ニーマン


バイト仲間のそのまた友達、
「ニーマン」というあだ名の”漢”がいた・・・

その男、二十歳を超えても、
「岩のような」童貞であったが、それでも相当のエロであった。



エピソードがある。
当時、彼の家にはビデオが応接間にしかなく、
彼はその日に入手したビデオを、夜の訪れを待ち、
そして鑑賞を試みようとした・・・

しかし、
試験勉強で根を詰め、応接間で寝てしまっている妹がいる・・・

普通の人間であればその日はあきらめて、自らの布団で眠りにつくところだが、
・・・ニーマンは違った。

極限にまで高められたコンセントレーションにより、
いきり立つ「白い巨塔」を抑えられず、
イヤホンを装着し、エラい勢いでシゴき出したという。

イヤホンをすると、周りの状況がわからなくなるばかりか、
自分の声も大きくなる、という法則を彼は知らなかった。




「あふう。」
とか

「うっ!」
という類の奇声を発するニーマン。




妹が目覚め、「何?」と顔をあげた時、
何故か
「栗の花の匂い」を発する白濁液が顔に付着したという。







「妹にガンシャした男」として、
ニーマンの伝説は瞬く間に広まった。




どうすれば精子が宙に舞うのかは解らない。
自慰の方法も人それぞれであろう。
しかし、それでも俺は不幸な事故に遭ったとしかいいようのない、
彼の妹がまっとうな人生を送らんことを望むばかりである。










ああ。当然、
「ニーマン」はオナニーマンの略だ。

(2001/6/15)


気持ちよかった?ウフッ。