『どんなにきみがすきだかあててごらん』表紙
どんなにきみがすきだか
あててごらん


サム・マクブラットニィ  文
アニタ・ジェラーム  絵
小川 仁央  訳


評論者
ISBN 4-566-00341-8




「ぼく、おつきさまに とどくくらい きみがすき」



STORY

仲の良い2ひきの野ウサギのお話。
夕暮れのひと時、チビウサギとデカウサギの2ひきが、
お互いにどんなに好きか伝え合います。
腕を伸ばしたり、背伸びをしたり、とび上がったり、
小さな体を精一杯使って気持ちを伝えるチビウサギと、
それよりももっと大きな愛情で答えるデカウサギの姿が
微笑ましく描かれています。


「ぼく、おつきさまにとどくぐらい きみがすき」
チビウサギは、そういうと、目をとじた。
「それは、とおくだ」と、デカウサギ。 
「それは、とても とても、とおくだ」
(『どんなに きみがすきだか あててごらん』より)





COMMENT

「どんなにきみがすきか」なんて愛情の量を表現するのは難しいけれど、
好きっていう気持ちを伝えようすることは、とても大切なことですね。
一生懸命気持ちを伝えあうチビウサギとデカウサギが
微笑ましく描かれ、優しい気持ちになれる絵本です。

アニタ・ジェラームの描くウサギの絵がほのぼのとして、
とても可愛らしいですよ♪
子どもと一緒に大人も楽しめる絵本だと思います。

(評論社からしかけ絵本も出版されています。)







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