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おらぁ、東京さ行ぐだぁ的闘病記
   〜義眼編H〜



美人とすれ違う(?)
2007年6月13日〜14日


6月13日(水)
明日、金子先生の診察があるので、会社を午前中で切り上げて東京へ行く。
今回初めて『エクスプレス予約』と言うもので新幹線の予約をした。
これはPCや携帯から希望する時間、座席の新幹線を予約できて、しかも安い!
金券ショップなどでは『名古屋→東京』ののぞみ号(のぞみ号)の場合、500円くらいしか安くならないが、この『エクスプレス予約』の場合、700円くらい安くなる。
もちろん、こだま号の『プラっとこだま』だともっと安いのだが、東京へ行く時は早く行って遊ぶ時間を確保したいし、帰りは移動に時間が掛かるとやっぱり疲れるので僕にとっては利用価値は低い。

東京には15時半ごろ到着して、有楽町のサロンパスルーブルと言う映画館で『300』を観た。
サロンパスとはあのサロンパスの事で、それと映画館が僕の頭の中では上手くつながらないのだが、そんな事はお構いなしに映画の始まる前にはやはりサロンパスのCMが上映されていた。

さて映画の方だが、プロシアから属国に成るように迫られたスパルタはそれを拒否し、100万人のプロシア軍に対してスパルタ軍は300人で戦いを挑むというストーリ。
300人だけのスパルタに連戦連敗のプロシア軍は次々と新手の軍を送り込むが、それがどんどんエスカレートしていく所がマンガとしか思えない。(と思ったら原作はコミックなんだって)
最初に登場した"不死の軍団"が忍者みたいなのは序の口で、サイや象が出来てきて(ギリシャにどうやって運んできたんだ?)、ついには腕がノコギリの様になったモンスターやバケモノまで出てくる。
プロシア軍は子供が喜びそうなテーマパークみたいな軍団だが、一方のスパルタ軍は鍛え上げられた肉体が売り物で、全員が半裸状態。
ある意味"あちら方面"の方の為の『喜び組』とでも言うのでしょうか。
でもこの映画の為に鍛えたという肉体は一見の価値があるかもしれない。(僕はあちら方面ではありませんけど)

映画の後はいつものビジネスホテルへ。
フロントでチェックインすると、「お試しでどうぞ」と6/19に発売予定の『金麦 KIN-MUGI』と言うサントリーのお酒の試供品をもらう。
ラベルに書かれている原料名をチェックしたところ、どうやら発泡酒と焼酎のブレンドの様だ。
第4のビールとでも言うのだろうか。
夕食の後、飲んでみたのだが、随分ビールから離れた味と感じた。

夕食は久し振りに『すしざんまい』へ行くが、板さんがダメだったのか、今日は良くなかった。
ごはん(シャリ)はベタベタだし、ネタもいま一つ。
更には醤油が跳ねて白いポロシャツに点々とシミが北斗七星の様について、ケンシロウみたいになってしまった。
もちろん、ホテルに戻って速効で洗って事なきを得ました。


6月14日(木)
朝食はホテルの喫茶店でとるため1階へ降りると、ママが「あら久しぶりね」と声を掛けてくれる。
もうこのホテルに泊まる様になって、6、7年になり、顔を覚えてくれた様でうれしくなる。
今では「目の具合はどう」と聞かれることもあり、すっかり常連の気分だ。

10:30から金子先生の診察の予定で、10時前には病院に着いていたが、10時半頃になって眼科受付の人から「金子明博先生は手術に入っていて、少し遅れます」とのアナウンスがあった。
僕の記憶では金曜日が金子先生の出術の日だったハズ。
だとすれば緊急手術なのだろうか。
患者さんが無事だと良いのだが・・・

そんな事もあり、結局11時頃から診察が始まった。
抗がん剤治療の状況について聞かれ(抗がん剤治療を受ける前に金子先生には電話で知らせていた)、副作用はほとんど無かったと言うと「それは良かったですね」と言って頂いた。
義眼を外しての結膜の診察では少しうっ血しているとの事で(昨日のビールと金麦がマズかったかな)、抗炎症の目薬を出してもらう事になった。
次回の診察は4か月後の10/18で、ずいぶん先だ。
それから、前から気になっていた事だが、東京医科大での抗がん剤の治療が終わった後、定期的に転移の有無を検査する必要があるが、それを金子先生の所でも出来るかを尋ねてみた。
先生からは「要望があれば出来ますよ」との返事をもらったが、これまで国立がんセンターでずっと検査を行っていて、データも沢山残っているから、そちらで見てもらった方が良いかと聞くと、その通りとの返事で、
「今、東京医科大病院で抗がん剤治療を受けられているのだから、後藤先生に紹介状を書いてもらったら良いでしょう」と言われた。
これまで、3つの病院で診てもらっていて主治医がハッキリせず、抗がん剤治療の後の方向性もハッキリしないでいたのだが、今回で少しモヤモヤが晴れた。

昼食をいつもの店で食べようと思っていたら蕎麦屋に変わっていた。
結構気に入っていたのに残念だ。
しかし、胃袋が蕎麦を食べたい気分ではなかったので、駅近くの店で生姜焼き定食を食べた。
ランチメニューはどれも1000円で、前の店よりはちょっとだけ高いが、この店もドリンクは飲み放題だし、料理もまあまあ旨い。
今後、贔屓にさせて頂こう。

この後、原宿の浮世絵の美術館である「太田記念美術館」へ行く。
外は生憎の小雨模様だったので、館内は修学旅行生が雨宿りをしていた。
この美術館は浮世絵を専門に展示していて(どうして原宿で浮世絵なのかは不明だが)、こんなに沢山の浮世絵を一度に見たのは初めてだ。
教科書や永谷園のお茶漬けのおまけでしか見たことの無い、有名な作品も沢山あり
「おおっ!これがアレの本物か」と、心ワクワクである。
浮世絵の特徴の一つは大胆な構図にあると思う。
僕の好きなヨーロッパの印象派の画家たちは、この構図に魅せられたのではないだろうか。


それから印象的なのが美人画。
当時はこれが今で言う「米倉涼子」や「伊東美咲」なんだろうけど、みんな受け口で、僕には『ちあきなおみ』にしか見えない。
帰りのJR原宿駅へ向かう途中、アイススケートの村主章枝に似た人に遭遇。
本人かどうかは不明だが、そう言えば彼女も又、受け口で美人画に似ていると思った。

2007. 8. 2記



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