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おらぁ、東京さ行ぐだぁ的闘病記
   〜義眼編 (29)〜



■ジブリまみれ
2014年 12月14〜15日
12月 14日(日)
僕はジブリアニメが好きで、中でも宮崎駿の作品が好きだ。
もっと言えば、宮崎駿の作品よりも宮崎駿そのものが好きなのだ。
特にジブリのプロデューサー、鈴木敏夫が語る宮崎駿談が好きで、彼がパーソナリティーを務める『ジブリ汗まみれ』というFMラジオの番組をよく聞いている。
正確には、ポッドキャストで聞いていて、今回の上京の際もiTunesでiPodへダウンロードした物を聞きながらとなった。
そして向かうのはジブリアニメか生まれる場所、東小金井のスタジオジブリ。
ジブリは映画の製作を辞めているうえ、日曜日なので行っても仕方がないのだが一度は行って見たかったのだ。

JR中央線の東小金井駅の北口を出て線路に沿って左へ歩いていくと、緑の多い住宅街の中にスタジオジブリはあった。
TVのドキュメンタリー番組などで見覚えのある建物はひっそりとしていて、大きな木が印象的だ。
以前、上井草のガンダムシリーズ等を製作したサンライズを見に行った事があるが、そちらは普通のビルだったが、ジブリはいかにも"ジブリ"という感じの建物で、恐らく宮崎駿の意向が多く取り入れられたのだと思う。
そもそも、宮崎駿の『風の谷のナウシカ』、『天空の城 ラピュタ』や『となりのトトロ』などの作品には自然に対する畏敬の念というか、人は自然の中でしか生きられないんだという思いが強く表れていて、この東小金井という場所は緑が多く、ジブリにふさわしい街だと感じた。




スタジオジブリの横の細い道を挟んで、向かいには第2スタジオがあった


スタジオジブリの隣のブロックには宮崎駿の個人事務所の二馬力がある。
もちろん、宮崎駿の愛車で"二馬力"の由来となったシトロエンの2CVは止まっていませんでした。


この二馬力の隣にはジブリで働く人たちの為の社内保育園の"3匹の熊の家"がある。
もちろん、日曜なのでこちらは誰も居ません。


住宅街でカメラを持ってウロウロしていると怪しまれるので(ジブリがあるからそんな人は多いとおもうけど)、さっさと次へ行きます。

今回の上京のテーマはジブリなので、次に行くのはもちろん"三鷹の森ジブリ美術館"。
しかし、予定よりも早く進行していて14時入場のチケットなのに、昼メシを食ってもまだ時間が余る。
ふと駅前のビルを見ると"三鷹ジブリ美術ギャラリー"と書かれていて、
「おっ、こんな所にジブリ美術館の支店かあるのか」
と早速、寄っていくことにした。
ところがどっこい、"三鷹ジブリ美術ギャラリー"ではなく、"三鷹市美術ギャラリー"だったことが早々に判明。
どうやら昼飯の際、空きっ腹に飲んだ生ビールが影響したらしいが、折角なので観ていく事にした。
今回展示されているのは『三鷹市美術連盟展』で、つまりは三鷹市内の絵画講座の作品展。
素人の作品で、お世辞にも上手とは言えないが楽しく描いているんだろうなと思う。
何事も楽しむ気持ちや好きという気持ちが一番大切な事だ。

膝に水が溜まっているので"三鷹の森ジブリ美術館"へはバスで行く予定にしていたけれど、時間もあるので玉川上水に沿ってゆっくりと歩いていく。

<駅前から1100m>


<この足跡を追え!>

途中、見た感じのいい建物を発見。
門には山本有三記念館とあった。
山本有三の代表作の『路傍の石』は小学生の頃に読んだことがあるが、当時の僕には難しく、また興味の無い内容だったので、読んでいる時からストーリが全く頭に入らず、結局どんな物語だったのか分からないまま読み終えた。
記念館の入場は有料だったので、踵を返して"三鷹の森ジブリ美術館"へ歩みを進めた。


5分くらい前に到着すると既に入口は20人ほどの人が並んでおり、その中には外国からの人もチラホラと・・・、さすがジブリである。
"三鷹の森ジブリ美術館"には今回で3回目だが、来る度に少しずつ変わっていて、今回はこの夏に公開された『思い出のマーニー』の展示もあった。
そして現在、行われている企画展が、『クルミわり人形とネズミの王さま展』で、これは宮崎駿が企画したもの。
『クルミわり人形』と聞けば、クラッシック音楽を思い出すけれど、元は絵本であり、更には作者のホフマンが友人の子供に即興で作った物語らしい。
で、どんな物語かというと、宮崎駿曰く「ややこしいんです」との事です。

