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おらぁ、東京さ行ぐだぁ的闘病記
   〜義眼編 (21)〜



寄席と空港
2010年 12月19〜20日
12月 19日(日)
半年ぶりの東京です。
東京には常設の寄席が4箇所あるが、そのうちの鈴本演芸場だけは一度も行ったことがない。
だからと言う事ではないが、今回はここで寄席を楽しんで行こうと思った。
お目当ては「たいしたもんだ、ハイハイハイハイハイ」でお馴染みの、元祖適当漫才の昭和のいる・こいる師匠。
10年以上前になると思うが、正月のお笑い番組で初めて見た時、面白くてビックリした。
結構ベテランで、こんなに面白いのにどうしてTVに出てなかったんだろって。

地図によれば、鈴本演芸場はJR上野駅の近くにあることまでは分かっているのだが、そもそも、上野駅構内が不案内で、どこ改札から出ればいいのか分からない。
(そもそも、ここが何処なのが分からない)
昼食で入った構内に有るラーメン屋の店員に聞いたら、鈴本演芸場そのものを知らなかった。
幸い駅の案内所を見つけて漸く、演芸場に辿り付く事が出来た。


   

<鈴本演芸場>


今回の演者の中で一番面白かったのは三遊亭歌武蔵という落語家。
見ての通りの大きな身体は、元力士だという。なんでも、昨年角界を騒がせた元貴闘力と同期入門で、歌武蔵自身は怪我をして廃業したけれど、今も親交は続いているらしい。
彼曰く、貴闘力の父親が博徒で、そんな環境で育ってきたのだから、博打に手を出してしまうのは仕方が無いのだそうだ。
父親が博徒だなんて最初はネタかなと思ったけれど、他からもそんな話を聞き、これはどうやら本当らしい。
歌武蔵が 「もうギャンブルはやめたんだろうな」 と聞いたら
「もう二度とやらない。賭けてもいい」 と言ったとか、言わないとか。

その他、漫才のロケット団も面白かったし、もちろん昭和のいる・こいる師匠も面白かった。
僕は古典落語よりも新作落語や漫才の方が好みの様だ。

寄席の後の予定は無く、ウロウロしても寒いだけなので、いつもの築地の宿へ向かう。
途中、JR有楽町駅で降りたところで、駅前のマルイ(ITOCiA)に寄る。
今使っているキーケースがボロボロで、6月に来た時も買おうと思っていたが、Tシャツを買ったので我慢した。
その時いいなぁと思っていたヤツがまだ売っていたので今回はすかさず購入した。

街はすっかりクリスマス一色で、マルイの前も綺麗なイルミネーションで彩られていた。
LEDライトは消費電力が少ないと言われているが、こんなにいたる所で使われているとCO2低減に逆行しているんじゃないかと思う。
そもそもクリスマスとは・・・・と、今年も寂しいイヴを迎える事が確実な男の遠吠えである



<ITOCiA前>

ホテルへ向かう途中、なんだかいつもの風景との違いに気づいた。
いつの間にか、新しい建物が建っている。
見ると三越。
あれ、半年前には無かったハズだが、工事していたっけ?
一方、御園座は工事用のフェンス(?)でしっかり覆われていたけど、隙間から覗いたらすっかり無くなっていた。


三越の新館



美白の館は健在です

夕食は久しぶりにナイルレストランでカレーを食べた。
聞いた話だが、インド人はどんな料理でも全部混ぜてしまうのだそうだ。
日本に来ているインド人は、例えばご飯や味噌汁、焼き魚、漬物などといった普通の日本料理は取り合えず日本人に倣って、別々に食べているけれど、本当はこれら全部をグチャグチャに混ぜて食べるのが一番おいしいと思っているんだとか。
ナイルレストランでムルギーランチが運ばれてきたら、「ヨクマゼテネ」と言われるが、そういった事だったのか。


