昨日書いたように、本日は合コンである。
私のキャバクラの師匠、『バンブー君』がセッティングしてくれた。
木曜日も合コンだったので、一日開けてのハードスケジュール。
残念ながら、この2回の合コンは”漢会”ではなく、
私はまるで助っ人外人のような感じで参加した合コン。
詳しくいうなら、木曜日の合コンも、今回の合コンも4対4だったのだが、
私の面識があるのは、男チームの1人のみ。
6人の男女は『はじめまして』から入るわけだ。
とりわけ第一印象で勝負の出来ない私は、まず
女性とのコミュニケーションを図るという激務があるわけだが、
この2回の状況であれば、
それ以前にチームの男性とのコミュニケーションを取らねばならぬ。
しかしながら木曜日は39歳男性バブリー組とのコミュニケーション。
今回は3人、男前という、
なんとも共通点を探すのが大変な展開を強いられる。
ナメちゃあいけないよ。俺を誰だと思ってる。
その困難な状況を乗り越え、宴の終盤には
(39歳、職場の上司)
「君は職場以外では実にいい仕事をするな。」
(男前)
「今日はあなたに逢えてよかった。感動した。」
・・・とまあ、
双方の男性陣に好評を博した、と、そういうわけです。
伊達に回数はこなしておらず、
さすがプロ!と、便所の鏡に向かって自画自賛。
しかしながら、
男性陣の満足は必ずしも女性陣の私に対する評価には繋がらず
はっきりいうなれば、私一人モテてしまうのであれば
間違えなく男性陣の評価を得ることはないわけです。
そう。まさしく縁の下の力持ち。
俺は番頭さんじゃね~!
早くプレイヤーになりてえ~!
・・・
と、ちょっと心の叫びを文面にしつつも
美人に囲まれて、それなりに楽しんでいる自分に乾杯、だ。
内容、と言えばいつもの通り。
「宮川大輔に似てる。」
「おすぎに似てる。」
「オヤジくさい。20代に見えない。」
「エロい。」
「そういえば伊集院光に似てる。」
などと、まがりなりにも毎日文章を構成する人間にとって
何度も同じ文章を作成することが憚られるので、
今日の会話の内容は、ちょっとはしょることとしよう。
私が思うに、私というキャラクターは
男女とも通用する認識でいうと、『寅さん』なのだろう。
そりゃあ、宴の席に『寅さん』が一人いれば
周りのみんなは楽しいだろう。
隣のタコ社長なんかは大喜びだ。
多分、同席するに留まる女性も、楽しいひと時を過ごせる。
が
アレが家族になると思うと・・・だね。
私がかなりの回数、合コンに参加しているのにもかかわらず
一件も約定が取れていないことに首をかしげてはいたのだが、
寅さんも全48作にも及ぶ恋愛絵巻の中で、
すべてがかませ犬に終わっていることを思えば
なるほど納得、である。
でも、いいの。
「今度、俺の連れとも飲み会しない?」
と、さりげなくメールアドレスを渡す。
多分、送られてくることのない彼女達からのメールを確かめるため、
一日にアウトルックの『送受信』を20回ぐらいクリックする自分が
結構、好きなのである。
今日も私のアドレスを教え、「君のアドレスも教えてよ。」と尋ねたが、
どうも、女の子はアドレスを思い出せない模様。
「あれ~?会社のアドレスって、どんなんだったけ・・・」
・・・多分、今回もメールはこない。
そんなことを考えていると、
携帯から『勝手にしやがれ』(メール着信)が鳴る。
●●ちゃんという、ウォータービジネスの女の子からだ。
「●●はお店を変わりました。上野にあるお店です。
もし上野に来ることがあったら連絡してくださいね。」
一度しか行った事のないお店なのに、なかなか律儀な子だ。
やはり私にはお水の花道が似合っているようだ。
これからもフーテンならぬフーゾクの寅さんとして生きていこう。
早速、返信である。
「今度はどんな店なんですか?」
数分後、返信のメールが入る。
「今度もお触りなんですけど、
胸だけなんで無理なく働けそうです。
それにしてもこの間はありがとう。
●●のおなかの痛いのを心配してくれて。
あなたの優しさにちょっと感動してしまいました★」
ごめん。
それ、俺じゃないや・・・
全く心当たりのない行為につき、
宛先を間違えている可能性が大ですよ●●ちゃん・・・
そろそろ俺、死んだほうがいいのかも知れない・・・
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