ゼミナール


こんな俺ではあるが、
過去には輝かしい栄光もある。

実は俺はタイトルホルダーなのだ。



学生時代、とあるゼミナールに在籍していた。
どうやら有名なゼミらしいが、その教授が俺の面接時に、

なんて立派な茶髪なんだ!

と、その点のみ非常に高い評価をし、入ゼミに至った。



そのゼミでは毎年、催し物があるわけだが、
俺のいた年には、
「ビーチクメーナーコンテスト」なる大会が催された。

勘のいい方。その通りです。
そのタイトルホルダーなのです。私は。



ルールはいたって簡単。
Tシャツの乳首にあたる部分に穴を空け、乳首を出した後に
両手に赤と白の旗を持つ。
そしておのおのの乳首の前に2人の男が顔を近づけ、
スタートの合図とともに、一心不乱にナメだすのだ。

一定時間経過後、気持ちが良かったほうに旗をあげる。
これをトーナメント方式で行う。



残念ながら女性の参加者はいなかった。
しかしそれが幸いした。

横山ノック前知事なみに女性の扱いに長けていない俺は、
女性の参加者がいたら、その実力の半分も出せていなかったであろう。

結果は2位を圧倒的に引き離し、当然のように優勝。
こんなに鮮やかな「圧勝」は、俺の人生の中で他にはない。




ちなみに女のゼミ生の激しい反対により、このトーナメントが翌年より中止。
必然的に、6・7年
ディフェンディング・チャンピョンの座に君臨しているのである。



世の中、捨てる神あれば拾う神あり


どんな人間でも、探せばひとつぐらいは長所があるものである。
だから世の中そんなに悪いもんじゃないよ!みんな!
挫けず生きていこうよ!!

・・・これが言いたかったのである。










ちなみにこのゼミにおける俺の公式な記録
これ以外には全く存在しないらしい・・・

(2001/6/15)


今度はいつ来るの・・・