう、私は元気〜
2005年5月15〜16日


■5月 15日(日)


今回の行き先は横浜である。
オイ、ちよっと待てェ! 病院とちゃうんか!?
先生に診察してもらって、「問題ないですね」と言ってもらいに東京へ行くんやろ!?
と、それはごもっともな意見なのでございますが、神妙にしていたところで良い結果が出るとは思われず、横浜へ行ったバチが当たって悪い結果が出るのなら、僕なんかとっくに死んでしまっているのです。
なぁんて、屁理屈をこねて性懲りも無く今回も通院を口実に遊び呆けてしまいました。


て、何故横浜なのかと言いますと、現在、横浜美術館でルーブル美術館展が行われており、文化人の僕としては
「これは見にいかなくては」と思い立ったのです。
そこで、当日のスケジュールを色々と思案している内に、歌舞伎座(東京・東銀座)では「義経千本桜」が上演されている事が判明。
ストーリーは知らないが、タイトルくらいは聞いたことがある。
歌舞伎はドシロウトの僕が知っているタイトルならきっと有名で良い芝居に違いないから、これも見なくてはいけない。
いやいや、せっかく横浜へ行くんだから中華街での食事ははずせないでしょう。
そんなこんなで、いつしかルーブルは食欲に負けてどこかに飛んでいってしまった。


まずは山下公園。
名前だけは聞いていたけれど、山下公園は港沿いにあったのね。
当日は何やらボートの大会が開かれており、大勢の人でにぎわっていた。
4艘ほどの救命ボート(ゴムボートでは無いヤツ)にそれぞれ8人くらい乗り込んで約150mくらい先のブイを回ってくるというレース。
見ている方はあまり面白くないのだが、やっている人たちは結構楽しんでいたみたいだ。
いわゆる草レースなので、レースそのものよりも気の置けない仲間が集まってワイワイやるのが楽しいのだと思う。


楽しそうです

山下公園を抜けて、タワーも通り越していよいよ中華街。
昼12時の中華街は満員御礼状態で、決して広いとはいえない道は人だらけである。
ここでの目的は「メシを食う」のただ一点。
予め下調べしていた秀味園という店を探し「魯肉飯(ルーローファン)」を注文する。
この店の超人気料理だそうで、小さな店の壁にそう書かれてあった。
“豚肉の角煮”と”煮玉子”と”鶏のそぼろ”と”高菜の漬物”がどんぶりご飯の上に乗っているだけのシンプルな料理。
台湾の家庭料理だそうで、台湾と聞くと辛い料理をイメージし勝ちだけれど(僕だけ?)、全然そんなことはない。
味は旨からず不味からずで、特別にお勧めする程ではないが量だけはしっかり有り、これだけで満腹になる。


メシを食ったらもう横浜には用は無い。
みなとみらい線元町・中華街駅からJR横浜駅へ行き、新橋へ。
横浜と新橋はかなり距離があると思うのだが、東海道本線では途中に2つの駅しかない(川崎・品川)のには驚いた。
25分後に新橋駅に到着。
ここから歩いて歌舞伎座(東銀座)へ向かう。


歌舞伎座に到着したのは2時頃だったのだが、4時販売の一幕見席のチケットを求めて既に2重の列が出来ている。
やはり有名な演目になると見たい人が一杯いるのだ。
見るのを諦めた僕は地下鉄で表参道へ向かうことする。
何か目的が有るわけではない。
単なるヒマつぶしだ。


雨が降っていたのだろう、表参道は濡れていた。
こちらも中華街に負けず、大勢の人でごったがえしている。
大きな街路樹(何の木だろう)は車道に緑のトンネルを作っている。
こんな道を晴れた日にオープンカーで走ったら、さぞかし気持ちがいいだろう。
灰色の町と呼ばれる名古屋には無い景観だ。
ズンズンと原宿駅まで歩いていくと、路上ライブをやっている人がチラホラといる。
以前(20年近く前)に来た時はまだ歩行者天国があり、路上ライブはもちろんのこと、たけのこ族みたいな格好をした集団やツイストを踊るロッケン・ローラーたち、果ては猿回し(あれは多分、次郎だったと思う)など様々な連中がいたが、今も少しは残っている様だ。
いわゆる「ゴスロリ」と呼ばれるファッションに身を包んだ少女(一部女装した男)たちに混じって、中でも一番沢山ひとを集めていたのは藁谷(わらがや)ショウコという歌手。
曲はふた昔くらい前のポップスなのだが、歌い方が演歌調でコブシが入って実に妙だ。
こういった、無節操で統一感の無い不思議な空間が珍しいのか、外国のテレビクルーが彼女達を撮影をしていた。


