エロについて真面目に考える
えーっと。なんと言いますかね。
最近は日記のコーナーなんかでも、かなりネタを意識した構成にしちゃってるんで、
純粋に思想信条っていうか、単なる感想を述べるスペースってのがないんですよね。
だから今回は、オチがない、単なる感じた事、ボヤキをつらつらと書いてみようかな、っていう趣旨なんです。
当然エロについてなんですけども。
・・・
「変態」「エロ」なんていう言葉、私はよく言われます。
このホームページを作成してからというもの、顕著に現れていますね。
男にとって、さほど屈辱的な言葉ではないと思うんですよ。
むしろ「カワイイ」とか「いい人」なんて言われるほうが、なんか救いがない気がします。
そういう考えを前提においてですが、それでもこのホームページは、あんまりエロくないですよ。
己の恥を晒して、多分家族や親戚に見られたら戸籍を抜かれそうな勢いではあるんですが、
それでもほとんどが失敗談だったり、ネタだったり、ウソだったり。
直接的な表現は、極力避けてるんですよ。これでも。
冷静に分析しますとね、
「エロ」というどっちかというと反社会的で、アングラな世界でね
いわゆる「普通の男」が、まあ何てくだらないことを考えてるんだ！という
そんな笑いを狙っているのですね。
ですから、最近では「生殖行為」や「背徳行為」よりも
「性器」「風俗」「性交渉」なんかをキーワードに、なんかシュールで笑えることがないか？
なんてことを探している有様なんです。実際にそれをしようとかそういうことじゃなくてね。
例えば、自分ちで風呂に入っていたとします。
ついウトウトして、足しているお湯で湯船がまんぱんになっている。
気づいてすぐにお湯を止めるんですが、その時、ふと考えるのです。
「そー言えば、もしここでボッキしたら、お湯は溢れるんだろうか？」って。
・・・どーなんでしょ？不思議に思いません？
勃起というのは、血液が海綿体に流れ込んで起こる現象です。
もし勃起して風呂のお湯が流れ出ないのなら、それは何所かの体の部位が縮んでいるわけで。
そこで「ああ、俺なんてバカなこと考えてるんだ」なんて、思ってしまうわけです。
そう思ってネタにしようと考えると、こうなるわけです。
「今日、風呂でボッキしたら２０リットルほどのお湯が流れ出た。
その時俺は”アルキメデスの原理”を知った。」
・・・別に笑えないかもしれませんが、まあ下は下でも、そういやらしくはないですよね。
そういうネタで構成しているつもりではいるんです。
最近「わああっ・・・エロいなあ！」と感じるのは、むしろ違う部分ですね。
それは女性のＹ談なんです。
当然オフィシャルな場面とか、普通に接している場合には、そういう会話を聞く状況ってないけど
オーバーゾーンに入っている合コンなんかでたまに聞くと
「うわあ」って感じですよね。なんだか生ナマしくて。
最近はネットかなんかで、女性のＹ談とか体験談を見ることがありますが
「ホントかよっ！」とか「スゲーことやってんな！」って感じで、意外と興奮します。
今、一番ヤラしいんじゃないですか？この分野が。
私もエロに関してはそれなりに言葉を持ってるんですよ。
初めて裏ビデオを見たのが小学３年生でした。自分で借り出したのは中学１年の時。
でもローティーンの頃でも、それなりに”エロの程度”というものは理解してたんですね。
初めて借りたのは「くりいむレモン」でした。さすがに実写は恥ずかしかったので。
今じゃあエロアニメ借りるほうが恥ずかしいけど。
「くりいむレモン」→「宇宙企画」→「アリスＪＡＰＡＮ」→「ＳＡＭＭ」→「Ｖ＆Ｒプランニング」・・・
ピンときました？大体清純派としてデビューしたＡＶ女優でも、
この流れでだんだんハードになっていく。まあ私の趣味のこの流れでハードになっていくのですね。
余談ですが、中学３年の頃になると「宇宙企画」程度のソフトさじゃあダメでしたね、もう。
「乳だけじゃねーかよ。カラメよ！」ってな具合でね。当然ちょっとエスカレートして
「シネマジック」とかに行ってしまったり・・・ＳＭですよ、ＳＭ。
行き着くところに行き着いたなあ。じゃあ次は？となると
不思議なことにまた「宇宙企画」に戻ったりしてるんです。「何か新鮮だなあ」なんて。
今までこのローテーション。５〜６巡しましたかね。
おかげさまでホモやネクロフィビア（死体愛好）などのディープな世界以外は
知識的には、かなりのものになっている、と。そういう訳なんです。
でもＡＶって、結局は「擬似現実性」とか「覗き願望」じゃないですか。
「うわ。こんなカワイイこがこんなことしてる！」とか
「おっ！スゲーことしてんな、コイツら。」的な部分があって
まあ説得力ないけど、こういうワザワザ借りる要素があるわけでしょ？
逆説的にいうと、かなり早熟に性に目覚めた私としては「ホントにこんなことをしてる奴」ってのが
