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おらぁ、東京さ行ぐだぁ的闘病記
   〜義眼編 (25)〜



■東京
2012年 12月2〜3日
12月 2日(日)
本日のメインイベントは『浅草演芸場』。
今回は僕の好きな古今亭寿輔とギタレレ漫談のぴろきが出演予定なので、是が非でも観に行きたいと思い期待して出掛けると、これがもう前座から面白い。
ひとつひとつを文字で説明しても僕の技量では伝わらないので、是非寄席に行って観て頂きたいですね。
その時の注意事項。
映画館ならば通常、客席には傾斜が付いていて前の席に比べ後ろの席は高くなっているので、スクリーンが見やすくなっている。
しかし寄席はほとんど傾斜が付いていないので客席の真ん中に座ると、前の席の人の頭で舞台の演者が見えない事が多い。
それを回避する為に、僕は舞台の演者を斜めに観る席をお勧めします。

寄席を出たらいつもの築地のビジネスホテルへ向かう。
途中、銀座松坂屋へ。
今年で88周年との事だが、来年で取り壊しになるらしい。
銀座松坂屋は日本で初めてエレベーターガールを置いたり(それまでは男性が操作していた)、土足のまま入店出来る様にしたりと、日本の百貨店をリードしてきた店らしい。
建て替えでは無く、跡地には別の商業施設が建てられるそうで、つくづく変化し続ける銀座の街って"生きているなぁ"と感じる。

夕食は最近お気に入りの銀座古川(ニューメルサ・7F)へ。
10人ほど並んでいたが、15分くらいで入店できた。
これまで、カレーとシチューを注文したので今回はハンバーグを頼んだ。
この店は築地で寿司を食べるよりも安く、しかも美味しいので大満足だ。
今回の『ハンバーグステーキ シチューソース』はレアのハンバーグにソースとしてシチューが掛かっていてこのソースまでが美味しい。
銀座古川のホームページを見てもらえば分かるが、メニューの項目では最初にシチューが紹介されている、と言うことはシチューが一押しの料理だと思われ、それがソースとして掛かっているのだから旨いハズだ。

満足したお腹で毎年恒例のミキモトのクリスマスツリーへ。
今年のツリーは去年と似ている様な気がする。
ミキモトから少し東へ行ったカルティエは建物自体がプレゼントボックスの様なディスプレイで、「素敵やん・・・」と心の中でつぶやいた。

毎年恒例のミキモトのツリー カルティエはプレゼントボックス風で
素敵やん

12月 3日(月)
今日は8:40からMRI>の検査。
前回からちょっと閉所恐怖症気味だが、検査の間はまぶたを閉じて、動かずにじっとしていればOK
動いて、周りの壁に身体が触れると閉所を実感してしまう。

検査の後は診察。
視力検査などを行ってしばし待つと名前を呼ばれる。
いつもの様に診察室に入り椅子に腰かける。
診察の為、鈴木先生が義眼を外そうと、これもいつもの様に僕の左眼に手を延ばした時、「あっ、痛たたた・・・」と先生。
何か様子が変だ。
「先生、大丈夫ですか」と聞くと、
「なんか、急に・・・・」どうやら右の脇腹辺りに痛みがある様子で、
「病院へ行って観てもらった方が良いですよ」と言いそうになって、
「あ、いやいや、ここは病院だった」とか、
「お医者さんに観てもらった方が良いですよ」と言おうとして、
「先生が、医者じゃん」などと思っていたら、痛みで動けない先生を前にして、不謹慎にもなんだか可笑しくなってきてしまった。(先生ごめんなさい)
「大丈夫ですか」と言う事しか出来ない僕は、最悪の場合は他の人を呼びに行かなくてはいけないかと思っていたら、漸く先生は動くことが出来る様になり、MRIの結果が問題なかった事や次の診察の予約などをして今回の診察は終りとなった。
本当は採血もお願いしたかったのだが、先生がこんな状態で、マウス操作にも痛みが走る様子を見ていると、頼むのが申し訳ない。
それに、2ヶ月前に会社で健康診断の時に採血を行っているので、今回はパスしてもいいや。
それにしても先生は一体どうしちゃったんだろう。
「先生もお大事に」と言って僕は診察室を後にした。

会計を済ませて少し早い昼食の為、築地市場へ。
事前調査で『大江戸』という海鮮丼の美味しい店に行こうと思っていたけれど、長蛇の列を前にしてあっけなく退散。
病院の対面の通りで海鮮丼の店を探して、食べることにした。
対応してくれた女性の話す言葉のイントネーションが何だか変だったので、「中国の方ですか」と聞くと「そう、全部で7人いるよ」との事。
カウンターしかないこの店のどこに7人もいるのだろうと思ったら、店の脇にある細い路地を入っていくとそこにも沢山の店が並んでいて、その一つがここの店と繋がっているようだ。

海鮮丼を食べた後は、今、『写真力』という篠山紀信の個展が行われている東京オペラシティーのある初台へ向かう。
僕は映画が好きでよく見に行くのだが、写真という動かない物でどのように表現を行っているのかを知りたいと思ったのだ。
けれど、結局のところ月曜日は休館日だったので、観ることが出来なかった。
名古屋でもそうだが、公共の美術館などは月曜日が休館日というのは多い。
東京もそうだったのか。
仕方が無いので、さっさと家に帰る事にした。

今回は特にどこかへ行ったという事もない上京だったけれど、そんな時もあるよなと思っていた時、急に思い出した。
「そういえば、東京駅ってリニーアルしたじゃん」これまで、何十回も東京駅に行っているが、いつも地下や建物の中を移動しているので、実はあの赤レンガの駅舎を観たのは高校生の時に親戚の店の手伝いで上京した時の1回しかない。
それも、帰りに車で駅まで送ってもらった時にチラッと見えただけで殆ど記憶に残っていない。
そんな程度なので、リニューアルと聞いても感慨は全くないのだけれど、ミーハーな僕にとっては絶好のタネだ。




2012. 6. 26記




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