
ラクダの隊列が行く
このあたりの山には指導標なんかあるわけもなく、登山口(と言えるものがあるとすれば)までたどり着くことの方が大変。何しろまわりはどこも同じような風景で目印にできるようなものもない。日本の低山でも何度も苦労している私たちは、前日アルアインに着いてから偵察に出かけ、すったもんだの末ようやくお目当ての山を見つけておいた。そして当日、泊まっていたホテルを出て30分、迷うことなくオフロードに入る。さすがに本に載っているだけあって訪れる人が多いのか、二駆では少々苦しいものの轍を見失うこともなく、約5kmほどのオフロード走行で山の麓にたどり着いた。 |
| 見上げる山は岩塊と砂礫の上に屏風のような岩壁が立ち、あまり高くはないけど歩くのは面白そうな感じ。まずは向かって右手に突き出た尾根を目指して登る。道は・・・、ない!踏み跡もわかりづらいので、適当に歩きやすそうなところを選んで登って行く。岩屑が折り重なった登りは見た目よりは勾配がきつい。 |
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尾根に出てからは岩壁の真下を目指して歩き、これまた適当なところで左に曲がりトラバースに入る。このトラバースは楽しかった。決して歩きやすくはないのだけど、眺めもいいし、岩の造形も面白い。そして何と言っても、岩壁のおかげでずっと日陰。砂漠地帯の強い紫外線を避けて歩くことができるのはうれしい発見だった。 | ![]() |
![]() 【岩が面白いよ〜】 |
![]() 【振り返るとこんな感じ】 |
![]() 【右下に夫が写ってます】 |
ゆっくり歩いて1時間で、最初の目的地である洞窟に到着。下から見上げて想像したよりもずっと大きい。下界は見渡すかぎりの砂漠。「こんな山、日本にはないよね〜」「あったらすぐ名所になるなー」と話しながら食べるナツメヤシのお菓子もおつなもの・・・。 | ![]() 【洞窟から外を見る】 |
![]() 【洞窟を出てハンギングガーデンへ】 |
洞窟から更にトラバースを続けると、岩壁からテーブル状の岩がにょきにょき突き出した場所を過ぎ、やがてワディ(涸れ谷)に向かって下りとなる。谷の上部には岩壁から垂れ下がった植物。これがハンギングガーデン。「なんか、見たまんまの命名じゃない?」「確かにな〜。でもこんなところに植物があるのはやっぱりすごいじゃないか。」 うん、そりゃそうだ。
そう思って眺めると、少ない水を必死に集めて(と言うより、水が集まる場所に必死にしがみついて)生きている植物がけなげに見えてきた。 |
![]() 【まさに「ぶら下がった庭」】 |
| ワディ底まで下りたあとはワディに沿って下流へ歩けばいいと本には書いてあった。そこで素直に歩き始めたものの、背丈以上の岩がゴロゴロ転がり、いちいち乗り越えたりくぐったりするのにエネルギーを使う。途中まで行ってうんざりしてきたので、尾根に登り返してしまった。日なたには出るけどずっと楽な道(と言っても、しつこいようですが道はありません)を歩いて車のところへ。休憩込み2時間半の短い山歩きではあったけど、自然の大きさとさまざまな表情を感じられて密度の濃い時間だった。 |
おまけ 「アルアインってこんなとこ」へ
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