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おらぁ、東京さ行ぐだぁ的闘病記
   〜義眼編O〜



なんだか冴えない
2008年6月8〜9日

6月 8日(日)
うす曇りの中、7:15に家を出る。
名鉄名古屋駅に着き改札口に向かう途中、ふと5mくらい前を歩いている女子高生を見ると制服のスカートのファスナーが全開になっている。
スカートの裾が風に舞ってパンチラという場合はラッキーと思うのだが、こういうシチュエーションでは気の毒に思えてしまう。
改札を出た彼女は足早に人ごみに消えていったけれど、やっぱり走って行って教えてあげた方がよかったのかなと思いつつも、変に受け取られて、「キャー、痴漢」と言われてもなぁ。
そんなモヤモヤの気持ちを抱えて、一路東京へ。

今日は浅草演芸ホールに行く予定。
『熱烈中華食堂 日高屋』という熱い名前の店で味噌チャシューメンと餃子を食べた後、11:30に浅草演芸場に行く。
今日も寄席は盛況な様子で、1階席の2/3は団体客で既に埋め尽くされていたが、かろうじて左端の席を確保する事が出来た。
今日のお目当ては鶴光だったが、「今日は鶴光は出てきません」と別の人が言って代わりにやっていた。
予想していたとは言え、ちょっとガッカリだ。
どこの寄席でも出演予定表という物があるが、僕の経験では予定通りの出演者でやられた事は無い。
それでも、どの演者が出てきてもそれなりに楽しめるから良しとするのだ。

4:30ごろまで、たっぷり笑わせてもらった後、スタバでコーヒーとダブルチーズデニッシュで小腹を埋めてから、仲見世をブラブラしたり、「そう言えば、邦子姉ちゃんに連れて行ってもらったうなぎ屋(小柳)はどこだっけ」と探したりと、時間を潰した後、銀座へ向かう。
銀座ではいつもの歩行者天国が行われていて、ここでも少しブラブラと歩いてみたが、目的もなく歩いても仕方が無いと思い直し、もうホテルへ行こうと引き返した。
途中、号外の新聞を広げて読んでいる人がチラホラといて、何かあったのかと思いつつ・・・ホテルでチェックインしてTVをつけると秋葉原で6人が死亡する通り魔事件が起こっていた。
歩行者天国にトラックで突っ込んで何人かをはねた後、車を降りてナイフで人を刺してまわったそうだ。
僕が寄席で笑っている間、ほんの2kmくらい離れた場所では多くの人が事件に巻き込まれていた。
今回はたまたま寄席に行っていたが、「メイド喫茶デビューするぞぉ!」と、秋葉原へ出掛けていた可能性もあったわけだ。
なのに、寄席に行っていた僕は運が良かったと言う事であれば、亡くなられた6人は運が悪かったと言う事なのだろうか。
運っていったい何なのだろう。悪魔の仕業か、それとも神の気まぐれか。

夕食を久しぶりに『すしざんまい』でとった後、銀ブラ。
食後に銀ブラで本屋へ行くのは僕の定番になっている。
福家書店からの帰り、テレビ東京のスタッフに声を掛けられる。
「ワインに興味はありますか?」と聞かれるが、そんな上品な飲み物は僕には無縁なので「いいえ、ありません」と答え、ごめんなさいと言ってその場を離れるが、僕のすぐそばでは女性のスタッフが別の人に声を掛けていて、「飲み比べて頂くだけなんですけれど・・・」とか言っている。
僕はてっきり、面倒くさい質問をされるのかと思ったけれど、ワインが飲めるのならそう言ってくれればいいのに。
今更引き返して、「ゴチになります」とも言えないし、ちょっとガッカリしながらホテルへ帰る。
いつもの好奇心旺盛な僕であれば、断ることなんて無いのに、今日はちょっと判断ミスだ。