熱唱する藁谷ショウコ

次の目的地はシオサイト。
おととし辺りに出来たのだが、まだ行った事がない。
そこはビルのカタマリみたいな所で、建物の中に色々な店が入っている(らしい)。
ビルに囲まれた中庭では、中国雑技団みたいな軽業師が幾段にも積み重ねたパイプの上で逆立ちをし、周りを取り囲んだ観衆から拍手を浴びていた。
僕もしばらく見ていたのだが、雨足もだんだん強くなってきてたので(中庭なので屋根が無い)、日テレの店に入ろうとしと時、「ゴンー」という物凄い音の雷がなった。
近くに落ちたのか、それとも周りをビルに囲まれている為なのか、とにかくスゴイ音だった。
「ゴロゴロ」などというノンキな音ではない。
本当にスゴイ音の時は「ゴンー」と聞こえるんだと初めて知った。
周りには「傘をさすと落ちるかもしれない」と言っている人も居たが、多分その判断は間違っている。
きっと、雨に濡れるだけだろう。
日テレの店は当然ではあるが日テレの番組関係のグッズの他、スタジオジブリ関係のグッズが売られている。
僕は特にお目当ての物があるわけでは無かったが、雨宿りがてら、一通り店の中を見て廻った。
お台場のフジテレビのショップ同様、何か面白そうな物がありそうで無い。
僕自身が番組関連グッズで無邪気に喜ぶ年齢では無いという事なのだろうか。
少し寂しい気もする。


雨も小ぶりになってきたので、歩いて築地のホテルへ向かう。
途中、歌舞伎座の様子を見に回り道をしたが、一幕見席の列は更に長さを増し、3重になっていて(この時点でもまだ、夜の部の受付は始まっていない)、今日の観劇は完全に諦めた。


今日は散々歩き周り、足がクタクタになってしまったが、この時の僕は、明日は更に歩き回る事を知る由もなかった。


■1月 17日(月)

今日は診察だけで、検査は無い。
今回の通院の前にこの闘病記で過去の検査経歴を調べたら、眼や腹部の検査は昨年の9月が最後で、採血や肺のレントゲンに至っては一年以上やっていない。
そこで今回の目的は
@鈴木先生に会う
A眼と腹部検査の予約をする
B採血と肺のレントゲンをやって帰る
と決めた。


ホテルの1階の喫茶店で軽く朝食をとってから、病院へ向かう。
鈴木先生の診察は8時半からなのだが、8時前には受け付けを済ませ、一先ず売店でおにぎりを買う。
つい先ほどホテルで食べてから来たのだが、トースト1枚にゆで卵とサラダ少々では、いくら小食の僕でも足らない。
病院のエントランスに並ぶイスに腰掛け、昨日、銀座の教文館で買った雑誌を読みながら待合室が開くのを待つ。


程よい時間となった頃をみはからって待合室へ行く。
暫くすると馴染みの木村先生に呼ばれ、視力や眼圧の検査を行う。
視力が前回と変わっていないとの事で、いつもやっていた視野の検査は行わないことになった。
木村先生の検査が終わって30分くらいしてから鈴木先生に呼ばれる。
診察室に入り。僕は「初めまして」と挨拶をした。
鈴木先生は金子先生とは違い、随分若い先生で、多分、僕と同世代くらいだと思う。
「これから、higanさんの担当をさせて頂く、鈴木です」と丁寧に挨拶をされた。
見るからに真面目そうな先生だ(決して、金子先生が真面目ではなかったと言うわけでは無い)。
金子先生がやっていた様にと言うか、藤田学園でも東京医大でも同じなのだが、眼科独特の例の検査機械を使って眼底を観察する。
鈴木先生は僕の眼を見るのは初めてで、これまでの状態はカルテにある写真でしか知るしかない。
それでも、東京医大での検査でガン細胞が死んでいるとの結果が出ている事から、「問題ないでしょう」との診察だった。
次回の通院時にMRIで眼と腹部の検査をする予約し、更に今日、採血と肺のレントゲンもやれる様にしてもらった。
採血とレントゲンの結果は「次回、来た時に」と言う鈴木先生に、
「電話で確認する事はできませんか」とお願いし、2週間後に電話する事にしてもらった。


