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おらぁ、東京さ行ぐだぁ的闘病記
   〜義眼編 (24)〜



新・東京名所
2012年 6月17〜18日
6月 17日(日)
「うわっ、しまった!」
7時にセットしたはずの目覚ましが鳴らず、40分ほど寝過ごしてしまった。
どうやら目覚ましスイッチがONとOFFの中間で止まっていた様だ。
しかし、元々朝はゆっくり派なので幸いにも家を出る予定時刻から大幅に遅れることなく出発する事ができたが、これがこの後に起こる出来事の予兆に過ぎなかった・・・・(と言うのは大げさかもしれない)

今日のメインは東京の新名所である、『東京スカイツリー』へ昇ること。
5月22日の開業日から7月10日までは日時指定の事前予約が必要で、僕はネットで申し込んで幸いにもチケットを入手する事ができた。
家を出るときはバタバタしていたけれど、名古屋駅では待合室でコーヒーを飲みながら新幹線の時間を待つ余裕もあった。
そろそろ時間となり、ホームに上がって新幹線の到着を待っていたが来ない。
「あれ、どうしたのかな」と思い、列車の案内表示を確認するとホームを間違えていて、振り返ると僕が乗る予定だった新幹線がゆっくり動き始めたところだった。
今日二度目の「うわっ、しまった!」である。
行ってしまったものは仕方が無い。
10分後ののぞみ号の自由席を確保する事が出来、東京へ向かう。
これも元々、時間の余裕を見てスケジュールを組んでいるので、新幹線を乗り損ねてもどうって事ない。
転ばぬ先の杖とは、昔の人は良く言ったものだ。

東京駅に着いたのは11時過ぎ。
スカイツリーの入場は13時なので、スカイツリーのあるソラマチで昼食をしてもいいのだけど、どうせ混んでいるだろうから東京駅で食べていく事にした。
昼食の時間には少し早かったけれど、地下にある『らーめん激戦区』では既に階段まで行列が出来ているつけ麺の店もあったが、僕は随分前に来た事がある『むつみ』が空いていたので、ここで味噌ラーメンを注文した。
僕が食べている間に、どんどんお客さんが増えてきて、店を出る頃には行列が出来ていた。
早めに店に入ってラッキーであった。
東京駅は長い間工事をしていて、建物の中はほぼ完成した様だが、外側は今年の10月に完成するそうだ。そう言えば、東京駅には何度も来ているけれど、あの煉瓦造りの外観を一度も見たことが無い。
今度来た時には見てみよう。

新橋から都営浅草線で押上へ行き、地上に上がるといよいよスカイツリーが見えてくる。
「おー、これかぁ」テレビでは何度も見ているけれど、実物を見ると、もう純粋に「すげー」と思ってしまう。
ただ、何が「すげー」なのかは自分でも判らない。
自立式の電波塔では世界一の高さと言われているけれど、他のタワーと比べたわけでは無いので、世界一と言われてもピンと来ない。
周りに高い建物が無いので比較のしようが無いのだ。
だけど、「すげー」と感じるのは何故だろう。



見上げれば、そこに東京スカイツリー

入場時間まではまだ45分ほどあるので、お土産コーナーなどを見てまわったが、どこへ行っても人が多くて、少し気分が悪くなってきて、「ああ、これが人酔いかぁ」とベンチに座りながら思った。
まったくイナカモンです。

入場はまず、チケットの引き換えカウンターに並び、そこでチケットを受け取り、入場口から入ってエレベータで『天望デッキ』("展望"ではない)まで上がる。
このエレベータの何が凄って、加速が滑らかなので、殆どG(重力加速度)を感じず、あっと言う間に350mの『天望デッキ』まで一気に昇るトコ。
エレベータの中には高さを表示する電光掲示板があり、その数字がバーっと増えていくスピードに乗っている人たちから、「うぉー」と言う声が漏れていた。
エレベータを降りると一面に東京の街のパノラマが目に飛び込んでくる。
もうここは東京タワーのテッペンよりも高い場所で、ひょっとしたらヘリコプターやセスナが低空飛行をする時よりも高いかもしれない。
スカイツリーは都心の東の端に立っているから、南西に向いたエレベータから降りた先には皇居や東京タワーなど、メジャーなランドマークが集中している。
残念ながら、僕は東京の地理には疎いので、何処に何があるのかがさっぱり分からず、僕か確認できたのは前述の2つの他に両国国技館と東京江戸博物館(この2つはスカイツリーから近いので分かり易い)、それから浜離宮っぽい所と国立がんセンターっぽい建物。
国立がんセンターは何度も確認したけれど、少しモヤが掛かっていて、ハッキリとは確認できなかった。
東京の人なら友達と
 男「あそこ○○じゃねぇ」
 女「えっ、どこどこ」
 男「ほら、東京ドームのもうちょっと向こう側の」
 女「あー本当だぁ」
何て事をあーだこーだ言って楽しむんだろうな。



