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おらぁ、東京さ行ぐだぁ的闘病記C
   〜骨転移編 D〜



■慶応大病院・手術前検査
2017年 2月13
2月 13日(月)
手術日の連絡が有った際、追加で検査をする旨の連絡もあった。
前回(1月24日)、整形外科の渡辺先生の診察の後に手術に向けてMRIやレントゲンなどの検査を行ったが、今回は全身麻酔を行う為の検査をするとの事。

朝はこの時期ならいつもの事なのだろう、米原地区での降雪の影響により新幹線は5分ほど遅れていた。
実は米原地区にある伊吹山付近というのは世界でも有数の豪雪地帯だそうで、1日で11m以上も積もったことがあり世界記録になっているらしい。
だから30分くらい遅れても大丈夫なように予定を立てていたので、5分なら可愛いものだ。
病院の診察予定は13時からで、その1時間前には着きたいと思い、更に新幹線の遅れの30分を加味して11時30分には着く予定に対し、途中の乗り換えはのんびりしていたらほぼ予定通りに到着した。

整形外科の待合室のベンチに腰掛けて暫く待っていると看護師に呼ばれ、まずは今日の検査の予定が書かれた用紙を渡されたが、見るとレントゲンや採血など、前回行った検査が幾つかあり、確認してもらった結果、肺機能検査と輸血センターだけとなった。
輸血センターと言うのは、今回の手術では僕自身の血液を予め溜めておいて(貯金ならぬ『貯血』と言う)、それを使うという事らしい。
まずは肺機能検査へ行く、つまり肺活量の測定だ。
これはどこの病院だったかは忘れてしまったが、以前やった事がある。
鼻に洗濯バサミみたいなクリップを挟み、隣に座る検査員に「まだまだ、もう少し」と応援されて、肺の中がカラッポになるくらいフーっと息を吹き出す。

肺機能検査が終わったら輸血センターへ行く。
待っている間に貯血についての説明が書かれたファイルを見ていると、数回に亘って採血するらしく、「その為に上京するの?」という疑問が沸いてきた。
名前を呼ばれ診察室に入ると、眼鏡を掛けた温厚そうな先生が座っていた。
「何か分からないことはありませんか」と聞かれ、「僕は愛知県から来ているので・・・」と言うと先生は少し驚いた様子をされたが、「まぁ、日赤なんかで集められた血液を使っても安全性には大差ないですよ」との事だった。
先生の説明によれば、献血等で集められた血液は厳しい検査を行ってはいるが、極僅かな確率で肝炎やHIVが混じる場合があり、そういった事を防ぐ為に貯血を行うのだが、貯血を行ったからといって100%安全かと言えばそうでも無い。
保管の状況が悪かったりなどして、血液が変質してしまう事もあるらしい。
献血で集められた血液は全て紐付けされていて、例えばAさんが献血をして、その時は異常がなくても後日、肝炎やHIVが見つかった場合、Aさんの血液が誰に輸血されたかが追える様になっている。
また、輸血により肝炎やHIV等に感染した場合には救済制度もあるとの事。
そういった事で、僕は貯血はやめて献血の血液を使う事にした。

整形外科へ戻り、渡辺先生の診察というか再度、手術の説明を受ける。
内容は前回と同じで、神経を1本切る必要があり、左足に麻痺の影響がでるというもの。
今回の診察で初めて聞いたのは「塞栓(そくせん)」を行うという事。
手術で大量の出血を抑える為、太腿の動脈(だったかな?)からカテーテルを入れて、予め血管を塞いでおくのだという。
ただ、塞栓を行ってから手術までに間が空くと新しい血管が出来てしまう為、手術の前日に行うとのことだ。
これで今日の予定はひとまず終了。

昼飯がまだなので、病院内にある『百花百兆』というレストランで遅い昼食を取り帰宅した。

2017. 2. 23


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