眼科の次は放射線科で伊藤先生の診察を受ける。
伊藤先生の診察は眼の周りや首筋を軽く押しながらの触診がメインで、恐らくシコリが無いかを診ているのだろう。
なので、診察時間はいつも5分も掛かっていないと思う。


放射線科の後、先ほど予約した採血とレントゲンを周り、本日のメニューは終了。
いつもよりも混んでいた会計を終えると時間は10時半であった。
この後の予定が詰まっているので、築地市場内で少し早い昼食をとることにした。


目的の店も事前に調査済みで、「高はし」という店で穴子丼を食べる。
「高はし」は魚料理の店で、僕は魚料理はあまり好きでは無いけれど、築地市場に来て魚料理を食わないで何を食うのだ(でも、以前に吉野屋で牛丼を食べましたが)。
それに、穴子は旬の魚だし、嫌いな魚ではない。
相変わらず「大和寿司」は長蛇の列だが、「高はし」はガラガラだったが、ネットで検索してみると、行列も出来る事があるらしい。
店の前に立っている看板によると“スーパー穴子丼”と言うヤツが2000円となっていたが、僕は普通の“穴子丼”を注文した。
待つこと10分弱で、ご飯の上に白焼きの穴子がのった穴子丼が運ばれてきた。
ネットでの情報通り、穴子の身は柔らかくクリームの様だ、と言うと言い過ぎかもしれないが、それ程ソフトなのだ。
味もくどく無く、これもどこかのサイトに書かれていた事だが、ご飯が旨い。
上手く言えないかせ、スッキリしていて余分な雑実を感じさせない。
その為、気を付けなければこの旨さには気づくのは難しいだろう。
そんな穴子丼がこれで1100円は少し安いと思う。
僕の後から入ってきた人が“スーパー穴子丼”を注文していたが、横目でチラリと見た所、僕の穴子丼と同じ様に見えた。
何が違うかは分からない。
穴子の二段重ねなのだろうか。
僕はこの穴子丼で充分である。


お腹が一杯になったら次は、銀座のチャンスセンターで今日発売開始のドリームジャンボを買う。
と思っていたのだが、超ウルトラ・スーパー・デラックス・メチヤメチヤ長蛇の列だったので諦めて、さっさと名古屋へ向かった。


いつもなら、そのまま家に向かうのだが、今回は違う。
現在開催中の「愛・地球博(愛知万博)」へ行く予定だ。
名古屋駅からはバスも出ているのだが、せっかくなのでリニモに乗るルートで行く事にした。
万博開催前に、リニモに乗る為だけに行った事はあるが、確かに揺れは少ないのだが、驚くほどでは無いと思う。


さすがに平日の昼下がりという中途半端な時間だと人気のリニモは全く混んでいない。
万博会場に着いたのは14時半。
17時以降に入場すると安くなるのだが、そんな時間まで待てない。


入場して最初に向かったのはインド館。
腹が減っていたので、とにかく何か食い。
インド館へ行ってみるとテーブルは10客も無く、小さなスペースは満席で、他のパビリオンへ行く事にした。
僕の胃袋はすっかりカレーモードになっていたので、他のパビリオンでもカレーのある所を探した。
幸い、近くのバングラデッシュがカレーを売っていて、席も空いていたのでここで食べる事にした。
それにしても、値段が高い。
量も多く無いし、仕方がないのでしょうか。


