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おらぁ、東京さ行ぐだぁ的闘病記
   〜義眼編 (30)〜



■家具と映画
2015年 6月21〜22日
6月 21日(日)
岡山へ引っ越ししてから最初の通院。
しかし遠いねぇー東京は。
もちろん飛行機なら早いが片道4万円近く掛かるし、高速バスなら1万円弱と安い反面、8時間も掛かるし、僕はバスに酔いやすいのでこれもNG。
なので、いつも通り新幹線で行ったけれど、東津山を始発で出ても、新横浜(今回は八王子に寄っていくので)に着いたのは11時過ぎ、5時間近く掛かった。

さて、どうして八王子へ向かったかと言えば、村内美術館へいく為。
ここは村内ファニチャーアクセスという家具屋に併設された美術館で、ここの会長が個人で収集した絵画を展示するのに併せて、世界の有名デザイナーによる家具も展示されている。
家具は元より、絵画も好きな僕にとっては至れり尽せりの場所だ。

モンローチェアやバタフライスチール等は村内美術館のHPで確認して頂くとして、僕が一番気に入ったのは『HIROSHIMA(ヒロシマ)』。


これは世界の定番となった椅子、ハンス・J・ウェグナーの『Yチェアー』を超える椅子を目指して作られたもので、見た目はシンプルだけど座り心地だけに留まらず、触れた感触も考慮されている。


もちろん『Yチェアー』も展示されていたが、この写真の物は訓練校にある『Yチェアー』で、世界の定番だけのことはあって、座り心地は抜群。
『Yチェアー』は1949年にデンマークハンス・J・ウェグナーによりデザインされ、一時期、意匠権の権利期間が過ぎたことにより模倣品が販売されたが、現在では立体商標権が取得され、再び勝手に模倣する事が出来なくなっている。
もちろん、訓練校の椅子は正規品。

村内美術館の後は一旦、いつものビジネスホテルでチェックインを済ませてから丸の内ピカデリーへ。
映画館の無い津山で暮らし始めてから映画を観る機会が無くなってしまったので、今回の上京では映画を観ることも目的の一つ。
(もちろん、病院での検査&診察がメイン)

【駆込み女と駆出し男】

<あらすじ>
原作は井上ひさしの「東慶寺花だより」。
舞台は江戸時代の鎌倉。幕府公認の駆込み寺・東慶寺には離縁を求める女たちがやってくるが、寺に駆け込む前に、御用宿・柏屋で聞き取り調査が行われる。
柏屋の居候で戯作者に憧れる駆出しの医者でもある信次郎(大泉洋)は、柏屋の主・源兵衛(樹木希林)とともに、ワケあり女たちの人生の新たな出発を手助けすることに。

<感想>
予告編を観た限りではタイトルと大泉洋からコメディかと思ったら、全く違った。さすが井上ひさしの原作だけの事はあり、笑えるシーンもあるのだが、泣けるところも有って、ハラハラ、ドキドキの143分である。
そして演じる役者も名優はかりで、山崎勉をはじめ、満嶋ひかり、戸田恵梨香、キムラ緑子、堤真一など観ていて安心の布陣だ。

6月 22日(月)
国立がん研究センターの前には築地市場があると言うのに、これまで一度も競り(セリ)を見学した事が無かった。
ネットで調べたところ、午前5時から受付を行うとの事だったので、5時前に出掛けたが既に受付は終了していた。
係りの人に聞くと午前3時から受付をしているとの事。
確かに、東京都卸売市場のHPには早くなる場合もあると書かれていたが、2時間も前倒しになるとは。
しかし、何故だかあまり残念ではなく、それはホテルへ戻って再び寝られるからに他ならない。
競りの見学は次の機会に取っておこう。

8時に病院へ行き、受付や保険証の確認を済ませて3階のMRI検査室へ向かう。
途中、いつもと回りの様子が違う事に気が付いた。
どうやら病院の隣に別の建物が出来て、そこと渡り廊下でつながったようだ。
病院の隣で工事が行われていた事は知っていたけれど病院の裏と言う事もあり、あまり気に留めないでいたのだが、後で調べたところ診療棟との事で、実は去年の4月に完成していたらしい。
詳しくはコチラ


MRI検査では、背骨にあった影には変化が無いので「このまま様子を見ましょう」との事。
血液検査については結果が出ていないので、異常があれば連絡してもらう事にした。
(現時点、連絡が無いので問題無し)

病院の後は再び映画。

【チャッピー】

<あらすじ>
2016年、南アフリカのヨハネスブルグでは、テトラバール社の開発した警察ロボットが配備されて注目を集めていた。
ロボット開発者のディオンは、人工知能(AI)を独自開発し、スクラップ寸前の1台のロボットに密かにAIをインストールする。
しかし、その矢先にギャングの夫婦にロボットを誘拐されてしまい、AIをインストールしたばかりの、人間で言えば赤ん坊の様なロボットはチャッピーと名付けられ、この夫婦に育てられることになる。

<感想>
ニール・ブロムカンプ監督は『第9地区』では人種差別を、『エリジウム』では格差社会をSFの世界で描いてきたが、今回は"子育て"について。
人類が初めて作ったAIロボットをギャング夫婦が育てるというストーリーが面白いが、生身の人間であっても多分、同じような育てられ方をしたんじゃないかな。
ギャング夫婦の夫は"ニンジャ"という名前で、"ニンジャ"という名前の役者(本業はラッパー)が演じていて、彼のはいているズボンには大きくカタカナで"テンション"と書かれている。
よほどの日本贔屓なのだろう。

2016. 6. 29

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