天望回廊からの眺め


高〜い



『天望デッキ』から更にエレベータで『天望回廊』へ上がる。
チケット(1000円也)は『天望デッキ』内で販売されていて、僕は20分ほど並んだが、開業当日は2時間待ちだったとか。
『天望回廊』へ上がるエレベータの奥の天井の半分はガラス張りになっていて、エレベータで上がっていく様子が見え、また、扉からは外の景色も見る事が出来る。



エレベータは奥に乗って、上を見ましょう


エレベータで高さ450mまで上がり、そこからスロープになっている『天望回廊』でぐるりとスカイツリーを一周して455mの高さまで上がる。
見える景色は『天望デッキ』よりも100m程高いのだけれど、もう高さに慣れてしまっているので感動も少ない。
折角この高さまで3500円も払って来たのだから、もっと見ておこうと思うのだが、僕にとってはただ高い場所以外の何物でもないので、とっとと降りる事にした。
これで富士山でも見る事ができれば言う事無しなのだが、梅雨のこの時期に雨が降っていないだけでも感謝しなくてはいけない。
更に言えば、風が強いとエレベータが止まる時があるけれど、それは今回無かった事もラッキーだった。(ラッキーなのか?)

ずっと歩き通しなのでスカイツリーを出たら、喫茶店でも入って一休みしたいと思いソラマチへ行ってみたが案の上、どの店も行列が出来ていて、ならば外の店にでもと、浅草方面に向かって歩き出した。
携帯地図によれば近くにモスバーガーがあるはずなのだが見つからず(マックは何軒かあったが、不味いので入らない)、結局浅草についてしまった。
仲見世を通り、浅草寺を抜けてウロウロして漸く喫茶店に入る事ができた。
(この店の4軒隣がモスバーガーだった)



浅草の吾妻橋から見た東京スカイツリー
アサヒビールのウ○コも見えます

6月18日(月)
今日は8時40分からMRIの検査があるので、朝食を摂らず8時に国立がんセンターへ行く。
MRIの検査中、鼻が痒くなってきたが身動き出来ないので我慢。
終ってから、猛烈に鼻を掻いて、眼科の診察室へ。

今日は何故だか患者の数が多く、最近では珍しく1時間以上待った。
前回(昨年12月)来た時は視力検査の木村先生が退職されていて、不在だったが、今回は新しい先生が来ていた。
新しい先生はまだ若く30歳前後くらいの男の先生で(名前はド忘れ)、今年から来たと話していた。
末永くお願いします。

鈴木先生の診察では先ほどのMRIの結果が出ていて、問題無しとのコメントも付いていた。
以前は結果が出るのに1週間かかったけれど、こういった進歩は有り難い。
今後も半年に一度MRIと診察を続けていくが、それに加えて血液検査も行う。
これは前回から僕が要望したもので、肝臓に転移した場合の平均余命が7か月という事から半年に一度は血液検査をやっておいた方が良いだろうと思ったからだ。
と言う事で、診察の後は採血室へ。

会計を済ませたら、病院内のCaf?' de crieでカルビサンドとアイスコーヒーで遅い朝食を済ませると、次はお台場へ向かう。
新しい東京名所のひとつのガンダムを見に行くのだ。
以前、お台場の潮風公園や静岡県で使われた実寸大のガンダムがDiver City Tokyoの建物の前に建てられ、建物の中ではガンダムの絵コンテなどが展示されている。
この展示されている所は有料で、事前にネットでチケットを購入しておいた。
入場の時間制限があって、僕の買ったチケットは13:00〜13:59の間に入場しなくてはいけないのだが、今日はいつもより診察室での待ち時間が長く、また新橋でのゆりかもめの乗換案内が不親切だったので迷ってしまい、その上、Diver City Tokyoの建物内も案内が不親切で、Gundam Front Tokyoのある7階まで上がるエレベータの場所が分からない。
そんな幾つもの障害を乗り越えて、ギリギリに入場する事ができた。
ただ、雰囲気的には多少、遅れても大丈夫だった感じ。

入場して初めにDOME-Gと呼ばれる、プラネタリウムの様な半球体のスクリーンの天井の部屋に入る。
ここでガンダムの映像を見るのだが、視界よりもスクリーが広いので、その迫力といったらない。
昨日の東京スカイツリーよりも「スッゲー」と感じた。
ここならもう一度来てみても良い。
その他の展示コーナーは絵コンテや静岡で見た、壊れて傷だらけのコアファイターなどあり、「まあ、こんなもんか」。
ひとつ興味をひいたのは、初代ガンダムのキャラクター設定案で、アムロは当初、日本人という設定だったり(これは監督の富野喜幸氏が「僕が日本人だから」という理由から)、実際の設定とはかなり違っていたところ。
ウルトラマンの時もそうだったけれど、色々と考え、悩んで作り上げていったんだなぁ。

お台場ガンダム (2009年) 静岡ガンダム (2010年) お台場ガンダム-2 (2012年)

尚、僕はガンダムが大好きなわけでは無いという事を付け加えておきます。

2012. 6. 26記




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