食い終わったら、いよいよ本格的に色々なパビリオンを見て回ることにする。
まず、一番みたかった「長久手・日本館」へ向かう。
着いてみると、既に90分待ちで、「こんなに待っていたら、他が全然見れない」と思い、遅くなってから見ることにした。
そこで、日本館の隣にあった、「大地の塔(世界最大の万華鏡)」に並ぶ事にした。
とは言え、こちらも70分待ちで日本館とは大差ない。
大地の塔はコゲ茶色の四角い建物で、他に良いデザインは無かったのかよと言いたくなる代物であるが、長い間並んでいるうちに
「いやいや、これだけ何もデザインしない事は逆にスゴイ」と思う様になった。
藤井フミヤは天才なののかもしれない。
少し斜めになった建物の壁面には水が流れていて、周りの温度を若干下げる働きをしているかもしれない。
並び始めた時の待ち時間表示は70分であったが、実際には50分くらいで中に入る事が出来た。
とところが、中は世界最大の万華鏡しかなく、確かに綺麗なのだが、果たして50分も並んで見る価値はあったのだろうかと甚だ疑問である。
5分で出てきた僕が次に向かったのは“冷凍マンモス”のあるグローバルハウス。
大阪万博の目玉は“月の石”だったのに対し、愛知万博は“冷凍マンモス”である。
これを見ずして愛知万博を語れないだろうと思ったのだ。
グローバルハウスは“冷凍マンモス”のいる「マンモスラボ」と月の石が展示されている「オレンジホール」、そして幅50mの巨大スクリーンの「ブルーホール」の3つで構成されている。
「オレンジホール」又は「ブルーホール」を見た後に「マンモスラボ」に行き、“冷凍マンモス“を見るというルートになっている。(オレンジとブルーはどちらか一方しか見れない)
実は日本館へ向かう途中、整理券を配っていて、とりあえずもらったのだが、それがブルーホールだったので見るのをやめたのだ。
大阪万博で涙を飲んだ者にとって、「オレンジホール」で“月の石”を見ることが悲願なのだ。
しかし、2度目にもらった整理券もブルーホールで、一旦はやめようかとも思ったのだが、せっかくなので見て行く事にした。
待つこと10分程でパビリオンに入る事が出来た。
ブルーホールの中は大したものは無く、まるっきりSONYの宣伝ブースの様。
それでも、大型画面の映像は綺麗だった。
いよいよ冷凍マンモスとのご対面だが、なんだか、マンモスなのか象なのかよく分からない。
大きさも、案外小さいのではないかと覚悟をしてはいたが、実際に小さいとやっぱりガッカリである。
はっきり言って、将来、「愛知万博で冷凍マンモスを見たんだぜ」と言いたい人以外は見なくても良いでしょう。


グローバルハウスを出たら次は「サツキとメイの家」へ向かう。
当然ではあるが入場予約はしていないので家の中に入る事はできないが、近くに展望台があり、そこから建物だけは見る事ができる。
5時半も過ぎ、日も落ち始めている為、あまり遅くなると薄暗くなってしまい、特に展望台から見るにはツラくなってしまうと考え、急いで歩いた。
それにしても遠い。
長久手会場の端っこにあり、グローバルハウスからは1km近くあるのでは無いだろうか。
日本庭園の横を通っていくのだが、そんな物には目もくれず、ひたすら「サツキとメイの家」へ向かってズンズン歩くと、突然、木立の中から現れてくる。
「とりのトトロ」は映画全体の中でも好きな作品の一つで、実物を見たらもっと感動するかと思ったが、事前に写真などで見ていた為か、「なるほど」と思うだけで、あまり感動は無かった。
結構、周遊コースから離れているのでよく見えず、残念だったけれど、それでも一応見ることは出来たので満足だ。
ただ、来た道をまた戻ると思うと、少々気が重い。
実は「サツキとメイの家」を見る為の周遊コースは6時に閉鎖されると、パンフレットに書かれているのだが、実際は6時以前に閉鎖されてしまっていた。
僕が見終わって戻って来た時はまだ6時になっていなかったにも関わらず、既にゲートは閉じられていたのだ。
小さな子供を連れたお母さんは「○○ちゃんは楽しみにして、一生懸命歩いてきたのに」と警備の人に文句を言っていたが、このお母さんが怒るのももっともだ。
パンフレットに『6時閉鎖』と書いているのなら、それ以前に閉鎖するのはルール違反である。


若干、盗撮気味

再び日本館へ来たら、かなり列も短くなっていたので並ぶ事にし、30分くらいで中に入る事が出来た。
初めの展示物は大したことの無いのだが、なんといってもこの日本館の目玉は球体スクリーンによる映像。
雲の上にいたと思ったらどんどん高度が下がり、遂には海の中へ入ってしまうという映像だ。
無重力になった錯覚をするので、ひょっとすると気分を悪くする人もいるかもしれない。
僕はたまたま、球の真中で見る事が出来たので、存分に体感する事ができた。
これには大満足で、1時間並んでも見るべきものだと思う。