率として、そんなにいる訳がないじゃん！というのが本音だったんです。
それが昨今の「女性の告白」で、こんな奥ゆかしい考えが、音をたてて崩れさった、と。
考えてみれば、女の子って「小学生からＡＶ観てる」ハードな子っていなそうですよね。
ジャニーズの誰それが好きだ、とか野球部の誰それが好きだ、とか
そんな感じじゃないですか？
それが年頃になると、言葉は悪いけど当たり前のように男と付き合い出しますね。
それで相手の男も、ＡＶなんて未成年でも簡単に見れますから、それなりに知識はある。
じゃあバイブを使わせろ、だ、アナルでやらせろ、だ。ってことになりゃ
いくらアレでも「みんなやってるよ。」っていわれりゃ、ああそうか、ってことになるんですかね。
私、教育者じゃないけど、これってかなりヤバイと思います。
よく残虐な映画を観て、「社会通念上よろしくない！」なんて教育ママが叫び出す。
「バカじゃねーの？実際には映画見たからって人は殺さねーって！」と思うけど、
エロ行為に関しては、実際に感化されますよ。法律に触れないんだから。
ＡＶでフェラチオ、バイブ、アナル当たり前！だったら、じゃあヤルのは当たり前？って話。
さんざん己の恥を書いてきた私でも、この話はホントに恥ずかしいけど、
ちゃんとした出会いをして、ちゃんとした手順も踏んで、
一般的にはよくある流れで、エッチに流れ込んだ経緯も、意外でしょうが、あるにはあります。
そこでビックリしたのが、その子が別に頼んだわけでもないのに、フェラチオを始めた、と。
意外に思って聞いたら「それなりに経験してるもん。当たり前でしょ？」ですと。
嬉しい？嬉しいですけど。でも「何かヤラしくないなあ」なんて思いましたよ。贅沢？
「あれしたい」「これしたい」と欲望を抱える野郎にとって、隙の多い女性って魅力です。
魅力・・・っていうか、「今夜デキそうだぞ！」って思えば、紳士にも野獣にもなりますよ。
ただ、あらかさまに女の子が当たり前にエッチとか、エッチの話をしてると 、ヒキますよ。
「付き合ってるんだもん。エッチするのは当たり前でしょ？」
「この間、ラブホテルでさあ・・・」
「彼氏のアソコ、大きくて口に入らなくて・・・」
「目隠ししてヤッたら、意外と良かった。」
「縛られた後が残っちゃって困った。」
「顔射されたら、鼻に入っちゃった・・・」
「彼氏に頼まれて、飲んだらオエッとなっちゃった・・・」
・・・
確かに下半身は刺激されるけど、脳みそは刺激されないね。
要は、エロも飽食の時代に入ってるんですよ。特に女性が。
ハワイ旅行に行きました。ダイビングの免許取りました。エステに行きました。
イタリアンの店に行きました。
この間、海の見えるホテルに行きました。
エッチしました。フェラチオしました。顔射されました。目隠しされました。
後ろでエッチしたら気持ちよかったです・・・
って、女性の性の解放に反対する気はないけど、言わないだけでみんなこんなことしてるんなら、
あんまりエロくないなあ・・・って思うのは私だけでしょうか？
江戸川乱歩の中篇傑作「陰獣」という作品で、楚々とした和服の未亡人が登場します。
上品で、礼儀正しいその未亡人が、主人公に対して丁寧にお辞儀をすると、
ふと襟足に、鞭で叩かれたような妖しいミミズ腫れの傷跡が・・・
「えっ？何？どうしてそんな傷がついてるの？あなた何してるの？
もしかして、夜な夜なＳＭチックなことしてるの？おやめなさいよそんなこと・・・」
と考えつつも主人公、心の中では（今度俺にもさせて）と思っている・・・
まあ、なんてエロいんでしょ。
こんな感じのエロ感覚をよしとしてると、エロ告白メールなんかで女の子が
「これを書いてる今も、ローターを入れて感じてます。あ〜ん。」
的な文章に、とりあえずは「ガツーン」とくるけど、まあすぐ覚めますね。
じゃあ俺は電動ももこチャンにチンチン入れながらエロネタを書いてるのか、って
断じてそんなことはないわけで。
”漢”として目指すエロの高みは、そうですねえ、「エロのグルメ」ですかね。
しかも「美味しんぼの海原雄山」級の。
キャビア、フォアグラ、トリュフやトロや霜降りって、わかりやすいのもいいけれど、
魚の骨の周りの肉とか、ほじくりゃめちゃくちゃうまいものもあるよ、ってな感じもいいですね。
とりあえずはこのホームページ。エロを素材としたバカネタ、自虐ネタですけど
いずれは脳みそがガツーンと勃起するようなエロの世界を書き上げることが出来たらなあ、と
そう思って日々日記を更新する毎日なのです。
・・・と、オチもなく、淡々と私のエロの世界観を述べたわけなんですが、どうでしょう？
さして毒があるでもないので、反響は少ないかも知れませんが、様々なエロ観に興味があります。
ご意見、ご批判、どしどしお便りを。