ミキモトのクリスマスツリー

12月20日(月)
今日は8:40からMRIの検査があるので、朝食はコーヒーだけにして病院へ向かう。
(コーヒーも飲んで良いのかどうかは分からないけれど)
MRIの検査はいつもと変わらない。
最近のMRI検査は検査員の声を聞きやすくする為、ヘッドフォンをして行うのであのやかましさも幾分抑えられている。

MRIの後は眼科で診察。
今回は木村先生の視力検査があった。
前回は先生が居なかったので、どうしたのかと聞くと、
「腰を痛めてたの」
という事だ。

初めて木村先生にお会いした時は、その不思議な髪型に「東京の人はワカラン」と思ったものだが、その先生の髪にも白いものが随分と目立つ様になってきた。
もう、お世話になって10年以上になるのだ。
『共に白髪の生えるまで』では無いけど、お互い年を取っていくんだとしみじみ思う。

前回の鈴木先生の診察では上まぶたの垂れてについて、眼瞼下垂[がんけんかすい]という症状だと聞いたが、今回は下まぶたが少し下がっている事を言われた。
この原因は義眼が入るスペースに比べ、義眼が大きいことが原因だと思われるそうだが、かと言って小さくすると上まぶたが更に垂れてしまうかもしれないそうだ。
ムズイねぇ。
MRI検査結果は、鈴木先生の診た限りでは「問題なし」との事。
ただ、肺の少し下あたりに影が映っていて、これが何なのかが分からないけれど、これまでの検査でも映っていて問題ないから、多分気にしなくていいでしょうとの事。
僕はひっとしたら、朝飲んだコーヒーが映っているかも知れないと思い、今度からは飲むのをやめようと思った。
正式なMRI検査の結果は専門の人が判定するので、万一異常が見つかれば鈴木先生から電話を貰うことにした。(そして、電話が無いので問題なしです)

診察も終わり、会計を済ませたら羽田空港へ向かう。
10月に新しいターミナルが出来て、今東京でスカイツリーと並んで最もホットな観光スポットとなっている。
浜松町からモノレールに乗って行くわけだが、さてさて、どの駅で降りれば良いのか。
ターミナル駅が3つもあって、どれが新しいターミナルなのか分からない。
どうしようかと考えていたら、『新国際線ターミナル 10月21日オープン』のポスターを発見。
新国際ターミナルはニュースで見た通り、外光を取り入れた明るく広い空間。
ニュース等であれだけ取り上げられていたのだから、もっと人でごった返してい
るかと思ったら、航空会社のチェックインカウンターはどこも空いていた。


閑散とした出発ロビー


空いているのはカウンターだけではなく、僕のお腹も空いている。
MRI検査の為、朝食抜きで、病院で会計を済ませた後におにぎりを2つ食べただけなので、もうペコペコだ。
このターミナルビルの4階と5階がレストラン街になっている様なので、まずはそこへ向かう。
4階は江戸の町並みを模しているそうで、海外から来た人達に昔の日本の町並みを味わって頂こうという趣向らしいが、どうみても日本人ばかりだった。
ラーメン屋やパスタなど色々あるが、どの店も値段が高い。
うしたものかと思案しているとどんどん店の込んできてしまう。
もう、11時半近くなので、そろそろどの店も込み始めていて、行列の出来ている店もちらほらと・・・。
のんびりしていられないので、比較的安そうなとんかつの店にした。
僕が入った時はまだ席はいくつも空いていたが、料理が運ばれてくる間に席は埋まり店の前に行列が出来ていた。
間一髪といった感じだ。
後で分かった事だが、『羽田食堂』というこのターミナルでは比較的安い店もあった。



レストランやショップが並ぶ『江戸小路』

食事の後、飛行機を見る為デッキに出たが、ちっとも飛行機か飛び立たない。
30分くらい居たが、僕が目を離したスキに2機が離陸しただけ。
長居しても仕方が無いので、ガッカリしながら品川駅経由で帰宅の途に着いた。




2011.1.12記



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