日本館を堪能したら、また腹が減ってきたのでイタリア館へ向かう事にした。
イタリア館のメインは「踊るサテュロス」像。
ラジオ番組の万博を紹介するコーナーでレポーターが「筋肉の躍動感がスゴイ。特に背中は是非みてほしい」と言っていたので、興味をそそられたのだ。
それに、イタリア館にはカフェもあり、そこで軽く食べようと思った。
イタリア館は待ち時間無しで、直ぐに入る事ができた。
まず始めは自転車やバイクなどのイタリアの工業製品が展示されていて、その中には僕の会社の製品がついた車のエンジンも展示されていた。
次のブースに「踊るサテュロス」像が展示されていた。
像の周りをぐるりと回る観覧ルートになっていて、レポーターがスゴイと言っていた背中も見る事が出来た。
顔の表情はいささか無表情に思えるのだが、筋肉の付き方や盛り上がり方で躍動感を表現されていて、まさに踊っていた。
その後のブースはチョコレートの車や売店などがあり外へ出てしまった。
「あれ? カフェは?」
きっと、違う入り口が有るに違いないと思い、建物をぐるり一周したのだが、見当たらない。
仕方ないので、出口に立っていた係りの人に尋ねると、売店の脇にエレベータがあり、それで2階へ上がるのだそうだ。
何も案内板が無いので、気づかなかった。
エレベータで上がるとそこはカフェと言うかバーの様な雰囲気。
全然、万博らしくない。でもイタリアらしくオシャレだ。
僕は生ハムのパニーニ(サンドイッチ)とビールを注文した。


イタリア館を出ると随分、暗くなってきたが、まだこれからだ。
次は南太平洋館を目指す。
見たいものがあるのではない。ヤシの実のジュースが飲みたいのだ。
事前の情報によると大人気で、お店の人に言えば実を割って、中の実も食べる事ができるそうだ。
ヤシの実のジュースと聞くとトロピカルなイメージがあるが、果たしてどうだろう。
途中の熱帯魚などの展示品を横目に、スタスタと出口に向かう(出口に売店があるのだ)。
700円で買い求めたヤシの実は、味が薄く、生暖かかったのも手伝い、正直、美味しいとは思えなかった。
実の味もきっと旨くないだろうと思い、食べるのはやめにした。
ちよっとガッカリだったが、これも良い経験だ。


さて次はどこへ行こうか。
また腹も減ってきたけど、万博会場内での食事はどこも高いから名古屋駅に戻ってから食べよう、と思って北ゲートに向かっている時、JR東海の「超伝導ラボ」で今からなら待ち時間15分で入れますと呼び込みをしていた。
せっかくなので、覗いていくことにした。
“ラボ”と言うのは実験室の事で、ここでは超伝導で大きな物体を浮かせたり、スペースシャトルの模型を飛ばしてみせたりといった実験を見せてくれる。
僕は面白いと思ったのだが、他の人はどうだろうか。
特に女性はこういった理系の展示品やパフォーマンスを見ても「だから、何んなのよ」と思うのではないだろうか。
超伝導ラボを出た僕は空腹を我慢しながら名古屋駅へ向かった。



【万博のコツ・心得】
●そもそも万博関係者には「もてなしの心」が無いので、不満な事があっても怒らず、諦める事が楽しむ最大のコツ。(例えば:トイレの表示が無い、6時閉鎖なのにそれ以前に閉じてしまう、)

●携帯電話は必須。各パビリオンの待ち時間を検索しながら、予定を立てるベシ。(ただし、あまり正確では無い)<

●お土産は先に買って、コインロッカーへ預けておく。帰り間際だと、レジで30分以上待たされることも。

●特に企業のパビリオンでは理系の展示品が多く、興味の無い人はガッカリするかも。
●画像で見せるパビリオンが多く、飽きてくるかも。(実物を見せると言う工夫をして欲しいのだが・・・)

●「メイとサツキの家」の周回路には靴を脱ぎ、畳の上でくつろげる(横になることもできる)所があるので、疲れた人は利用しては


2005.5.29記

 Back   Index / Next