6月 9日(月)
7時起床。
テレビをつけると昨日の秋葉原の事件をやっていた。
死者が7人に増えていた。
こういうニュースで朝を迎えるのは楽しくない。

今日はMRI検査を行うので朝食抜き。
でも1階の喫茶店でスポーツ新聞を読みながらコーヒーだけを飲む。
でも、今日は休刊日の様で、スポーツ新聞は昨日のものだった。

8時にホテルを出る。
傘をさす程では無いが、ほんの少しだけ雨が降っている。
病院で自動受付機で受付をすると、今日の診察や検査のスケジュールが印刷されたA4サイズの青い紙が出てくる。
この紙を入れるフォルダーが自動受付機に備え付けられているのだが、そのフォルダーに6月から保険証の確認方法が変わった事を知らせる黄色いビラが入っていた。
以前は会計の時に確認していたが、6月からは自動受付機の隣に作られたカウンターで診察の前に確認する様だ。
確認は8:30からなので、少し待ってから保険証の確認をしてから3階のMRIへ行く。

MRIは一番手前の部屋で、この部屋での検査は初めて。
部屋の雰囲気もいつもの部屋とは少し違っていて、照明が少し黄色い。
今日は腹部の検査で、息を止めたりするので、いつもの様に鼻に酸素のチューブを付ける。
更に今回はヘッドフォンをして、技師の指示が良く聞こえる様にする。
いつもはカンカンとうるさい音の中、機械か部屋のどこかにあるスピーカーから技師の声を聞いて息を吸ったり止めたりしていたのだが、ヘッドフォンならやかましい音もさほど気にならない。
検査は10分くらいで終了。
次は眼科での診察。
今日の眼科の待合室はあまり混んでいない。
10分くらいで呼ばれて診察室へ。
今日のMRIの画像はもうPCの画面で見ることが出来る。
鈴木先生の見立てでは、問題ないとの事。
ただ、これも専門家の先生に見てもらわなくてはいけないので、最終診断は後日になる。
他にも問題はなく、目やには出ているけれど、これくらいなら大丈夫。
今後は半年から1年くらい間隔でMRI検査をしていく。
次回は12月8日。
今回のMRI検査の結果を電話で聞くために次週の昼にも予約を入れる。
眼科での診察の後、採血をして今日は全て終了。

会計を済ませようとすると、こちらもやり方が変わっていた。
(例の黄色いビラには書かれていたが、そこまで読んでいなかった)
以前は会計の窓口で直接、お金を払っていたが、自動精算機で清算をするようになっていた。
自動精算機は東京医科大病院にもあったが、ほぼ似たような操作方法で、診察券を機械に入れると金額が表示され、お金を入れるという簡単なもの。
機械を3台設置されていたが、その為なのか、図書室は無くなっていた。

会計を済ませると、まずは食事だ。
朝食抜きなので腹ペコ。
幸い、今日は思いのほか早く終わり、まだ11時前。
久しぶりに築地市場で食べようと向かうが、どこで食べるかは決めていない。
寿司屋は相変わらず長蛇の列だし、アナゴ丼の旨い店の場所を忘れてしまった。
暫くブラブラして、折角なので初めての店がいいだろうと思い、『豊ちゃん』と言う洋食屋で『オムハヤシ』を注文する。
カウターだけの小さな店。
『オムハヤシ』は普通の白いごはんの上にオムレツが乗っていて、そこにハヤシライスのハヤシの部分(?)が掛けられている。
特別旨くはないが、不味くもなく、いたって普通。僕が気になったのは『アタマライス』というメニュー。
後日調べたところ、カツ丼のカツの部分を"アタマ"と呼び、ご飯とは別皿で出すメニューであった。
この店は『オムハヤシ』と『アタマライス』が人気メニューな様で、僕がいた間、この2つのメニュー以外を頼んだ人はいなかった。

食後は世田谷美術館へ向かう。
現在、『冒険王・横尾忠則』展が行われている。
横尾忠則は特別好きなアーティストと言うわけでは無いが、『ほほ日刊イトイ新聞』というサイトでの紹介を読んでみたら、面白そうなので行ってみようと思ったのだ。
地下鉄と東急田園都市線を乗り継いで用賀駅まで行き、「さて、ここからどうやって行くのかな」と携帯電話のナビで調べてみたら Oh My God ! 今日は休館日だった。
折角、場所とかを事前に調べておいたのに(でもプリントアウトした地図を家に忘れてきてしまったが)、肝心な所で詰めが甘い。
ああ、ナンダカナァ〜。
もう、行きたいところも無いし、雨も降っているのでサッサと家に帰ることにしました。

   
2008.7.6記



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