法則



恋愛の法則・・・



もしこれが具現化させた法則であったなら

少なくとも俺が日々不必要に悶絶していることもないだろう。



お互いにある程度付き合いを重ねた上、お互いに愛想を尽かすなり、納得の上の別れであるならば、

それはそれでそれなりに辛いだろうが、あくまでそれなりなんだろう。



しかし一方的に切り出される別れ・・・

別れと認識するまでも無く、連絡不能による必然的な別れ・・・

これは・・・ツラい。本当にツラい。

俺の身の上のこんな体験が既に法則として確立しつつあるのも、悲しい事実である。





例えば、だ。



俺があの娘のことを思い出したとしよう。

ほんの数日前に逢い、言葉を交わし、

そして世の恋人達がそうするように、愛を重ねる・・・

そんな関係が当然のように過ぎて行く。実はこの時こそが至極の幸せの日々であろうことには

残念ながら気づきにくいものではある。



あの娘の甘えた声、あの娘の明るい笑顔・・・

今ごろどうしてるだろう?ちょっと電話でもしてみようか、と携帯を手にしてダイヤルをしてみると
















店員「●●さんはご都合により、お辞めになりました。」



ってソープはこれだからよお!!





・・・

ってゆうか、ホントに好きになってたらどーするつもりなんでしょうね。

彼女達は源氏名だし、跡を追いようが無いですもん。いくら私が探偵でもね。

っていうか、ホントに好きになってるんですけどね(涙)。





さて、店員にそう言われた刹那においてもフリーの予約をとるあたりが、

2代目寅さんの内定を得たほどの私の前向きさである。



ポジティブ・シンキング。これは人生をより良く楽しむ法則。





小走りしながら受付の時間に間に合わせると、

ビックリするほどグンバツなナイスバディの女のコとご対面である。

不幸と幸福はいつも裏合せ。これも人生の法則。



緊張すると、自分の実力がすべて発揮できない、というのも

皆様ご存知の通りの法則。



凡作!暴発!の巻、である。



アレもしたい、コレもしたい、と

頭の中で妄想を繰り広げるも、突然訪れる

「あと数こすりで・・・ヤバイ!」というあの本能。



でもね。止まらないでしょ?皆さん。



慣性の法則なのか振り子の法則なのかは知らんが

絶頂寸前の腰の動きは、もう止まりません。





ある者は結婚を余儀なくされ、

またある者は恥かきっ子を世に送り出すことになるこの法則。



これはもう既成の法則では解明できない!



ああ・・・もう止まらない・・・と、一気呵成にフィニッシュに向かうピストン力学。

今まで現象面では頻繁に起こりつつも、名称の無いこの力学。



もはや一つの法則といっても過言ではないのでは?発見者の名にちなんで

今後はこの力学を「凡作の法則」と呼んでいただきたい。



この発見により、暴発による、残り20分もの間トークのみに徹した不甲斐なさをも忘れ





パスカルやアルキメデス、マーフィーと並んだことに悦に入る26歳、秋。







・・・とカラ元気を装うも

数週間後にはこの文章の冒頭に戻っているであろうことが、

このHPの法則。
(2001/10/1)

ええ。今日の話ですよ。今日の。