<『三鷹の森ジブリ美術館』HPより>

"三鷹の森ジブリ美術館"に入場すると映画のフィルムを本の栞[しおり]にした物を渡され、これがここでだけ上映される短編映画の入場券になる。
宮崎駿は長編アニメからの引退は言明しており、その理由は長編アニメを作るには歳を取り過ぎているからだという事。
そこから推測すると、10分くらいの短編アニメであればそれほど体力も必要ないであろう。
という事は、宮崎駿の新作を見られるのは、もしかすると"三鷹の森ジブリ美術館"だけかもしれない。
今回上映されたのは『パン種とタマゴ姫』で、宮崎駿作品。

【あらすじ】
いばらの森のその奥の水車小屋に暮らす、バーバヤーガに召し使いにされた「タマゴ姫」は水車小屋に閉じ込められ、重労働に追われるつらい毎日でした。
ある夜、バーバヤーガの言いつけでこねていたパン種が、突然生命を持ち、動き出します。
その「パン種」とともに、恐ろしいバーバヤーガから逃げ出すタマゴ姫。
二人のこの先はどうなるのでしょう。


時間:
12
原作・脚本・監督:
宮崎 駿
音楽:
久石
<『三鷹の森ジブリ美術館』HPより>


有楽町の駅を出るとみぞれ交じりの雨が降っていた。
予報では雨が降るような事は言っていなかったので、多くの人は濡れるばかりだった。
(僕は折畳傘を持っていたのでセーフ

)ところで、この日は赤穂浪士の討ち入りの日。
映画などでは雪の降る中での討ち入りが印象的だが、この雨も雪になっていくのだろうか。
赤穂浪士の討ち入りと山下達郎の『クリスマス・イブ』は関係なさそうだが、Wikipediaによれば、『クリスマス・イブ』が発売されたのは1983年12月14日。


尚、この雨はいつものビジネスホテルに着く前に上がりました。


【ミキモトのクリスマスツリーを定点観測】

12月 15日(月)
今日はMRI検査の他にCT検査もある。
MRIの検査で背骨に影があり、CT検査でもっと詳しく診ようという事になったからだ。
まずはCT検査から。この国立がん研究センター(知らないうちに"研究"という言葉が付いていた)では不思議なことに、MRI検査よりもCT検査の方が混んでいる。
この日も待合の椅子には付き添いの人も含めて20人くらい座っていて、順番を待っていた。
基本的には予約の順番に行われていくので、予約時間が8:45の僕は早く行ってもらった。
MRI検査は年に2回行っているが、CT検査は久しぶりだ。
造影剤の注射をする場合もあるが、今回は無かった。
検査自体は10分ほどで終了し、次はMRI検査。
こちらはいつもの検査で、特に変わりなし。

鈴木先生の診察で、これらの検査結果を見ながら説明を受け、要約する次の通り。
・何かあるが、何であるかは分からない。しかし現時点では、手術で取り出して調べるほどでは無い
・2年前のMRI検査から大きくはなっていない(但し、どこで画像の断面を取るのかによって多少は変わる)
・MRI検査で肝臓を調べる時に一緒に写るので、当面はそれで様子を見ていけば良い

結論は出ず、取りあえず経過観察となった。
また、会社を辞めたのでこれまで行っていた健康診断が無くなり、血液検査もしなくなるので次回(6月)にはMRI検査と併せて血液検査も行ってもらう事にした。
(多分、居住地域で健康診断が行われていると思うので調べておこう)

病院を出てまずはブランチの為、築地市場のトミーナに向かう。
ここはピザとパスタの店で、TVや雑誌などでも時々紹介されていて、僕はマルゲリータを注文した。
ピザとパスタの店なのに、作っているのは70歳くらいのお爺さんとお婆さん。
どちらかと言えば、サバの味噌煮の方が似合いそうな二人なのだが、出てきたマルゲリータは旨かった。

次の予定は六本木にある国立新美術館。
『チューリッヒ美術館展』が開催されていて、本日が最終日。
東銀座から日比谷線で行ったんだけれど、凄いね東京は。六本木駅から東京ミッドタウンまでの地下通路には暖房が利いていて、温かいことこの上なし。
名古屋の地下街も空調はしていると思うけれど、これほどの暖房はしていない。
コートを脱ごうかと思うほどの暖かさだった。


さて『チューリッヒ美術館展』ではモネ、ゴッホ、ムンク、ピカソ、シャガールなど、誰でも知っているビッグネームの作家の作品が沢山展示されていた。
一度に彼らの作品を観る機会はそうそう無いだろう。同じフロアで他にも展示会が行われていて、『チューリッヒ美術館展』のチケットの半券があれば入場無料だったので『シェル美術賞展』『雪舟国際美術協会展』『土日会展』も併せて見てきた。
それにしても昨日の『三鷹市美術連盟展』とは絵の上手さでは雲泥の差だが、絵が好きという点においてはどちらも同じだ。




2014 12. 18

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