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おらぁ、東京さ行ぐだぁ的闘病記C
   〜骨転移編 F〜



■手術後最初の通院
2017年 4月2日〜3日
4月 2日(月)
慶応病院で入院中に整形外科から国立がんセンターの眼科の受診予約をしてくれていて、それに合わせて慶応病院の整形外科も受診する予定となった。
病院のはしごである。
いつもであれば前日は東京観光などをして過ごすのだが、まだ退院して1週間ほどで歩く事に関しては不安があるので観光はやめて・・・と思っていたのだが、今年の日本アカデミー賞のアニメ部門の最優秀賞を受賞した『この世界の片隅に』の片渕須直監督がその前に作った『マイマイ新子と千年の魔法』が今日泊まるビジネスホテルの近くの東劇でリバイバル上映していたので、観ていくことにした。
尚、タイトルに"魔法"とあるが、魔法は出てこない。
帰りのエレベーターで一緒になった親子連れで、お母さんが「どうだった」と聞くと小学3年生くらいの女の子が「面白かったけど、むつかしかった」と答えていた。
僕もまったく同意見。
途中までは良かったが、終盤、どうしてあのような展開にしたのか腑に落ちない。

4月 3日(火)
国立がんセンターの眼科の受診予約は11時なので、時間まで病院内でブラブラして過ごす。
鈴木先生の診察では今後の方針について話をし、これまで通り半年に一度MRI検査をするのに加え、PET−CTも年に一度行っていくことにした。
MRIをやる目的は肝臓に転移していないかを見る為で、PET−CTは肝臓がんを診るのは苦手なのだそうだ。
PET−CTの目的は他に転移していないかを見る為。
今回、背骨に転移が見つかったという事は、僕のがんは進行がんだと思われ、他にも転移する(している)可能性がある。
それをPET−CTで調べるのだが、PET−CTは放射線を使う為、半年に一度では被曝が心配なので一年に一度とした。

14時からは慶応病院の整形外科で診察。
大江戸線の国立競技場から歩いていくのだが病院までは少し距離がある。
家の中をウロウロするくらいなら問題ないが、今のところ杖をついていても100m以上歩くと左の股関節が痛くなる。
これは手術後に1週間ほど寝たままだった為、足の筋肉が落ちてしまい体重を支える筋力が低下した為だろう。
リハビリを行っていれば徐々に回復してくると思う。
そんな訳で、少し歩いては休みながら病院へ向かう。

受付を済ませ、文書受付で保険会社の診断書への記入を依頼した後、まずはレントゲン。
手術をした腰を撮影して整形外科の待合室へ。
整形外科の診察は渡辺先生で、神経を切った左足を上げたり伸ばしたりして確認し、「思っていたよりも全然良いですね」との事。
僕自身も左足については股関節の痛みを除けば問題ないと思っていた。
「他に気になる点は」と聞かれ、「腰が曲がらないので靴下を履いたりするのがやり難い」と言うと「それは仕方ないですね」とつれない返事。
先ほど撮影したレントゲンの写真を見ると、切除した腰椎の代わりに入れた金属の上下の骨3個ずつ、合わせて7個をボルトで固定していた。
僕は上下の1個ずつの骨を固定するものと思っていたが、これでは腰が曲がらないはずだ。

帰路では電車の乗り換え以外は座っての移動だったが、それでもかなり疲れる。
退院して間もないという事もあるが、コルセットが苦しいという事も大いに影響している。
翌日は家でずっと寝ていた、それくらい疲れた。


2017. 4. 18


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